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2011年8月25日 (木)

東電OL殺人事件(続き)

 7/21日に,1997年の東電OL殺人事件の犯人とされて服役中のネパール人が冤罪濃厚である,という話を記事に書きました

(2011年7/21のブログ記事「東電OL殺人事件,冤罪か?」)

 一昨日,たまたま巣鴨駅前店頭で下記の文庫本(ノンフィクション)を見つけ買って読んでます。

           

 最近は,この種の本は大体ブックオフで古書を買い,めったに新本は買いませんが興味が大ありなので衝動買いして,昨日眼科待合室ではずっと読んでいました。

 まだ,1/3程度の読了です。この新潮文庫の佐野真一氏の序文で,被害者の東電OLの行動分析に関係して紹介されていた坂口安吾の「堕落論」は,

まさに私の以前のブログ開始の頃の2006年3月24日の記事「インモラルと人間の解放」に通じるところがあります。

 私の記事の方は,恐らく現代人が知らず知らずに感化されてきている西洋近代哲学のニーチェ,ショーペンハウアーetc.の思想や,日本人特有のわび,さび,そして親鸞etcの宗教思想に加えて,構造主義的なマルクスやライヒなど色々とゴチャ混ぜの多様化したイデオロギーの総合(or 模倣?)として頭に刷り込まれたものでしょうが。。

 既に,昔の太宰治の「人間失格」と似た安吾の「堕落論」にも類似していて,これのパクリのような内容になっているとも感じます。

 最も安吾における"人間の堕落"が私における"人間の解放"に等しいという意味では,上下の価値評価は逆転してるようです。         

 ところで,その後,肝心の再審etc.はどうなってるのでしょうか?こういうものは世間は忘れてしまい,手続きは遅々として進まないのが常ですが。。。

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