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2011年9月22日 (木)

ブログ初期の数式より文章が多い科学記事

 このブログを始めた2006年3月20日から数ヶ月の初期の頃は,科学記事といっても今のように数式の羅列があるようなものばかりじゃなく,数式がゼロではないけれど文章が主のエッセイ的なものもずいぶん書いてました。

  

 この時期は私は56歳でしたが,まだ大病(心不全)をする前で自分でブログを書くという楽しみに初めて出会いました。

 

 掲示板の投稿以外では,ある意味で全世界に自己表現,自己主張ができることに目覚めたたばかりで張り切っていて,様々な記事(日記)を書く気が満々でした。

 

 そこで,今のように気楽で,ちょっと本を眺めたり,ニュースを見るとネタが腐るほどタマって,どれについて書こうかと迷うというのじゃなく,真面目に悩んでブログネタを探すのにも苦労していた時代でした。

 

 さて,今日は,思い付きですがブログ記事のバックナンバーの宣伝も兼ねて,比較的数式の少ない過去の科学記事を列挙してみます。

 

 一番最初が,ブログ開始日の2006年3/20の「自己紹介」に続く「私のライフワーク」でした。

 

 次は「サルにもわかる相対性理論①~⑥」シリーズに混じって,

 

 1996年4月から2003年2月までやっていた池袋の専門学校の非常勤講師時代に教養の物理の授業で4月の最初に必ずやっていた講義の資料をコピーしただけの2006年3/30の記事「物理学史覚えがき」です。

   

2006年4月には,同じく専門学校講義資料からの「基礎物理学講義①~⑤」に混じって,

  

岩波書店刊のファインマン講義(重力の理論)を読んだ感想文として,4/10,4/12,4/13の「重力場(ファインマン),重力場(ファインマン)つづき,重力場(ファインマン)つづき,その2」があります。

  

そして,電気製品のキャッチフレーズへの皮肉めいた4/19の記事「マイナスイオン」,また,専門学校での講義の一コマの回顧である4/21の記事「パチンコ玉でわかる弾性衝突」があります。

  

また,3/20の「私のライフワーク」と同じテーマで書いた4/23の「くりこみ回避のアイデア」,および,4/28の「トンデモ理論について思うこと」もあります。

  

続いて,5月に入って,GWと陽気のせいか,かなり荒唐無稽なヨタ話ですが,宇宙線(放射線)と老衰(寿命)との関係に関連して,5/2の「歯無しの話と竹内古文書」を書いています。

  

 さらに,量子エンタングル系の量子コンピュータ関連の話で5/4の「公開キー暗号(神はサイコロ遊びをなさる)」,「量子通信(神はサイコロ遊びをなさる「つづき」)」があります。

 

 また,擬リーマン多様体(ローレンツ多様体)の上での幾何学や浦島太郎伝説の話などについて簡単に書いた5/6の記事「測地線(双子のパラドックス)」もあります。

   

私は,1976年の学生(院生)のときの卒業論文は,自分の専門と思っていたテーマでは間に合わず,観測される粒子がクォークの2体か3体のカラー1重項だけであり,何故4体以上,またはカラー1重項以外のexotic粒子が観測されないか?というテ-マで書きました。

  

しかし,私が学生時代に素粒子の分野でまだほんのヒヨコでしたが,自分の本当の専門である,あるいは専門にしたいと考えていたのは,量子電磁力学(QED)における量子(三角グラフ)アノマリーから始まるテーマでした。

 

これに関連した記事として,2006年5/11に「波動関数の位相と電磁場」を書いています。

  

また,私は1977年に27歳で就職のため東京に来ました。

  

大型コンピュータで数値計算,解析計算により予測シミュレーションをしプラント(発電所etc.)や自動車から発生する環境汚染濃度の予測解析をする環境アセスメント,環境コンサルの会社に技術屋として就職しました。

    

(この最初の会社は40歳(1990年)まで13年いた後に辞めましたが。)

   

その会社員時代にやった仕事上の話の記憶から,2006年5/17に「低煙源拡散モデル(JEA式)」を書きました。

    

統計物理の基礎や複雑系の話に関連して5/21の記事「ブラウン運動とフラクタル次元」,5/22の記事「エルゴード問題と次元」を書きました。

   

5/26には光電効果の論議に本当に量子論(光の粒子性)が必要なのか?の疑問etc.にも関連した記事「光子の干渉とコヒーレンス」を書いています。

     

さらに,宇宙原理,コホモロジー関連での考察,5/27の「宇宙の果て」があります。

   

 2006年6月は日韓共催のサッカーワールドカップがあった頃ですが,まず,就職してから勉強した流体力学についての6/2の記事「流体力学の話」からです。

   

