大麻は身体にとって危険か?
最近,大学生,相撲取りや芸能人などで大麻所持とか大麻栽培とかがあって,社会問題となっているようです。
まあ,日本ではそれらは法律で禁止されている行為ですから,それで摘発され罰せられるのは仕方ないことでしょうが。。。
しかし,法律違反はともかくとして,それを抜きにすると大麻,あるいはそれから作ったマリファナタバコなどは,巷間でプロパガンダされているほど本当に身体にとって危険な存在なのでしょうか?
取り締まる側と,世論に根ざすスポンサー様の手前,取り締まる権力の尻馬に乗って正義を気取らざるを得ない御用マスコミが"危険だ危険だ"と騒ぐのはわかりますが,大麻は麻薬じゃないし私自身はいろいろな情報やこれまでの経験から考えて,大麻,マリファナは普通のタバコや酒,あるいはコーヒーなどと比較して,それらと同程度か,それ以下の向精神作用しかないもので,騒ぐほどのものではないと思っています。。
精神ではなく肉体に対する害なら,大麻は長い目で見てタバコが肺がんなど肺に悪いという程度以上のものではないでしょうし,また精神に害があるというなら,コーヒーのカフェイン程度でしょうから,頭には,お酒の方がはるかに効くと思います。
中毒になるというなら,お酒によるアルコール中毒以上のものではありませんね。法律的にも大麻取締法は麻薬取締法とは別で,かなり軽いものです。
百薬の長でも度を越せば危険なのは当然ですが,だからといって禁止すればいいってもんでもないでしょう。
軽犯罪だというなら,立小便や歩行者の信号無視でも犯罪ですし,また日本には売春禁止法があって売春は法律で禁じられているけれど,売春という犯罪はソープランドなどでは公然と行なわれていて,立小便と同じく,最近摘発されたと聞いたことはほとんどありません。
昔飲み屋で知り合いだったデンマーク人は,日本じゃダメだと言ったのに,酒を飲みながら堂々とマリファナタバコをやっていたし,彼の副流煙を吸った程度では私の肉体や精神への影響は,よくわかりませんでした。。。
私自身も,30年以上も前だからもう時効だと思いますが,東京に出てきて入社直後の頃,同期の金持ちのドラ息子H君に,マリファナタバコをもらって面白半分にやっていたことがあります。
しかし,そもそも素面ではほとんど効かなかったので,ウィスキー飲んでやったらやっと効きました。
しかしラリッたのは,マリファナのせいなのか酒のせいなのかがよくわからない程度でしたから,その遊びはすぐやめましたね。。。
少量だったから頭に効果がなかったのかなぁ。。。
精神に効く薬というなら,私自身30年くらいうつ病をやっていたので,トランキライザーなど過敏すぎる精神活動を麻痺させて鈍らせる薬や睡眠薬などは常用していました。
私のは中毒性はないようですが,精神活動を麻痺させる薬は,切れると逆に覚醒作用が強くなるようで,切れたときの状態が覚醒剤を飲んだときのようではないかと想像しています。これは常用している頃に,飲まなかったときには寝ようと思っても眠れないですね。
去年4月の心臓手術の直前には,全身麻酔が効きやすいというのでハルシオンを頂きましたが,それが頭に効いたかどうかわからないうちに麻酔で意識がなくなったみたいです。
大麻というより,麻薬などの薬物中毒という意味なら,まだ危険と思われていなかった頃のユングと並ぶ精神分析学の祖であるフロイトのコカイン中毒も有名です。
音楽活動や美術創作をするアーティストなどは,その向精神作用で高揚し神を見ることを夢見るらしいですが,実際,"天才と何とかは紙一重"と言われることもあります。
"サヴァン症候群"など一部の精神病の中には,外科的な脳の病のために天才的な才能を持つ人々もいるらしいし,逆にモーツァルトなど天才と呼ばれる人の中には,精神病ではないかと思われるような尋常ではない性癖を有する人が多いと聞きます。
山下清画伯="裸の大将"も,ある種の常識的能力を犠牲にしたおかげで,芸術家しての才能を得たのだといえるかもしれません。。
だからといって,薬物の向精神作用の美点のみを強調して肯定的にばかり捉えるわけにはいきません。
実際,わが愛すべきビリー・ホリディやバードことチャーリー・パーカー,そしてジャニス・ジョプリンなどは,彼ら彼女らがアーティストであるからというよりも純粋な心の持ち主故か,精神的に傷つきやすく,世間から生きることを拒否されたのかで,薬物に依存して逃避した末に,早々と命までも失ったという悲しい事実があります。。。
彼らが早世したのは,神に愛されたためでもあったでしょうが。。
いずれにしろ,彼ら芸術家のヘロインとかの薬物中毒とは異なり,大麻は酒ほどの危険性もないと思います。
大麻での酔っ払い運転などあるかどうかは知りませんが,そうなら酒と同じく運転時はやめたほうがいいでしょう。
アメリカなどでは州によって大麻が違法なところと合法なところがあるようです。要するに日本で問題になるのは,法律で規制されているという理由だけなんですね。悪法でも法は法というわけです。
