散乱の伝播関数の理論(19)(応用5)
散乱の伝播関数の理論の続きです。
実は,引越し後の科学記事として共形場の理論の続きから再開し
ようと画策していたのですが,その考察中に少し躓いてしまい,
かなり遅れそうなので,取り合えずテーマを表題に代えて,私の
既存の過去ノートに頼ることにしました。
(※PS:そもそも,参考にしている共形場の理論のテキストを以後読み
進んでいく上での全ての基礎となるべきGrassman代数の定義から
曖昧で,すぐ次の命題から私には証明不可能で,掲載してある証明
モドキも理解困難なので,結局,このテキストで勉強するのを中止
しました。
用語の定義なら,別の書物を参考にすればいいだけですが,
テキスト単独で最初から公理,定義のようなものが曖昧だと
感じたので,読もうという気力が萎えてしまいました。※)
§7.8 Pair Anihilation into Gamma Rays(γ線への対消滅)
下に再掲のCompton散乱に対するFeynman diagram(図7.10)
を横に向けると,かなり物理的に興味深いプロセスに遭遇します。
すなわち,電子-陽電子対の2つの光子への消滅です。
そして,上図7.11に示す運動学に関連したS行列要素は,
運動量空間では次のように書けます。
SfiPair=e2{m2/(4E+E-k1k2ε02)}1/2(2π)4
δ4(k1+k2-p+-p-)v~(p+,s+)
[(-iε2){i/(p--k1-m)}(-iε1)
+(-iε1){i/(p--k2-m)}(-iε2)]u(p-,s-)
です。
これは,Bose統計で要求されるように2つの光子の入れ換え
に対しては対称です。
これまでのFeynman伝播関数(propagator)に関する記述では,この
プロセスは過去に生成された正エネルギー:p-の電子が負エネル
ギー状態:-p+に散乱されて伝播し過去に帰る,という描像に対
応します。
そして経路に沿って2つの光子を生成します。
つまり,エネルギーを輻射場へと2回手放します。
こうした過程が起こり得るのは最低次でe2のオーダーです。
何故なら,エネルギー・運動量の保存により,運動学的に対消滅
から単一の光子に転化することは有り得ないからです。
さらに,SfiPairの2つの光子の入れ換え対称性が保証されるため
には両方のグラフが含まれる必要があります。
ところで,すぐ前に考察したCompton散乱振幅を見返すと,
SfiComp={e2/(ε0V2)}(2π)4δ4(pf+k'-pi-k)
(4k0k' 0)-1/2{m2/(EfEi)}1/2
u~(pf,sf)[(-iε'){i/(pi+k-m)}(-iε)
+(-iε){i/(pi-k'-m)}(-iε')]u(pi,si)
です。
これと,今の対消滅の振幅:
SfiPair=e2{m2/(4E+E-k1k2ε02)}1/2(2π)4
δ4(k1+k2-p+-p-)v~(p+,s+)
[(-iε2){i/(p--k1-m)}(-iε1)
+(-iε1){i/(p--k2-m)}(-iε2)]u(p-,s-)
を比較して見ると,
非常に強い類似性に気が付くはずです。
実際,(ε,k)⇔(ε1,-k1),(ε',k')⇔(ε2,+k2),
かつ,(pi,si)⇔(p-,s-),(pf,sf)⇔(-p+,s+)
なる交換(代入)によって,振幅SfiCompとSfiPairは互いに変換
し合うことが見て取れます。
これは,任意の順序に対して正しく,タイプ:A+B → C+D
の反応を,例えばA+C~ → B~+Dなるプロセスに関連付ける
"一般的な代入法則=詳細釣り合いの原理
(principles of detailed Valance)" の1例になっています。
この代入規則の別の例は下の再掲:図7:8
に対応する制動輻射(Bremsstrahlung)の振幅:
