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2011年6月28日 (火)

量子電磁力学の輻射補正(13)(頂点補正-7)

 輻射補正の頂点補正:Λμ(p',p)(下図)の続きです。

 前回の6/21から一週間ぶりです。

 前記事では,光子の微小質量λで赤外切断を行なった紫外切断(くりこみ)済みの頂点演算子:Λcμ(p',p;λ)と,波数kの下限kminで赤外切断を行なったそれ:Λcμ(p',p;kmin)との差,δΛcμ(p',p)≡Λcμ(p',p;kmin)-Λcμ(p',p;λ)を定義しました。

 そして,まず|q2/m2|<<1の非相対論的極限(N.R)で評価し,

 δΛcμ(p',p)~γμ{α/(3π)(q2/m2){log(2kmin/λ)-5/6}

 なる結果を得ました。

 したがって,これと|q2/m2|<<1では,Λcμ(p',p;λ)~γμ{α/(3π)(q2/m2){log(m/λ)-3/8}+|α/(4πm)}iσμννにより,

 Λcμ(p',p;kmin)~|α/(2π)}{iσμνν/(2m)}+γμ{α/(3π)(q2/m2)[log{m/(2kmin)+5/6-3/8}を得たところで終わりました。

 今日はその続きです。

 今度は,|q2/m2|>>1の超相対論的極限(E.R)で同じδΛcμ(p',p)≡Λcμ(p',p;kmin)-Λcμ(p',p;λ)を計算します。

 結果は,δΛcμ(p',p)~γμ(α/π){log(-q2/m2)-1}{log(m/λ)-log(E/kmin)}} (E=E'=p0=p'0)です。

(注5):前記事より,δΛcμ(p',p)=-4παγμ|k|<kmin3(2π)-3[1/{2(2+λ2)1/2}][(pp')/{(pk)(p'k)}-m2/{2(pk)2}-m2/{2(p'k)2}]です。(係数:e2ε0-1は微細構造定数(fine-structure constant)αを用いて4παと書き直しています。)

 右辺の積分:∫d3=∫k2dkdΩkうち,先に立体角積分∫dΩkを実行することを考えます。

 dΩk=d(cosθ)dφより,Feynmanによって∫dΩk/(kp)(kp')=∫01dx∫dΩk/{(kp)x+(kp')(1-x)}2

=∫01dx∫dΩk/[k0E-{x+'(1-x)}]2=2π∫01dx∫-11d(cosθ)/{k0E-k|x+'(1-x)|cosθ}2です。

 ここで,∫-11dz/(aーbz)2=∫-11dz(aーbz)-2=[-1/b+1/(a-bz)] -11=(1/b){1/(a-b)-1/(a+b)}=2/(a2-b2)を用います。

 すると,∫dΩk/(kp)(kp')=4π∫01dx/[k0222{x+'(1-x)}2]を得ます。

 ところが,{x+'(1-x)}222'2(1-2x+x2+2(pp')x(1-x)=-(')2x(1-x)+2=-2x(1-x)+2,k022=(2+λ2)E222+λ222222=m22より,

 k0222{x+'(1-x)}2={m22x(1-x)}2+λ22(ただし,p')です。

 それ故,結局,∫dΩk/(kp)(kp')=4π∫01dx/[{m22x(1-x)}2+λ22]と書けることがわかります。

 ∫dΩk/(kp)2,または∫dΩk/(kp')2は共に上式で=0 と置いたもの:4π∫01dx/(m22+λ22)に一致します。

 また,弾性散乱(E=E')なので(pp')=E2pp'=E2+(1/2)(2-22)=m2+(1/2)2です。

 故に,δΛcμ(p',p)=-4παγμ|k|<kmin3(2π)-3[1/{2(2+λ2)1/2}][(pp')/{(pk)(p'k)}-m2/{2(pk)2}-m2/{2(p'k)2}]において,先に立体角積分∫dΩkを実行すると,

 δΛμ(p',p)=-(α/π)γμ({m2+(1/2)2}∫01dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/[{m22x(1-x)}k2+λ22]-m201dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(m22+λ22))です。

 ところが,に依存しない任意のaに対して,∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(ak2+λ2)=(1/a)∫0kmindk(k2+λ2)-1/2-(λ2/a)∫0kmindk(k2+λ2)-1/2/(ak2+λ2)が成立します。

