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2006年7月14日 (金)

花見の思い出

 この時期に花見の話題でもないだろうとは思いますが,私の頭の中は年中,盆と正月と花見が同居したような状態なので,つい思い出した会社員新人から中堅時代である1970年代後半から1980年代ごろまでの花見の思い出を書いてみたいと思います。

 新人1年目のときは会社に入ったばかりで,花見のときは研修中でまだ配属されていなかったし,そうした余裕もなかったのですが,2年目にはさっそく幹事にされて場所取りなど色々やらされました。

 特に,今から思えば冗談だったのですが,先輩たちに「社長から酒を一本もらってこい。」と言われたのを真に受けてしまった私は,会社の3階の総務部の先にあった社長室に入ろうとして総務部社員に「コラコラ」と引き止められたのに,もみ合いから無理矢理部屋に押し入りました。

 そして,天下りの社長に向かって「花見をするので酒を一本ください。」と言ったら,社長が「酒を飲めないものに酒をくれっていっても。。」とか言ったので,「お中元とかお歳暮とかあるでしょうに。。」と言って,結局無理に新しい日本酒の五合瓶をもらって意気揚々と戻っていったことがありました。

 これは,後にも先にもなかったことらしく,豪傑話のようなエピソードの1つとして語り継がれたようです。

 まあ,社長といっても当時はせいぜい社員150人程度の新興の会社でしたから大して恐れる必要はなかったという事情もあったのですが。。。

 そして,当時の私は,新人にもかかわらず,技術屋系の男子社員と庶務の女子社員の集まっている4階フロアの一角の自分の机に,今ならセクハラものの「山口百恵の水着写真集」などが,「ロートレアモン詩集」と並んで,堂々と本棚にささっていました。

 また,新人1年目にもかかわらず,新宿の「オレンジハウス」というお店での先輩のMさんの送別会で,当時はやっていたピンクレディの「UFO」をでたらめな振付けで,床を転げまわって唄いながら踊りまわって,みんなにあきれられたことなどもありました。

 そういったわけで,私があまり酒は強くないくせに,ほぼ素面の状態でも平気でハメをはずすのを先輩連中はよく知っていました。

 そこで,毎年千鳥ヶ淵でやったお花見では,初めの頃にでもちょっとトイレで席をはずして帰ってくると,もう全員手拍子で"チャンチャンチャン"と伴奏が始まっていました。

 そうすると,私は性分で,もうノラざるを得なくなって,リクエストに応えて「UFO」をフルで3番まで唄い踊りまくったものでした。

 それ以外にも,いろいろと「焼酎の歌」や春歌である「お万さんの歌」や「金太の大冒険」,「吉田松陰」,「ヤッターマンの子供」など,まだ,カラオケもない時代でもありましたし,知っている花見用の歌を全部唄いまくったり,おヤマのまねで日本舞踊をまねたりして余興で場を盛り上げました。

 そこで,既に女子だけは配属されていた新人社員達は,前日までは私のことを「真面目で誠実そうな人」という目で見ていたとしても,花見の翌日からは「この変態野郎」という目つきに変わるのを毎年のように感じていました。

 しかし,私のほうは翌日には,けろっとして知らないふりをして,むしろくそ真面目に仕事をしていましたね。

 酒に関しては,酒の力を借りて,というのは嫌いだったので,「素面でできないことを酒の勢いでやるな。」というのがモットーのようになってしまいました。

 しかし,素面でやるとさすがに変態と思われるので,今では少しでも酒を飲んでからやるようになりました。

 カラオケはもちろんやりますが,それだけでは面白くないので詩吟や浪曲,落語や歌舞伎の一節などでお茶をにごしたりしています。

 実は,46歳(私が15歳のとき)で死んだ今でも尊敬している私の親父が酒もタバコもやらない(養命酒しか飲まない)人間なのに,会社といっても公務員でしたが,宴会では腹に顔を書いて目を剥いて腹踊りなどをしている写真を子供のころよく見せられたりもしたので,その影響があるのか,または兄姉の中で私だけがそういう血を引いてしまったのかもしれません。

 私の残り3人の兄姉は酒もタバコもやらず,しかも文科系人間で,いたってまともな人生を送っているのに,私だけが悪い血を全部受け継いでしまったかな,という気持ちもあります。

 まあ,自分がそうした変態なのは自己責任だから仕方ないし,極楽トンボなのも悪くはないですね。

 まあ,自己を客観的に見ると,未だに見掛けと行動のギャップを売り物にしている,イヤらしい自分が見え隠れしているようでもありますね。

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                       TOSHI

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