経済制裁という名の宣戦布告
国連安保理事会で全会一致で北朝鮮制裁決議が通ったそうな。。
日本でもテロ特措法の延期が国会で可決されたらしい。そして日本政府も経済制裁への道を歩んでゆきつつあるらしい。
しかし,国連安保理なんて名前ばかりで,内実は世界の警察を標榜する米国を中心とした大国主義のエゴの象徴です。
いつから,日本は他の国を制裁できるほど偉くなったのでしょう。
制裁というからには,自らが神のごとく絶対的正義を断行する,などという思い上がった思想が根底にあるのでしょうか。
たとえ"気違い"が刃物を持ったからといって,彼の支配する国を制裁することに何の理があるのでしょう。
大量殺戮兵器を持っていても貧乏な弱小国であることには変わりなく,それを"イジメよう"と宣戦布告するのはいかがなものでしょうか?
まだ,”おカゴでホイサッサ"の江戸時代の国を自分の国の体制と違うという理由で制裁とはおこがましい。内政干渉もいいところです。
核がどうしたというのか?
かつて敗戦時には自衛権さえ放棄したのではなかったのか。。
かつて,9.11の後に米国でなされたアフガン報復決議にただ一人反対した勇気ある黒人女性下院議員バーバラ・リーなる人がいたという。
彼女は脅迫やイヤガラセにも屈しなかったといいますが,今となっては彼女の方に理があることは間違いないでしょう。
日本の国会議員は自民党から共産党までいずれも俗物ばかりで,こうした独自の反対行動を実行できる者などいないようです。
世論におもねるのはニュースを商売とするマスコミという輩と同じです。
政治家というより政治屋というべきでしょう。
「赤信号みんなで渡れば怖くない。」というのはもう古いギャグですが,現在の心境は「核ミサイルみんなで当たれば怖くない,みんなで死ぬなら怖くない。」というところでしょうか?
かつてゼロメートル地帯に住んでいたときは大地震が来たら死ぬのも仕方ない,という覚悟ができていました。
そう,不意に核攻撃されたらそれはもう仕方ないのです。
核の傘の中にいようが自分が核武装しようが,防げはしません。シェルターにでもこもるくらいしかないでしょうが,貧乏人にはどうしようもないです。
もっとも,「かの国」を追い詰めても暴発して"真珠湾攻撃"が起こるとは思えませんね。金正日将軍にはそんな度胸はないし,軍部もそうだと思います。
かつて,一億総玉砕を唱えて竹槍の訓練までした国とは国民性が違うのでは?と思います。
まあ,何が言いたいかといえば,覚悟もなしにこちらからケンカを仕掛けるポチにはウンザリだということです。
この国には民主主義というのは根付かない。ファッシズムに似たものしかないようです。
話は変わりますが,都会の殺伐とした空気は何とかならないものでしょうか?
先日も巣鴨の地下鉄ホームで電車を待っていたら,何か足を棒でこづかれたのでよく見ると目の見えない若い女性の白い杖がうろうろしています。
こづかれた人々はよけるだけで何もしません。見かねて左腕を取って盲人用の黄色い線の上に並ばせてあげたら,実は上の改札口まで行きたいと言います。
盲人でも,いつも通う道なら他人に頼らずとも行けるはずと思ったら,その日は山手線で人身事故があって不通なのでやむなく地下鉄に乗ったらしいです。
そこで身障者用のエレベーターに案内したら,まだエレベーターが来ないのにコツコツと杖でさぐっています。
これは仕方ないと思って電車を1,2本やり過ごして一緒にエレベータに乗って上の改札口まで送ってきました。私も時間がなかったのでそこで別れましたがその後も少し心配でした。
いつもはこうした偽善的行為はしないし,行為そのものの自己満足によって既に報われる,ということで余りやりたくないとも思ってますが,あまりにも殺伐としていて他人の無関心に呆れたのでやっただけです。まあ、自慢話ですが。。。。
もっとも若い女性だし目が見えないのでこちらの老醜も見えないはず,というスケベ心があったかもしれません。
相手がクソジジイやクソババアならやらなかったかもね。。。
ああ,それにしてもむなしい,生きることは死ぬより苦しいものですね。
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