 これの右辺第1項=(1/a)∫0kmindk(k2+λ2)-1/2=(1/a)log{k+(k2+λ2)-1/2}]0kmin~(1/a)log(2kmin/λ)です。

 また,右辺第2項は積分変数kをz=k/λ,dz=dk/λに置換してkmin>>λの仮定から,積分領域をk:0→kminからz:0→∞へと拡張近似すれば,

 -(λ2/a)∫0kmindk(k2+λ2)-1/2/(ak2+λ2)=-(1/a)∫0dz(z2+1)-1/2(az2+1)となります。

 これは,(1/a)∫0dz(z2+1)-1/2(az2+1)=-(1/a2)∫0dz[1/{(z2+1/a)/(z2+1)-1/2}]

=-(1/2)a-3/2(1/a-1)-1/2[log(|z(1/a-1)1/2+{(1/a)(z2+1)}1/2/|z(1/a-1)1/2-{(1/a)(z2+1)}1/2|)]0

=-{2a(1-a)1/2}-1log[|{(1-a)/a}1/2+(1/a)1/2/|{(1-a)/a}1/2-(1/a)1/2|]=-{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]です。

 以上から,∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(ak2+λ2)~(1/a)log(2kmin/λ)-{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]を得ました。

 さて,{-(α/π)γμ}-1δΛcμ(p',p)={m2+(1/2)2}∫01dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/[{m22x(1-x)}k2+λ22]-m201dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(m22+λ22)の計算です。

 これは,再掲式:0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(ak2+λ2)~(1/a)log(2kmin/λ)-{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]に,

 a=(1/E2){m22x(1-x)}を代入して,[{m2+(1/2)2}/E2]倍したものと,a=m2/E2を代入して,(-m2/E2)倍したものを加え合わせたものです。

 まず,δΛμ(p',p)=-(α/π)γμ({m2+(1/2)2}∫01dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/[{m22x(1-x)}k2+λ22]-m201dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(m22+λ22))の右辺第2項は

 -m201dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/(k22+λ22)}=(-m2/E2)0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/{(m2/E2)k2+λ2} ~-log(2kmin/λ)+(1-m2/E2)-1/2log[(E/m){1+(1-m2/E2)1/2}]

~-log(2kmin/λ)+(E/||)log{(E+||)/m}です。

 特に,|q2/m2|>>1では,||~Eなので,(E/||)log{(E+||)/m}~ log(2E/m)ですから,

 -log(2kmin/λ)+(E/||)log{(E+||)/m}~-log(2kmin/λ)+log(2E/m)=log(E/kmin)-log(m/λ)より

 -∫01dx∫0kmindk{m2/(k22+λ22)}k2(k2+λ2)-1/2-log(2kmin/λ)+(E/||)log{(E+||)/m}~log(E/kmin)-log(m/λ)①が得られます。

 また,δΛμ(p',p)の右辺第1項は,a=(1/E2){m22x(1-x)}として,

 {m2+(1/2)2}∫01dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/[{m22x(1-x)}k2+λ22]=[{m2+(1/2)2}/E2]}∫01dx∫0kmindkk2(k2+λ2)-1/2/[(1/E2){m22x(1-x)}k2+λ2] 

  {m2+(1/2)2}log(2kmin/λ)01dx1/{m22x-22}]-[{m2+(1/2)2}/E2]∫01dx{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]です。 

 ζ≡m2/2とすれば,a=(1/E2){m22x(1-x)}=(-2/E2)(x2-x-ζ)ですから,上式の右辺第1項の積分は,-(ζ+1/2)log(2kmin/λ)∫01dx{1/(x2-x-ζ)}です。

 ここで,x2-x+ζ=(x-α)(x-β);α={1-(1+4ζ)1/2}/2,β={1+(1+4ζ)1/2}/2と書けば,-1/(x2-x+ζ)={1/(x-α)-1/(x-β)}/(β-α)です。

 そして,β-α=(1+4ζ)1/2であり,α+β=1より1-β=α,1-α=βです。

 故に,-∫01dx{1/(x2-x-ζ)}={1/(β-α)}[log(|x-α|/|x-β|)]01=log(|β(1-α)|/|α(1-β)|=2log|β/α|={2/(1+4ζ)1/2}log{|1+(1+4ζ)1/2}/{1-(1+4ζ)1/2|}となります。