SfiBrem=e2∫d4xd4yψ~f(x)[-iA(x;k)iSF(x-y)
(-iγ0)A0Coul(y)+(-iγ0)A0Coul(x)iSF(x-y)
{-iA(y;k)}]ψi(y);
A0Coul(x)≡-Ze/(4πε0|x|)(e<0 は電子の電荷),
および,下図7.12に示す対創生(対生成:pair production)の振幅
です。
さて,対消滅に戻って,
SfiPair=e2{m2/(4E+E-k1k2ε02)}1/2(2π)4
δ4(k1+k2-p+-p-)v~(p+,s+)
[(-iε2){i/(p--k1-m)}(-iε1)
+(-iε1){i/(p--k2-m)}(-iε2)]u(p-,s-)
から,
もう,お馴染みのステップで微分断面積の構成に進みます。
偏りのない入射陽電子-電子(電子が静止の実験室系)を仮定
した結果は,
dσ~={e4/(2πε0)2}∫{m/(E+β+)}(―1)(1/4)(4m2)-1
Tr(m-p+){ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k2)}
(p-+m){ε1k1ε2/(2p-k1)+ε2k2ε1/(2p-k2)}
{d3k1/(2k1)}{d3k2/(2k2)}δ4(k1+k2-p--p+)
です。
ただし,β+≡p+/E+(p+≡|p+|)は入射陽電子の速さです。
また,右辺の因子1/4は電子と陽電子の初期spin状態の平均に由来し,
マイナス符号は陽電子スピノールの規格化に由来します。
(※標的電子が静止の実験室系では,E-=m,つまりm/E-=1
であり標的に向かう速さは|v|=β+=|p+|/E+です。)
行列要素の単純化された形は,実験室系での横波ゲージの選択:
ε1p-=0,ε2p-=0,および,Compton散乱で適用したのと同じ
交換則(代入則)のためです。
(※実験室系では,初期電子の4元運動量はp-=(m,0)で,光子の
4元spin(偏り)はそれぞれ,ε1=(0,ε1),ε2=(0,ε2)です。)
※(注19-1):上記dσ~の具体形を説明するため,まず,
A≡v~(p+,s+)[ε2(p--k1+m)ε1/(-2p-k1)
+ε1(p--k2+m)ε2/(-2p-k1)]u(p-,s-)
とおきます。
すると,(p-+m)εiu(p-,s-)
=-εi(p--m)u(p-,s-)=0 なので,
A=v~(p+,s+)[ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k1)]
u(p-,s-) と簡単化されます。
そして,電子spinによる総和の寄与は,
Σ±s-uβ(p-,s-)u~λ(p-,s-)=(p-+m)βλ/(2m)
です。
同様に,陽電子spinによる総和の寄与は,
-Σ±s+vδ(p+,s+)v~α(p+,s+)
=Σr=34εrwδr(p+)w~αr(p+)
=Σr=14εrwδr(p+)w~αr(p+)(m-p+)δα/(2m)
=(m-p+)δα/(2m)
です。
故に,Σ±s-,±s+|A|2
=Σ±s-,±s+{v~α(p+,s+)
[ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k1)]αβuβ(p-,s-)}
{u~λ(p-,s-)[ε1k1ε2/(2p-k1)+ε2k2ε1/(2p-k1)]λδ
vδ(p+,s+)}
=(4m2)-1(m-p+)δα
[ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k1)]αβ
(p-+m)βλ[ε1k1ε2/(2p-k1)+ε2k2ε1/(2p-k1)]λδ
と書けます。
すなわち,Σ±s-,±s+|A|2=(4m2)-1
