日本はいつから司法権力が第一の国になったのか?
わが国の政治システムは主権を持つ国民の清き一票?によって選ばれた代議員から成る立法府と,その立法府の代議員達の互選で選ばれた内閣府の長とその任命による内閣が行政府となり,実質的な政治を司る間接民主制です。
司法は,これらとは独立した構成員による機関であり,政治に関する部分としては,本来は立法府や行政府の行なう事共が憲法を初めとした法律に依拠して正しいかどうか,行き過ぎはないか等を監査するものです。
これが,政治について小学生的知識しかない私の基本的な政治とその三権という概念に対する認識です。
そして,特捜部というのが司法の中の検察機関で特に政治のチェックをする部門らしいですが,最近,基本的誤りを犯した重大事件もありました。
そもそも,最近では選挙があるたびに,そのときの与党,野党の大物らの刑事疑惑を表舞台に出して結果的に自らの思いを加えた世論操作をして得票結果に影響を与えているように見えます。
今の100年に一度の危機?にも予算審議より自らの利害,メンツの方が優先するのか?この国は選挙で選ばれたわけではない司法の力が強く立法,行政を揺りかごのように揺らしていると感じています。
(検察審査会は検察を監査するので検察ではないとは思いますが。。)
また,直接民主制ではなく間接民主制の代議制なのに,行政も個々の政策ごとに国民の世論,支持率に極端に一喜一欝するなら,政策を提案するごとに毎回,大金と時間をかけて国民投票でもしますか?
解党主義的に野党を含む全員談合で政策を決めようという大政翼賛会?的提案も,ワザワザ"100年に一度の危機(火中の栗)"という貧乏クジを引いた与党とその党首にとっては仕方ない方策なのでしょうか?
中央集権的で上意下達の命令系統がしっかりした資本主義の優良企業に比べても,綱領も持たず特別な指導者もいない野合の衆に見える政党は確かに民主的かも知れませんが,それでは実際には何もできないかに思えます。
政党やその党員は国民により民主的手続きで選ばれても,その政党は政策ごとの数合わせ野合ではなく資本主義企業のようであっていいと思います。
(自分は抜きにして国民もセッカチにならず任期の4年や6年くらいは見守ってあげてもいいじゃないか?という感想もありますが,傍観してればその間につぶれてしまうということもあるでしょうね。)
久しぶりに,自分では何もせずできもしないし自分の世話さえままならないシロウトが評論家的感想を書きました。
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「006. 社会・経済・政治」カテゴリの記事
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コメント
義憤です〜なぁ!そんなパワーが尊敬です。オイラはお上が何をどうしようが一向にあてにしてません。
するのは節税のみ。
エゴイストになってしまいました。これでも昔はヘルメット被っていたのですけど、、、トホホ。
投稿: ガンジー | 2011年2月 7日 (月) 23時51分