 そこで,[{m2+(1/2)2}log(2kmin/λ)∫01dx[1/{m22x-22}])=(ζ+1/2)log(2kmin/λ){2/(1+4ζ)1/2}log{|1+(1+4ζ)1/2|/|1-(1+4ζ)1/2|}です。

 そして,特に,ζ=m2/2=m2/(-q2)<<1のときは,-∫01dx{1/(x2-x-ζ)}={2/(1+4ζ)1/2}log{|1+(1+4ζ)1/2}/{1-(1+4ζ)1/2|}={2/(1+4ζ)1/2}log[{2+2(1+4ζ)1/2+4ζ}/(4ζ)]~2log(1/ζ)=2log(-q2/m2)です。

 (↑最後,分母以外のζ=m2/(-q2)をゼロで近似しました。)

 故に,右辺第1項の積分は-(ζ+1/2)log(2kmin/λ)∫01dx{1/(x2-x-ζ)}~-(1/2)log(2kmin/λ)∫01dx{1/(x2-x-ζ)}|~log(2kmin/λ)log(-q2/m2)となります。

 一方,右辺第2項の積分は.-[{m2+(1/2)2}/E2]∫01dx{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]です。 

 これ,ζ=2/2=m2/(-q2)<<1のときは-{2/(2E2)}∫01dx{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]~-{2/(2E2)}∫01dx{(1/a)log(2/a1/2)={2/(4E2)}∫01dx{log(a/4)/a}です。

 a=(1/E2){m22x(1-x)}=(-2/E2)(x2-x-ζ)ですから,-{2/(2E2)}∫01dx{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]=-(1/4)∫01dx{log(a/4)/(x2-x-ζ)ですが,

 log(a/4)=log[(2/4E2){x(1-x)+ζ}]~log{2/(4E2)}+logx+log(1-x)より,

 -(1/4)∫01dx{log(a/4)/(x2-x-ζ)~-(1/4)∫01dx[log{2/(4E2)}+logx+log(1-x)}/(x2-x-ζ)です。

 このうち,第1項は-(1/4)log{2/(4E2)}∫01dx{1/(x2-x-ζ)}~(1/2)log{-q2/(4E2)log(1/ζ)=(1/2)log{-q2/(4E2)log(-q2/m2)となります。

 第2項は,-1/(x2-x+ζ)={1/(x-α)-1/(x-β)}/(β-α)より,-(1/4)∫01dx{logx/(x2-x-ζ)}=(1/4)(1+4ζ)-1/2{∫01dx{logx/(x-α)-logx/(x-β)}~(1/4){∫01dx{logx/(x-α)-logx/(x-β)}です。

 そして,∫01dx{logx/(x-α)=∫1-α{log(u+α)/u}du~∫1{logu/u}du=[(logu)2/2]1=-(1/2)(log[{(1+4ζ)1/2-1}/2])2~-(1/2)(logζ)2=-(1/2){log(-q2/m2)}2です。

 一方,-∫01dx{logx/(x-β)~∫01dx{logx/(1-x)=π2/6ですから-(1/4)∫01dxlogx/(x2-x-ζ)=(1/4)[π2/6-(1/2){log(-q2/m2)}2]です。

 第3項は-(1/4)∫01dxlog(1-x)/(x2-x-ζ)ですが,u=1-xと置けば-(1/4)∫01dulogu/(u2-u-ζ)となるため第2項と同じ(1/4)[π2/6-(1/2){log(-q2/m2)}2]です。

 故に,-[{m2+(1/2)2}/E2]∫01dx{a(1-a)1/2}-1log[{1+(1-a)1/2}/a1/2]~第1項+第2項+第3項=(1/2)log{-q2/(4E2)log(-q2/m2)+π2/12-(1/4){log(-q2/m2)}2

~(1/4){log(-q2/m2)}2-(1/2)log(4E2/m2)log(-q2/m2)=(1/4){log(-q2/m2)}2-log(2E/m)log(-q2/m2)です。

 {log(-q2/m2)}2は無視して,Eとλ,kに関する項を加えると, 

 δΛμ(p',p)~-(α/π)γμ{log(E/kmin)-log(m/λ)+log(2kmin/λ)log(-q2/m2)-log(2E/m)log(-q2/m2)}=-(α/π)γμ[{log(-q2/m2)ー1}{log(m/λ)-log(E/kmin)}を得ます。