Tr(m-p+){ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k2)}
(p-+m){ε1k1ε2/(2p-k1)+ε2k2ε1/(2p-k2)}
なる式を得ます。(注19-1終わり)※
さて,トレース因子の具体的計算に入ります。
まず,Tr(m-p+)ε2k1ε1(p-+m)ε2k2ε1
=Trε1k2ε2(p-+m)ε1k1ε2(m-p+)
=Tr(m-p+)ε1k2ε2(p-+m)ε1k1ε2より,
dσ~の右辺トレース因子のうち分母が4(p-k1)(p-k2)の2つの
項は等しいことがわかります。
一方,T1≡Tr(m-p+)ε2k1ε1(p-+m)ε1k1ε2とおくと,
前のCompton散乱におけるトレース計算と同じく
ε12=-1,k12=0 によって,m,m2を因子に持つ項の寄与は
ゼロです。
そこで,T1=-Trp+ε2k1ε1p-ε1k1ε2
=-8k1p-{k1p++2(k1ε2)(p+ε2)} です。
ところが,保存則:k1+k2=p-+p+よりp+-k1=k2-p-
ですからk1p+=k2p-です。
また,p+ε2-k1ε2=k2ε2-p-ε2=0より,
p+ε2=k1ε2 です。
そこで,結局,T1=-8k1p-{k2p-+2(k1ε2)2} です。
同様に,T2≡Tr(m-p+)ε1k2ε2(p-+m)ε2k2ε1
=-Trp+ε1k2ε2p-ε2k2ε1
=-8k2p-{k2p++2(k2ε1)(p+ε1)} より,
T2=-8k2p-{k1p-+2(k2ε1)2} を得ます。
最後に,T3≡Tr(m-p+)ε2k1ε1(p-+m)ε2k2ε1
=Tr(m-p+)ε1k2ε2(p-+m)ε1k1ε2とおけば,
p+=-p-+(k1+k2) より,
T3=Tr(p-+m)ε2k1ε1(p-+m)ε2k2ε1
-Tr(k1+k2)ε2k1ε1(p-+m)ε2k2ε1
=8(k1p-)(k2p-){2(ε1ε2)2-1}
+8(k2p-)(k1ε2)2+8(k1p-)(k2ε1)2 です。
したがって,
Tr[(m-p+){ε2k1ε1/(2p-k1)+ε1k2ε2/(2p-k2)}
(p-+m){ε1k1ε2/(2p-k1)+ε2k2ε1/(2p-k2)}]
=(1/4)[T1/(k1p-)2+T2/(k2p-)2
+2T3/{(k1p-)(k2p-)}]
=2{-k2/k1-k1/k2+4(ε1ε2)2-2}(ki≡|ki|)
を得ました。
これから,dσ~={e4/(2πε0)2}{m/(E+β+)}
∫{d3k1/(2k1)}{d3k2/(2k2)}δ4(k1+k2-p--p+)
(-2/4)(4m2)-1{-k2/k1-k1/k2+4(ε1ε2)2-2}
なる表式を得ます。
最後に残る唯一の仕事は実験室運動系でのδ関数の評価です。
dσ~の右辺のδ関数因子に対して積分d3k2,および,d3k1の
うち立体角を除く変数k1≡|k1|による積分dk1を実行します。
すると,∫{d3k1/(2k1)}{d3k2/(2k2)}
δ4(k1+k2-p--p+)
=(1/2)∫0∞k1dk1dΩk1δ((p++p--k1)2)
θ(E++E--k1)
=(1/2)∫0∞k1dk1dΩk1δ((p++p-)2-2k1(p++p-))
θ(E++E--k1)
と書けます。
すなわち,(dΩk1/2)∫0E++mk1dk1
δ(2m2+2mE+-2k1(m+E+-p+cosθ))
=(1/4)m(m+E+)/(m+E+-p+cosθ)2dΩk1
(p+≡|p+|) です。
そこで,β+=|p+|/E+=p+/E+)より,
dσ~/dΩk1
={e4/(2πε0)2}(m/p+)(-2/4)(4m2)-1
{-k2/k1-k1/k2+4(ε1ε2)2-2}
(1/4)m(m+E+)/(m+E+-p+cosθ)2;
(p+≡|p+|) を得ます。
