« 線型代数のエッセンス(10)(ユニタリ空間-1) | トップページ | 染井霊園付近を散歩 »

2011年2月26日 (土)

何気ない日常??(ブラックジョーク)

 職場で何気なく作業をしてジョークを言ってるけれど,向かいや隣にいる同僚が一瞬笑いかけたまま息がつまって苦しがったりするので,冗談も控えなければと思うときがあります。

 昨日の土曜日午前中には,何でもない暖房の効いた作業室で急に一人の同僚が寒くてふるえだし,彼の周りだけ電気ストーブを用意したり毛布を掛けたりしていたとき,それとなく彼の病気のことを聞き出しました。

 彼は年齢は私より一回り下ですが,普通に服を着て座っている状態の見掛けではわかりませんが,これまでに手術を20回近くも繰り返して大腸はもう全部無く小腸も1mくらいしか無いそうです。

 透析はしてないので小水は出るそうですが,野菜水分や油が多い昼の献立の肉野菜炒めのような食事は苦手なようです。

 老廃物を集めて捨てる透析の逆で,滋養や必要酵素を吸収する消化器機能がないので血液中に栄養を送り込む液体を流す装置が着いてるサイボーグのような状態らしいのです。

 急に寒く感じたのは風邪のように熱があって気温に比べ普段より体温が高くなったからでなく,血液を含む体温が低くなったという理由らしいのです。

 私が「そんな状態なら自宅で静養してればいいのに。」と言ったら,「イヤそれじゃお金が無くて生きていけない。」と彼が真顔で言うので,この国の社会保障はそういうことも許されないほど進んでないはずがないと思い,それは表情も変えずよく言う彼特有の冗談かな?と思いましたが本当でしょうか?

 実際,彼が言うには家には要介護の父親がいて外からヘルパーさんが見えるとき以外は彼が介護しているような状態であり,自分も入院手術を繰り返した結果現在の維持装置を着ける前には引きこもりの状態でしたが,現在は液体を流す装置のおかげで元気が有りすぎて外で仕事せざるを得ないと語りました。

 いや,半分笑いながら話してましたが私のほうはむしろ悲しくなりました。

 帰りに小石川植物園から白山まで私と一緒に歩いて帰るとき,上りや下り坂では.心不全の私の方が他の足の不自由な女性や彼などの同僚においていかれるくらい皆元気に見えます。

 しかし,何気ない日常の中でもすぐそばにギリギリの状態で生きてる人たちがいて,私も含めていつ急変して倒れてもオカシクないようです。

 腹上死ではないけど,ジョークのせいで可笑しくて息がつまって笑い死にするのも悪くないというような冗談を言って別れましたが,そういうジョークで笑い飛ばすくらいの精神状態じゃないとやり切れませんね。

 人間いつかは死ぬとしてもネ。

 こういうのが本当のブラックジョークかな?

 何か最近死のことばかり意識しているなあ。。。

 忙しい仕事にでも追われていれば,たとえ死期が明日にせまってても死ぬことなど考える余裕がないかも知れないのにネ。。

 もののあはれ,無常ということ。。死が近いほどなりふりかまわず,金や地位にしがみつく。。。

 「汎死哲学」もまんざらではないなぁ。。私は醜い。。

(5年前,まだ健康だった頃の2006年4/7の記事「朝まで飲んでました。」参照)

 私もトキドキ酒でも食らって人間に戻る必要があるでしょうネ。

 生死を握る外科手術が仕事の医者,看護士でも個人的生活の日常は普通なのでしょうから。。。

PS:帰宅後,疲れて数時間寝てさっき20時頃に目覚めたので,土曜日は昨日と勘違いしましたがまだ今日でしたね。(笑)

 スタッフは土曜や休日の出勤も交代制で,正月以外は年中無休の職場だし一日数時間とはいえ障害者は月給でなく時給で作業しているので,休日などあっても関係はなく2月は28日しかないため明日の日曜日も出勤予定です。

 そういえば私が時給で非常勤講師をやっていた頃にも,8月の夏休みだとそっちから入る収入がゼロなので困ってましたね。

|

« 線型代数のエッセンス(10)(ユニタリ空間-1) | トップページ | 染井霊園付近を散歩 »

003. 日記・回想」カテゴリの記事

コメント

 ども凡人さん,TOSHIです。

 遅延選択については,最後に書いたウォルボーン他の量子消しゴムの話ではなくて

 最初に書いたT.Hellmuth,H.walther,A.Zajonc, and W.Schleichのレポートを詳細に読み返すことからはじめることが必要なようです。

 これもそのうち続きを書く予定なのは確かなんですが。。。

 図が重要なのにスキャナーが故障とかイロイロとやろうという気力をそぐ問題もあって。。

          TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年3月 1日 (火) 07時44分

 どうも明男さん。コメントありがとうございます。TOSHIです。

 ここのところ本文もコメントもサボリ気味でしたが,木の芽ドキの三寒四温で冬眠?からさめて頭以外は元気になってきました。

 今のように健康具合が気候というか気温等によって大きく左右される身体を持っているってわずらわしくてイヤですね。

 おっしゃる通り,働けるってイイコトです。

 今,通ってるところは,病気持ち,障害者であっても坂を登って職場まで自力でたどりつけるというのが最低条件ですから遅くても歩けることが条件で,これもウレシイことです。

 薬害(サリドマイド?)の男性も1人いましたが,1ヶ月くらいでいなくなったのは恐らく歩くのが苦手なのが原因では?と思います。

 私は子供いないってのに,なぜか毎日パパ,パパと言ってからかわれてましたが。。。

 というわけで明男さんのように奥さんに世話してもらうのもウラヤマシイのですが,まだ何とか体を動かす仕事ができるのでアリガタイことだと思います。

           TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年3月 1日 (火) 07時30分

こんばんは。全く、人間って奴はただ生きることに余計な意味や理屈をつけたがる、困った生き物(勿論、自分のこと)ですね。心臓発作や激痛で本当に苦しい時は、もう楽にしてくれ、とも思いますが、治ればやはり死ぬにはちと早い気がします(笑)。普通に歩ける人や透析に縛られていない人を見ると、どうしても「いいなあ」という感情が湧いてしまうことがあって、何のことは無い、この30年間でちっとも進歩していない己が可笑しく思えたりします。でも、それが生きていると言うことなんでしょうね。死を思うということは生を思うことと同じ。それを意識しなくなったら、お迎えの時なのでしょう。ただ、金銭で購わねばならないというのは社会の貧困ですが、逆に働けるということを感謝せねばならないのか(誰に?)、私には分かりません。

投稿: 明男 | 2011年2月27日 (日) 23時28分

で、本当はもっと伝えたい事があるんですが、今日は飽きたので寝ます。
http://www.youtube.com/watch?v=kBVACTjsAxM

投稿: 凡人 | 2011年2月26日 (土) 23時25分

>何か最近死のことばかり意識しているなあ。。。
これは、ブラックジョークとあまり関連しないと思いますが、以下の続きにつきまして、何卒よろしくお願いします。
http://maldoror-ducasse.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-b442.html

投稿: 凡人 | 2011年2月26日 (土) 23時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/71281/39026941

この記事へのトラックバック一覧です: 何気ない日常??(ブラックジョーク):

« 線型代数のエッセンス(10)(ユニタリ空間-1) | トップページ | 染井霊園付近を散歩 »