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2006年12月12日 (火)

1988年のオードリー

 今年も暮れになったので,例年通りユニセフから募金の申し込み書が送られてきました。

 数年前に,ほんの気まぐれで募金したのですが,つい習慣になって大体毎年2万円くらいの偽善活動をしています。

 去年などは,借金まみれで年が越せるかどうかわからなかったのに,見栄を張って借金までして募金しましたが,今年は年が越せそうなので,どうせ飲み代に消える分を募金しました。

 こういうことは,人知れずする行為で,自慢たらしく自分から述べることではないのでしょうが,まあ慈善活動ではなく,色々な罪ほろぼしの意味の偽善活動ですから「,許されるかなぁ?」と思います。

 それにしても,今回,送られてきた封書の中の,1988年の58歳か59歳でユニセフ親善大使になって子供を抱いているオ-ドリー・ヘプバーンの写真は,

 「ローマの休日」の彼女に勝るとも劣らないくらい美しいと感じるのは私だけでしょうか。

 これから4年くらい後の1993年1月に彼女は亡くなっています。

 ここに,こういう写真を掲載するとユニセフから著作権か肖像権でクレームが来るかもしれませんね。

         

       http://www.unicef.or.jp/top1.html

  彼女とか,プリンセス・ダイアナとかの活動は,所詮は「蟻の街のマリア(北原怜子さん)」などと同じく,お嬢様のお遊びかもしれませんが,だからこそ心打たれるものもあります。

 例えば,著名人のはした金であるだろう1千万円の災害援助の寄付金と,私の借金までした身銭を切る2万円の募金,綺麗事を言ってみても,結局は額が大きいほうが喜ばれ,より役に立つのです。

 ですから,偽善活動でも,大いにお勧めしたいものです。

 世界は博愛では救えないのか!!

 過激なフランスの天才数学者エヴァリスト・ガロアの親友:オーギュスト・シュヴァリエは空想的社会主義のサン・シモン主義者で,過激な反政府活動をするガロアの身を案じていました。

 彼は,本当に博愛で世界を救えると思っていましたが,

 ガロアは,愛というものは憎悪の後に来るもので,友に"憎悪が世界を変えた後に愛が来るのだ。”と主張しましたが,この友には理解できませんでした。

(※↓レオポルド・インフェルト著市井三郎訳「ガロアの生涯~神々の愛でし人」)

 ガロアの生涯―神々の愛でし人

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