ただし,k1=|k1|=m(m+E+)/(m+E+-p+cosθ)
です。
これを整理すると,
dσ~/dΩk1=α2(m+E+)/[8p+(m+E+-p+cosθ)2]
{-k2/k1-k1/k2+4(ε1ε2)2-2} です。
ただし,αは微細構造定数(structure constant)で,
c=hc=1の自然単位ではα≡e2/(4πε0)です。
(hc≡h/(2π);hはPlanck定数)
そして,エネルギー・運動量の保存則により,
k2=|k2|=m+E+-k1
=(m+E+)(E+-p+cosθ)/(m+E+-p+cosθ)
=k1(E+-p+cosθ)/m ですから,
k2/k1=(E+-p+cosθ)/m,k1/k2
=m/(E+-p+cosθ)/m です。
結局,入射電子と陽電子のspinに特定の偏りを考慮しない対消滅
の微分断面積が,
dσ~/dΩk1=α2(m+E+)/[8p+(m+E+-p+cosθ)2]
{(E+-p+cosθ)/m+m/(E+-p+cosθ)+2-4(ε1ε2)2}
で与えられることがわかります。
さらに,終光子のspin(偏光)についても偏りのない対消滅の
総断面積σ~を求めるため,終光子のspinと立体角dΩk1に
わたって上記のdσ~/dΩk1を総和し積分します。
ただし,dΩk1積分については注意が必要です。
というのは終状態は2つの同種粒子を含むからです。
上のdσ~/dΩk1の式は光子の1つがdΩk1の中に現われる事象
をカウントしたものですが,光子の区別不可能性の故,検知される
1光子が2つの光子のうちのどちらか一方であることしかわかり
ません。
dσ~/dΩk1は,微分断面積としてはこのままでいいのですが,
全立体角にわたって積分する場合には,各状態を正確に2回
カウント(double-count)することになります。
そこで,正しくはσ~=(1/2)∫(dσ~/dΩk1)dΩk1
=(1/2)∫02πdφk1∫-11d(cosθk1)(dσ~/dΩk1)
です。
(※積分を模式的に総和の記号Σで表わせば,Σk1,k2dΩk1dΩk2
ですが,これはk1,k2が同種粒子のときには,明らかにk1<k2と
k2<k1を二重にカウントするので1/2を掛けるのは当然です。)
積分を実行して任意のエネルギーレベルでの全断面積σ~を計算
するのは容易ではありませんが,低エネルギーと高エネルギーの
近似式は容易に得られます。
まず,低エネルギー極限(β+<<1)では,p+→ 0,k1→-k2
であり,光子の偏りの平均は(1/2)Σε1,ε2(ε1ε2)2=1/2
ですから,σ~={α2π/(β+m2)}{1+O(β+2)} です。
一方,高エネルギーの超相対論的極限では,
σ~={α2π/(mE+)}
{ln(2E+/m)-1+O((m/E+)ln(E+/m))+..} です。
高エネルギー極限では,先に示した微分断面積:
dσ~/dΩk1=α2(m+E+)/[8p+(m+E+-p+cosθ)2]
{(E+-p+cosθ)/m+m/(E+-p+cosθ)+2-4(ε1ε2)2}
における因子の[ ]内の最初の2項は,等しく対消滅の主オーダー
に寄与しますが,最後の2項は(m/E+)だけ小さい寄与をします。
こうした結果は,最初1930年にDiracによって得られました。
※(注19-2):まず,低エネルギー極限では,
k1+k2=p+=0,k1=-k2 なので,θ=π
1/2)Σε1,ε2(ε1ε2)2=(1+cos2θ)/2=1,
故にΣε1,ε2(ε1ε2)2=Σε1,ε2(ε1ε2)2=2 です。
(k1とk2のなす角がθのときΣε1,ε2(ε1ε2)2=1+cos2θとなる
理由については,Compton散乱の断面積について書いた記事
「散乱の伝播関数(17)(応用4)」の最後の部分を参照して下さい。)