(注5終わり)※

 Λcμ(p',p;λ)~-γμ(α/π)log(m/λ){log(-q2/m2)-1}でしたから,Λcμ(p,p';kmin)=Λcμ(p',p;λ)+δΛμ(p',p)~-γμ(α/π)log(E/kmin){log(-q2/m2)-1}となります。

 ところで,散乱の微分断面積(dσ/dΩ)では,散乱振幅の寄与は絶対値の2乗で効きます。

 そこで,振幅のαの1次までの補正が(1+αA)倍なら断面積の補正は(1+αA)2~ 1+2αAが対応します。。

 つまり,散乱振幅の頂点補正が,γμ → γμ+Λcμγμ{1-(α/π)B}で与えられるなら,微分断面積の補正は(dσ/dΩ)0 → (dσ/dΩ)0{1+(2α/π)B}で与えられます。

 故に,minの切断によって弾性散乱の断面積の赤外部分は,(dσ/dΩ)λ=(dσ/dΩ)0[1-(2α/π)}log(m/λ)χ(q2)の代わりに,

(dσ/dΩ)kmin=(dσ/dΩ)0[1-(2α/π)log(E/kmin)χ(q2)]で与えられることがわかります。

 ただし,(-q2/m2)>>1ではχ(q2)=log(-q2/m2)です。

 これを制動輻射の断面積(dσ/dΩ)brem=(dσ/dΩ)0(2α/π)log(kmax/kmin)χ(q2)に加えると,

 (dσ/dΩ)infra-red=(dσ/dΩ)0[1-(2α/π)log(E/kmax)χ(q2)]が得られます。

 これは完全にkminにもλにも依存しない赤外切断に独立な形をしています。

 結局,このオーダーでの超相対論的極限(E.R):|q2/m2|>>1では赤外発散は除去されました。

 後先になりましたが,最後に非相対論的極限(N.R):|q2/m2|=q2/m2<<1での頂点補正:Λcμ(p',p;kmin)~|α/(2π)}{iσμνν/(2m)}+γμ{α/(3π)(q2/m2)[log{m/(2kmin)}+5/6-3/8}χ(q2);χ(q2)=-(1/3)(q2/m2)を考えます。

 これによる,異常磁気モ-メントを除く弾性散乱断面積の補正は(dσ/dΩ)infra-red=(dσ/dΩ)0(1-(2α/π)[log{m/(2kmin)+5/6-3/8}χ(q2))となります。

 これを制動輻射の非弾性断面積:(dσ/dΩ)brem=(dσ/dΩ)0(2α/π)log(kmax/kmin)χ(q2)と加え合わせると,

 (dσ/dΩ)infra-red=(dσ/dΩ)0[1+(2α/π)log(2kmax/m)-5/6+3/8}χ(q2)]が得られます。

 これで赤外発散は完全に除去されました。

 今日は,これで終わり次回はLamb-Shiftに向かいます。

参考文献:J.D.Bjorken & S.D.Drell“Relativistic Quantum Mechanics”(McGraw-Hill)

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114 . 場理論・QED」カテゴリの記事

コメント

 どもy.kさん。。TOSHIです。

 やっと名前入りましたね。

 名前って単なるラベルですが,「こんにちは」などのあいさつのようなものとも考えています。

>人を傷つける、書きたくなるので、訪問やめます。

 そんなに思いつめずに,どうぞ来て書きたかったら書いてください。

 必ずしもレスせずシカトすることもありますが。。。

「許してください」なんて,私普段から無愛想で聞く耳持たないだけで怒ってはいません。

 EMANさんのところも好きでよく行ってます。そこにブログもありますが,HPとしてずっと老舗で見習うことも多いです。

 ネットで何か書くと一応言霊として生きるようです。

 文章には責任が伴うのでテンションが上がることもあり,議論になることも多々あります。

 こちらこそ大きなお世話で釈迦に説法かもしれませんが,外の掲示板もいいですが自分のブログやHPお持ちでないなら作って日記などとして好き勝手に書いたらいかがでしょうか?

