清潔と日本人
先週土曜日から風邪を引いていて,気温の変化がどうも変な様子なのでなかなか直りません。
夜勤の仕事に出かけるときは何とか元気なのですが帰りは異常に足が重くなって20m歩くごとに止まって深呼吸するほどの状態になります。
狭心症の気もあるし,いつ逝くかわからないのでブログも少し手を抜きます。
「日本人は世界一清潔だ。」などといわれて嬉しがっている人々もいると聞きますが,私に言わせれば,「くそくらえ」ですね。洗濯や食器洗い,風呂に何のこだわりもなく野放図に,日本ではほとんど只(無料)の水を使う。
果ては,電気釜で米を炊くのに,米を洗うのも含めてペットボトルのミネラルウォーターを使う人もいるらしい。
中東などの砂漠では水はとても貴重です。飲料として以外に使うのは想定できないことです。リンゴを落としたからといって水で洗ったりはしない,ズボンなどで拭けば済むことですね。
日本の今の子供たちは,リンゴも皮をむかなければ食べられない子も多いと聞いています。
昔はさびた水道の蛇口に口を寄せてサビの混じった水を喜んで飲んだものですが,今は水道の水をそのままでは飲まない人が多い。
日本も只であったはずの水を買う時代になっています。他人のことは非難しても,私もそういう傾向になってきています。
日本人よ,清潔というのは贅沢なのだということを思い知るがいい。
「名誉白人」と呼ばれたり,「清潔大国」と呼ばれて喜んでいる飽食日本よ!,くたばってしまえ!! 未だ世界の全員を賄うに足りる地球全体の食糧需給が成立していないにも関わらず,一部の人間は肥え太り,グルメだダイエットだと抜かして喜んでいるようです。
まあ,私のような貧乏人のひがみかも知れないけれど,かつてデブでもあった私は,今それを恥じています。
何かがおかしい。しかし今日は疲れたので,このくらいにします。
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コメント
どうも、とおりすがりさん、コメントありがとうございます。TOSHIです。
いや、別に「外国人にほめられたい」というのは近代から今の話で「江戸時代以前」はなかったでしょう。まあ、その部分に主眼があるわけではなく「もったいない」という感覚の欠如とか「飽食日本」とかいうほうに主眼を置いています。
「グルメ」とか「ダイエット」とかの大騒ぎと、「清潔」というものを同じ俎上に置いて、世界の飢餓に苦しむ人々にどう顔向けができるのか?ということを述べているつもりなのですが。。。。
私も「清潔」にこしたことはないと思いますが、そもそも「清潔、不潔」という価値観は衣食が足りてはじめて持つものだろうという感覚を持っています。
飲料水として「貴重な水」を物や身体を洗うために使える日本人は神話の時代から衣食も水も足りた幸せな人々だなと揶揄しているつもりです。
私の場合は「うがった見方」しかできない性分ですなどと、平気で開き直ったりをする「へそまがり」なものですから、私の勝手な価値観が気にさわったらご容赦ください。
TOSHI
投稿: TOSHI | 2006年9月30日 (土) 08時35分
別に白人に喜ばれたくて江戸時代の人は上下水道を整備したり、汲み取り式便所作ったり、毎日風呂に入ってた訳ではないし
水や塩による清め、浄、不浄の概念はそれこそ神話の時代からあります。
穿った見方をしすぎではありませんか?
投稿: とおりすがり | 2006年9月30日 (土) 00時39分