そこで,低エネルギーでは,
σ~={πε02α2(m+E+)/(2p+)}
-11dz[(E+-p+z)/{m(m+E+-p+z)2}
+m/{(m+E+-p+z)2(E+-p+z)}
~{πα2(m+E+)/(2p+)}
∫-11dz[(E+-p+z){1+p+z/(mE+)}2/{m(m+E+)2
m{1+p+z/(mE+)}2(1+p+z/E+)/{(m+E+)2E+}}
です。
故に,σ~={πα2(m2+E+2)/(2mp+E+(m+E+)}
∫-11{1+p+z/(mE+)}2dz
+(p+/E+)(m2-E+2)∫-11z{1+p+z/(mE+)}2dz
={πα2/(2mp+E+(m+E+)}
[(m2+E+2)/{2+(2/3)p+2/(m+E+)2}
+(4/3)(p+2/E+)(m-E+)] です。
ここで,E+=m,β+=p+/E+=p+/mより,
p+=mβ+とおけば,結局,
σ~={α2π/(β+m2)}{1+O(β+2)} を得ます。
一方,高エネルギー極限のp+→ ∞ではθは固定されないので,
Σε1,ε2(ε1ε2)2=1+cos2θです。
そこで,σ~={πα2(m+E+)/(2p+)}
∫-11dz[(E+-p+z)/{m(m+E+-p+z)2}
+m/{(m+E+-p+z)2(E+-p+z)}
+(1-z2)/(m+E+-p+z)2] です。
これは,σ~={πα2(m+E+)/(2p+)}
∫-11dz[1/{m(E+-p+z)}-2/(m+E+-p+z)2}
+(1-z2)/(m+E+-p+z)2] と書けます。
積分項
=[{-1/(mp+)}ln|E+-p+z|
-(2/p+){1/(m+E+-p+z)}
-(1/p+){1/(m+E+-p+z)}
-(1/p+3){p+z-(m+E+)2/(p+z-m-E+)
+2(m+E+)ln|m+E+-p+z|}]-11
={2/(mp+)}ln(|p++E+|/m)
-{2(m+E+)/p+3}ln{2m(m+E+)/(m+E++p+)2
-[1/{m(m+E+)}{1+(m+E+)2/p+2}-2/p+2} です。
※何と,先に,テキストに結果が明示されていないことから予想
して"計算は容易ではない"と書いたことに反して,
低エネルギー,高エネルギーを問わない一般的ケースでも初等的
に積分を実行できました。※
σ~={α2π(m+E+)/(2p+)}[{2/(mp+)}ln(|p++E+|/m)
-{2(m+E+)/p+3}ln{2m(m+E+)/(m+E++p+)2
-1/{m(m+E+)}+(m+E+)/(mp+2)-2/p+2]
なる一般式を得ました。
これは,高エネルギー極限:p+→ ∞では,p+~ E+,
m+E+~ E+なので,
σ~~ {α2π/(mE+)}[ln(2E+/m)-1+(m/E+)ln(2E+/m)
-m/E+] と近似されます。
すなわち,
σ~={α2π/(mE+)}{ln(2E+/m)-1
+O((m/E+)ln(E+/m))+..}
なる近似式を得ました。
(注19-2終わり)※
今日はここまでにします。
PS:電磁単位の扱いにおける混乱から,散乱の伝播関数の理論(応用)
シリーズの散乱断面積に不要な真空誘電率ε0が含まれている間違
いを発見したのでそれら一連の式の誤まった係数を修正しておき
ました。(2010年8月30日(月)夕方)
参考文献:J.D.Bjorken & S.D.Drell "Relativistic Quantum Mechanics"(McGraw-Hill){e4/(2πε0)2}∫{
PS:ともかく,"賽は投げられた。
こうなったら,とにかく,現実的政策を何も断行できない奴らに
代わって,小沢さん。がんばってくれよ。
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