 ではまた。。。 TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年6月30日 (木) 19時56分

人を傷つける、書きたくなるので、訪問やめます。

投稿: y.k | 2011年6月30日 (木) 19時09分

PS
解ってやっておられることを、すみません。
当然気がつくべきでした。

お許しください。

投稿: | 2011年6月30日 (木) 01時24分

生意気を書いてすみません。
赤ん坊と専門家ほど能力の差があるのに、こんなことを書いて。ナマ言ってすみません。お許しください。
来たくないものは、来なくていいというのは、素晴らしいと思います。

EMANNさんのサイトは、何度か訪れましたが、私には全く面白くありません。プロの匂いがしないというか、本物でないというか、上手くいえませんが。綺麗過ぎると言うか、初歩的過ぎると言う、何か解りません。
現場が無いのが解るからかも知れません。


なぜ、これほどのものを、これだけ書けるか、頭の構造がどうなっているかと思ってしまいます。

御自愛ください。そして、大志が遂げられますように、お祈りしています。

投稿: | 2011年6月30日 (木) 01時10分

PS:待ってる方もおられるだろうと思って取り合えず記事をアップしても,普通は後日自分でじっくり読み返してわかりにくい読みにくいところは適宜修正しています。

 これはある意味でこだわると切りがない作業で読みたびに微妙に修正が入っている記事もあります。

 ただし,今は自身の肉体や精神が色々と忙しくアップがせいぜいの状態なのです。

 そもそもこんな「学問するというゼイタク」生きていく金がやっとの身で我ながら良くやってると感心します。日本という国に生まれ衣食住足りてるからこその趣味です。

 (暑い中夕方帰宅すると糖尿病のせいか疲れやすくて3~4時間くらいはグッタリです。

 ブログは科学記事だけでなく日記もありますから夜中近くに目覚めて書き,一旦寝て翼朝にまた書くという感じです。)

 なお,ご指摘の場所も含め折に触れて修正中です。

 Pendingが入ってたのが消えた時点程度ではまだまだ最終体裁ではありません。

 掲示板としてみるとズボラですが,式だけでもご鑑賞ください。


         TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年6月29日 (水) 17時59分

 どもTOSHIです。

 文字の大きさだけなら私もモニターを変え画面のサイズなど変わるたびに違和感があったりすると,shiftキーとマウスの中央ボタンで大きさを調整しているのでこういうものは自分で調整するか好みは個人差のうちでしょう。

 私だって理系の本をたくさん読んできていると自負していますから,自分で読みやすいかどうかはある程度判断できます。

 私はEMANさんのボードのように,広範なレベルの読者を仮定したり,初学者などへの教育的配慮などはしていません。

 忠言はまことにありがたいのですが,元々自分の単なる覚書きですから,この内容も体裁も読んでもし気に入らなかったりわからなかったら,別に以後来なくていいし読まなくてもいいというスタンスです。

 しかし,頑固者というわけではないので納得してやる気になったら全面改装するもしれません。

 どうしてもというならコピーして直してください。参照を書いてもらえば転載自由なので。。。

 いずれにしろありがとうございます。

               TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年6月29日 (水) 17時34分

  昔、企業に入った頃、その分野の教科書を読んだのですが、数式だけが大きく、全く頭に入りませんでした。添え字のせいだったのでしょうか。小さく組むと金がかかるのかなと思ったりしました。そのうち慣れましたが。

  せっかくこれだけのことをされているのに、本当にもったいないと言うのが、感想です。
  添え字が読み難くなるのは痛手ですが、大きいと、読み出す気にさえなれません。多分、一目見て、全体の式の構造を頭がイメージするのだと思います。大き過ぎるとイメージしにくい様に思います。
  詩などは、一語がある程度独立していますが、論文は複数の語の集まりが単位でイメージが出来上がるのではないでしょうか。
  また、普段読んでいる文章の大きさに、頭の処理機構が適合し、大きすぎる字だと、処理機構が混乱するのかもしれません。ですから、普通の教科書、出来れば論文の文字に合わせるほうが良いと言うのが私の感想です。

  私は、レベルの低い読者(この記述は全く理解できない)ですが、もっと初歩的なものを読ませていただき、そう感じました。
  基本的に、読者は、相対論や量子力学を理解できる程度の数学を最低限身に付けているか、必要ならそれらを読みこなせる理科系の人間、例えば高校生、進んだ中学生だと思います。
  私の理解できないこの解説なら、場の量子論もかなり理解できる、もしくは、シリーズを追って、理解の程度を高めた実力としては、マスター・ドクタークラスの人間だと思います。
  繰り返しになりますが、そういう人間に合わせたほうが良いかもしれません。
  そうしなくても、コピペし、フォントを10くらいにし、数式を改行・タブでずらすよう、冒頭の全体のコメントに書いてはいかがでしょうか。
  (Toshiさんが字を小さくするなら、「読みにくいときは、goole?最上段の[表示]をクリック、プルダウンして[文字サイズ]を変更する」よう指示、現状なら文字サイズを小さくすれば良いのですね、思いつかなかった。アア)

