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2011年4月15日 (金)

里美女流名人奨励会へ

 里美香奈女流名人(19)(女流王将,倉敷藤花)が女性初のプロ棋士をめざして奨励会編入試験(1級)を受けることが決まったようです。

      

 →http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110414-OHT1T00023.htm

 プロの現規定では女流と奨励会員との重籍を認めていないため,将棋連盟はルールを変更するようです。

 今のままだと奨励会に入れば女流は看板を失うし,これを諦めれば里美女流本人が自分よりも実力が下の人とばかりの勝負でこれ以上の向上はむずかしいと思われるので,現行法改正は双方にとっていいことだと思います。

 過去には蛸島初代女流名人や林葉,中井,矢内なども奨励会員でしたが,1998年以前は女流棋士と奨励会員との掛け持ちが可能だったようです。

 しかし,結婚を機会にやめたらしい?蛸島さんを初めとしてプロである四段昇段(奨励会卒業)を果たした人は一人もいません。

 将棋は多くのスポーツのように本質的に男女差があるものとは違うと思えるのに,これまで女性プロが一人もいなかったのは,

 単に男子に比べ子供の頃から将棋で遊ぶという土壌もなくて,女性の底辺が男性よりもはるかに少なく,プロに挑戦する人数も少ないことと,結婚,家事,出産,育児など女性特有の事情があるのが理由であると私は思っています。

 囲碁界とは異なって,日本の将棋界では女流棋士はプロ(女性棋士)とは認められず,イベントなどでの"お飾り"のようなものとされていたようです。

(誰かに聞いた記憶では,プロでもなく連盟の職員でもないので,対局料,レッスン料,イベントギャラの他に,正式な給料は出てなかったはず?)

 近年,女流から連盟への待遇改善の動きがあって女流棋士会からLPSA(日本女流プロ将棋協会)への分裂騒動などもありましたが,その後は和解して今は両立しているようです。

(中原と林葉のスキャンダルがあってもそれほど,大騒ぎにならないのは,将棋のプロには元々,「英雄色を好む」とか「港,港に女がいる」と豪語するような男尊女卑的伝統があるからです。 

 将棋はチェスと源を同じくするボードゲームでありながら,日本独自の文化の棋道という道,あるいは芸であって女遊びも芸のコヤシというような悪しき?土壌があります。

 正式な免状を出せる家元があって,お城将棋などをやっていたという表の世界と,真剣師がいてバクチで金のやり取りをしていたという裏の世界があったという歴史が,今もある意味では続いてるからですね。

 今の米長会長もそうした雰囲気があります。むしろ,それこそが彼の魅力,プロとしての人気の源泉であるかも知れません。)

 確かに実力の世界なので,「文句があるなら勝ってから言え」という風潮なのでしょうが,プロ棋士が誰に食わせてもらってるのか?とういうと,それは多くのプロスポーツと同じくファン,ギャラリー,サポーターによる収入なのは明らかです。

 将棋に興味を持つに至った理由が純粋であるかどうかは別にして,女流の存在が(主に男性)将棋ファンの増加,将棋の普及にとって果たした(ている)役割ははかり知れないと私は思います。

 本質的に男性には不可能なものを女性は持っています。それは場面場面で使い分けるような男女平等とか差別とかの問題ではありません。

 当たり前ですが違うものについては違います。逆に,男と女が全く同じ存在ならこの世はあまり面白くない,つまらない世界ですネ。。

(「うる星やつら」の主人公:諸星あたる大先生を理想の男子として尊敬し,かつては会社の「練馬変態クラブ」副会長であった私の意見ですが。。。

 夜は娼婦の如く昼間も娼婦の如く,晴耕雨読ならぬ晴眠雨眠 zzzz。。。。)

 話は変わりますが,最近は個人情報だの公私混同はダメだのとチトやり過ぎで,日本的な向こう三軒両隣的なものが全部否定され,この世があまり面白くない世界になりつつあるような気がしています。

 昨日も,ある公共の場所で前日に落し物をして翌日拾得の連絡があったので窓口に取りに行くと,他には誰も知らないようでウロウロしました。(盥回しです。)

 そこは,鉄道駅のように常時落し物があるような場所でなく仕事してる人も多くはないので,昔だったらそうした情報は担当者だけでなく皆が共有していて誰でもすぐに対応してくれてたと思います。

 個人的な情報は外部に漏らすと危険かもしれませんが,内部だけであれば必要な情報くらいは共有していてもいいのではないでしょうか?

 今回の地震の助け合いの状況を見ても,今の人間はむしろ"性善説”的なものの方を多く持った存在だと思えます。

(まあ,「衣食足りて礼節を知る。」といいますから,思ったよりも詐欺や火事場泥棒的なものが少ないのは,まだ他人を思いやれる程度には衣食が足りてる人が多いということなんでしょうが。。。

 昔観たアニメ映画「火垂るの墓」では,防空壕で暮らす兄妹の兄が弱っていく妹に食べさせるため空襲中の農家から火事場泥棒をやって見つかり,目茶苦茶にぶたれ逆に駐在さんに助けてもらう場面を見て私が大泣きしたこともありました。(← 今はそんなの思い出してる状況じゃないって。。。) )

 「人を見たら泥棒と思え」というのは海外,欧米的なもので日本はそうじゃないとまでは言いませんが。。。,

 最近は安全を求めるあまりに,言葉の意味で"性悪説”のみが先行して日本的情緒が蔑ろにされてると感じているのは,"アバウト"が服を着て歩いてるような私だけでしょうか?。。

 自分のオシャベリを肯定したいという部分もありますが,秘密諜報員じゃあるまいし,皆がいい人であって噂を悪用するという人など全くないという前提であれば,ウソではない情報なら,いくら垂れ流そうが自由だと思います。

 残念ながら,この世の中は,"飽食日本の屋根のある生活に守られている能天気な私"が考えるほど,"ノドカ"でも甘いものでもないようですが。。。

 例によって自動書記的タワゴトが脱線してきたのでこのくらいにします。

PS:風評被害という言葉が流行ってますが,風評っていうのは風の噂という意味ですから,それは出どころが誰かもわからず,責任もない情報でしょうが,だからといってデマであるとは限りません。

 "放射能は怖い"というような風評はデマではなく本当だと思います。

 (↑これは風評じゃないって。。)

 まあ,それがデマであろうと本当のことだろうと,風評によって被害を受けているという事実はもちろん本当です。

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