最近の雑感
私のように最近は幾人かの知己から"もはや人間じゃない"と言われているようなクソジジイが言うのも何ですが,欲がなくなると人間の輝きは失われるように思います。
欲がありすぎるのも問題ですが,これも必要な若さのうちです。
悟ってしまったようで悩みもなく枯れて落ち着いた状態は一方の理想ですが,肌でたとえるなら水も油も失ってカサカサになるより,ガツガツとした雰囲気で脂ぎってても肌がツヤツヤの方がはるかにましです。
人は神でも仏でもありません。欲があるからこそ悩みがあり悩みがあるからこそ人間,苦痛があるからこそ喜びもあるし,生老病死,四苦八苦も何も感じない神なら苦しみはないだろうけど面白くもないでしょう。
イヤ,精神も含め苦痛の真っ只中にある人々にとって何とノン気なヤツと思われるかもしれません。当面,守るべきものを持たないヤツのタワごとに見えるでしょう。それはそれでいいです。
モノゴトはすべて諸刃の剣ですからね。
(私自身,23歳頃から今までズーっと。。ウツ病は治癒したかどうかがハッキリしない病気です。ストレスフリーな状況では発現しません。
かつてほどではないにしても投薬による心的苦痛の除去,鈍磨の代償として貴重な感性の一部が失われてきたと感じています。)
人間なら,この世に肉の身でいるのは高々100年です。
負け惜しみヤッカミではなく,賞をもらったりしたような偉人の生も名もない"どこかの馬の骨,有象無象"の生も等しく貴重な人生であり,最後の死についても対等に悼みたいものだと思います。
PS: 諸刃の剣,諸刃の剣。。と言ってる端から,急にノスタルジーをからめた節電キャンペーンかよ。。
夜も明るく安全な社会というような東電などの電力会社のキャンペーン(陰謀)で今の明るさに慣らされたのじゃなかったのか?
かつてのように暗い道を一人歩きしてても全く襲われることもなく,一部の田舎のように鍵をかけなくても安全な,個人情報など開けっ放しでも詐欺などに利用されることもないのどかな社会なのかい,
コンピューターに制御されてるわけではない昭和30年代の「三丁目の夕日」に戻れるのかい?
その昔は高層ビルなどなくてせいぜい3階建てでエレベーターもエスカレーターもなくてもそれほど不便じゃなかった。
これからもっともっと高齢社会に入っていく,日本は街灯がなかったり暗くても段差もない高齢者,障害者のバリアフリーな社会になっているのかい?
もう最初の地震当日に亡くなった方々の四十九日ですか。。。
原子力は諸刃の剣(=悪を切ると同時に善も切る?)というより片刃のみのような気もします。
気分治しに昼間白山四丁目で撮ったつつじなど。。。
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コメント
かんねんさん。お久しぶりです。TOSHIです。この前は,かんねんさんのブログで東野圭吾の直木賞小説に私が因縁をつける?コメントをして以来ですね。
>なんとなく、いや、よくわかります。何事も物わかりが良すぎてるようになると、きっとそれを「老ける」というのでしょうね。何かを学び続けようとする気持ちは失いたくないものです。>わたし
若い感性を失ったのは薬害によるものじゃなく「老けた」というのが本当で,単にそれを認めたくないだけなのかもと思いますね。
肉体は衰えても精神は若くありたいとね。。。
ハゲ増されているようで,ありがとうございます。
TOSHI
投稿: TOSHI | 2011年4月29日 (金) 09時52分
なんとなく、いや、よくわかります。何事も物わかりが良すぎてるようになると、きっとそれを「老ける」というのでしょうね。何かを学び続けようとする気持ちは失いたくないものです。>わたし
投稿: かんねん | 2011年4月29日 (金) 00時17分