  Toshiさんが、作成されるとき、文字サイズを大きくする。目も心臓も悪い、大事にし長生きしてください。お願いします。

  私自身は、この方式を取りますので、今まで通りで、差し支えないのですが。あまりに勿体ないと思いました。

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対策
 1.変えてみて、アクセス数、ブログ評価などの反応を見る。
  難しいでしょうが、アンケート調査する。
 2.冒頭に、コピペの方法を掲げる。文字サイズ変更の方法
 3.周辺の親しい人(ブログのグループを含む)に聞いてみる。くらいしか思い浮かびません。

---

  式で改行してみました。普通の教科書や論文はこの形式です。
  余白の美が生まれ、リズムがあります。
--------------

前回は,非相対論的極限
   (N.R):|q2/m2|<<1で評価すると,
   δΛcμ(p,p')
  ~γμ{α/(3π)(q2/m2){log(2kmin/λ)-5/6}となります。
 故に,|q2/m2|<<1で
   Λcμ(p,p';λ)
  ~γμ{α/(3π)(q2/m2){log(m/λ)-3/8}+|α/(4πm)}iσμνqν,
および
   Λcμ(p,p';kmin)
  =Λcμ(p,p';λ)-δΛcμ(p,p')
より,
   Λcμ(p,p';kmin)
  ~|α/(2π)}{iσμνqν/(2m)}+γμ{α/(3π)(q2/m2)[log{m/(2kmin)+5/6-3/8}
となるというところで終わりました。

------

このほうが美しい。美しいものに人はひかれます。

失礼します。

投稿: | 2011年6月29日 (水) 14時47分

 ども,TOSHIです。科学ブログが主のお方でしょうか?

>なぜ解り難かったのか、感想。
1.式が改行されず、スペースも置かれていない。式の比較・計算が解らない・追えない。

2.字が大きすぎ、理解できない。
普通、10point,論文は9くらいが頭に残ると思います。肩付き文字が小さいこともあるでしょうが。

 アドバイス。。痛み入ります。

 そういうご意見もあるかと思います。

 自分の覚書きですが読者?の要望が多ければ適宜改善しています。

 所詮ブログなんですが,他のHPに見劣りしないよう自分ながら結構努力してるつもりです。

 フォントについては私自身が老眼で見づらいのと初期の友人(文科系出身)の小さいと誰も読む気が起きないというアドバイスに従っています。

 肩添え字など,そもそもWordで書いた原稿をブログに載せて拡大したものですから比率はそのままのはずで文字小さいと肩添え字見えにくいでしょう。

 添え字だけフォント変えるいうような配慮はしてません。

 スペース.改行などは当初はもっとありませんでした。

 これも1つの文章が長すぎると読む気が失せると言いわれて全部変えました。

 また述語などに日本語と英語の対照を入れ過ぎてくどいとかも変更しました。

 今は図があったほうがいいというので過去事にも少しずつ追加しています。また科学ではない記事では写真,動画なども。。

 頼みもしないのに自分でPDF化して少し礼金を頂いた方もいれば,私のブログを読みやすくするツールを作ってくれた方もいます。

 ありがたいことです。ではまた。。

         TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年6月29日 (水) 11時32分

今まで、Toshiさんの書いているのが解らなかったのですが、読み方がやっと解りました。

なぜ解り難かったのか、感想。
  1.式が改行されず、スペースも置かれていない。
    式の比較・計算が解らない・追えない。
  2.字が大きすぎ、理解できない。
    普通、10point,論文は9くらいが頭に残ると思います。
    肩付き文字が小さいこともあるでしょうが。

wordにコピペし、字の大きさを変え、式を改行して読むようにしました。

丁寧に解説しているのに、驚きました。
今まで、そのまま読んでも解らず、読まなかったのですが、順に読ませて頂きます。

丁寧な、周到な書きぶり、大変と思いますが、

御自身のライフワークに差し支えの無い範囲で、今後とも続けていただければ、嬉しい。

ライフワーク、目処が立ちますように、期待しています。

投稿: | 2011年6月29日 (水) 09時16分

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