今は封建時代ではないですから,淘汰されてそれほど理不尽な法はないようですが,昔,島原の乱で天草四郎が殺されたのはキリシタンを禁止する法律のせいでしたし,江戸時代の水戸黄門の時代の"五代綱吉=犬公方"の一時的な「生類憐れみの令」という法律は,犬を虐待すると死罪になるというようなものだったらしいです。
今でも,中東のアラブの国ではイスラム教徒以外がそこに入っただけで死刑になる宗教的建物(ムスリムかな?)もあるらしいです。
現在の日本では,入管法なども悪法と思いますが。。
また,話は少し違って売春ですがオーストラリアやニュージーランドでは州によっては売春さえ合法らしいです。
キャンベラでは,そこの女性市長が売春を観光の目玉としてキャンペーンをしているらしく,日本の"健全な"夜のはとバスのような形式で,夜の買春ツァーがあるらしいです。
日本でも,売春は違法ですが,詐欺や暴力など他の犯罪がからまない限り事実上黙認されています。
一般に法律で禁止されると裏でやるしかなくなり,それに関わる商品は必ず高価になってマフィアや暴力団の資金の温床になるようです。
いい例が,アル・カポネなどシカゴのマフィアが暗躍した過去のアメリカの今では悪名高い酒を禁止した「禁酒法」です。
この法律があったために,本来安価であるべき酒の価格が無茶苦茶に高騰して,これがギャングの資金源になったのでしたね。
今の日本では,麻薬と並んで大麻も禁止されているので高価です。
普通のタバコに比べてマリファナタバコが高価なのは,禁止されているためですね。性の解放に関するものでは,アダルトグッズは安くなっていますが売春そのものは,まだ赤線が許されていた頃より高価ですね。
あ,別に法があるから高いので解禁してくれと私が思っているとかの理由でこれらの法の是非を問うているのではないです。
法規制と高価な商品の因果関係としては,こういう例があるよと述べているに過ぎません。
まあ,いずれにしろ権力が何を禁止して何を解禁するかということを決める基準は,別にわれわれに害があるかどうかではなく,自らの権力,あるいは治安にとって脅威になるかどうかということだと思います。
その昔,太閤検地,刀狩りといって庶民から武器を全て取り上げ暴力装置を一方的に独占し,現在も銃刀法取締法などで規制しているのも表面上は武器が我々にとって危険で害があるためとされています。
そうした側面も無きにしもあらずですが,本当の意図は何ら太閤秀吉の頃と変わらず,大差ない理由でしょうね。
PS:先日某TV朝日のドキュメンタリーで,介護業者と介護される老人がグルになって介護保険を詐取するという保険の悪用を東京都のどこかの区の職員が追跡して差し押さえ取り締まるというドキュメンタリーをやっていました。
そのTV局は,以前にも目や耳が不自由でないのに,その振りをして身障者手帳をもらっているという詐欺についてのニュースを特集していました。
それらは事実だろうし,それらが不正であって,それを防止する目的の報道は決して間違いではなく,そうした詐欺行為があるから本来受けるべき人への資金不足が生じるというニュースの意図は私にもよくわかります。。
(三面記事になりそうな犯罪はこうした詐欺も含め,それこそ日常茶飯事で特集を組むに困ることはありません。
逆に全ての日常犯罪を記事にすることは物理的にも不可能なので,題材の取捨選択は局の自由ですが,そこに扱う人間の意思が入りますね。)
しかし,以前にも本ブログの記事で指摘してきましたが,私自身がごく軽いとはいえウソではなく障がい者であるという理由もありますが,本来それら不正な受給を取り締まるべき公務員の側に,より多くの不正があるというのが現状での主要な問題だと思います。
保険や年金などを受ける側に不正があるということを強調して,そうした不正の可能性があるから,それらをたやすく受給するわけにはいかないという意図にも見える御用マスコミ感覚のニュースばかりを何故,今ことさらに流すのかを問い糾したい気分です。。。
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コメント
同時に使う人が多いから大麻がタバコに発がん性を押し付けてたってのがあったようですね
まぁタバコの肩身がせばまってるなかで
タバコがいいなら~理由も弱くなっちゃったね
さらに酒も例によくあげられるけど
酒よりも時と場所を選ばない物で
気持ちよくなったアホが
その辺をうろついてるなんていやだね
投稿: | 2010年3月24日 (水) 08時47分
以前はタバコよりも大麻の方が健康被害が少ないというのが通説だったと思いますが、最近の研究ではタバコよりも少し害があるという結果もあるようです。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=07/08/04/1636256
まぁ、たいした違いはない気もしますが。
大抵の嗜好品は度を過ぎると身体に悪いと思いますので、何を禁止するかは恣意的なものがあるのは否定できないと思います。日本では以前は規制はかなりゆるかったと思いますが、だんだん厳しくなってきてるんでしょうかね。
投稿: 耕士 | 2008年11月 5日 (水) 23時37分