 観測問題と経路積分の考察の6/3の「多世界解釈と超選択則」や,旧ニフティサーブの物理フォーラムでの議論から,6/8の「気体の浮力(アルキメデスの原理)」もあります。

   

 さらに,同じく,物理フォーラムでの議論に乗じて電気伝導の初歩的考察をした記事を書きました。

  

 それらは,6/15の「電気伝導(オームの法則)」,6/17の「電気伝導(つづき1)(ジュール熱)」,6/19の「電気伝導(つづき2)(衝突の正体)」です。

 

 そして,量子論の入門で問題となる話である黒体輻射の古典的基礎について述べた2006年6/20の記事「黒体輻射(キルヒホッフ)」や,

  

 理学と工学の類似点と異なる点について感じたことを書いた6/22の「基礎科学(工学と理学)」があります。

  

 また,酸素,窒素,二酸化炭素が地上では何故ある種の水と油のように分離しないかを考えた6/26の記事「空気の重力分離」,

  

 および,原子なら量子論でなく古典論ではほぼ瞬時に電磁波を放射して壊れるのに,何故,それと相似な太陽系や地球-月系では瞬時に重力波を放射して壊れないのかを論じた6/28の記事「重力波」があります。

  

 また,もしもタキオン(光よりも早い粒子)があったら,原因より結果の方が先ということが生じることを例を挙げて実際に計算して説明した6/29の記事「タキオンと因果律」もあります。

  

 そして,遠心力など見かけの力には,Newtonの第三法則:作用・反作用の法則に従う反作用があるか?という考察の6/30の記事「慣性力の反作用」もあります。

 

 切りがいいのでここまでにします。また,続きを書くかもしれません。

 

PS:実は,今日は祝日(秋分の日)とは夕方帰宅するまで知りませんでした。

(↑※いや,これは完全なる凡ミス。1日勘違いです。

 

 このPSを書いた時点では,22日だったのに日付が23日であると勘違いしていました。翌日になって,やっと気付きましたが,これは実害ないと思われるので,一度書いたものは消さないし,以下の日付け関連部分も敢えて修正することはしません。

 

 ちなみに23日.24日も休みではなく出勤です。25日は休む予定ですが。※)

  

 私は月々の固定給があるわけでなく時間給なので,月の休日が多いと,その月のもらいが少なくなるというわけで今は休日という意味での祝日には興味ないです。

   

 それに,職場は日曜でも祝日でも関係ないところなので,朝,この記事をアップした後,編集している途中で出勤すべき時間となりました。

 

 しかたなく,編集途中の改行が少ないまま,出勤して先ほど18時前に帰宅してブログの整形編集をしています。

 

 この記事,当初は前科学記事の「非線形自由粒子と格子上の場理論」の続きとして,「微視的因果律と決定論」というテーマを書く予定でした。

 

 つまり,NewtonにしろSchroedingerにしろ,運動方程式は発展型微分方程式ですから,初期値を与えれば未来は全て決定されるため,古典論では宇宙開闢時に初期値を与えれば未来の運命が決まってしまいます。

(↑謂わゆるラプラスの悪魔です。)

 

 しかし,量子論では初期値は波動関数の初期値,つまり確率で与えられるに過ぎないので,未来が決まるといっても未来の確率が決定されるだけというような内容を書こうとしていました。

 

(※初期値が決まっていても,それは確率の初期値が1,または確率密度の初期値がデルタ関数であるという程度の意味しかありません。※)

   

 ある粒子に着目すると,それ以外は外場でその粒子の確率を決める運動方程式にはその外場を周辺環境として組み込んだ式になるはずです。

  

 そして,周辺環境を構成する個々の粒子(要素)はその時点では既に確率ではなく例えば右か左かが完全に決まっている(確率の収縮?)はずです。

 

 例えば右か左の二択なら,確率(波動関数)の従う運動方程式も2つの別々の分枝(経路)の方程式です。

 

 よって,これらは古典的な巨視的因果性とは違うだろう?という私の幾分浅薄かもしれない理解に,量子論の微視的因果律の話をからませても内容が乏しいと思ったので,追加の前書きを書き始めました。

  

 そういえば近頃は数式ばかり多くて,前記事も含め物理的意味のようなことを書くのはずいぶん久しぶりだなと思いながら,ブログ初期を回顧していたら長くなって本文を書く余裕がなくなってしまったのでした。

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コメント

名無し、素です。

投稿: 素 | 2011年9月22日 (木) 15時00分

重力場 読みました。

恥ずかしい。そういう人間です。

メール不要です。

投稿: 素 | 2011年9月22日 (木) 14時59分

素です。

いろいろ、失礼、お許しください。

質問があり、メールでお願いしたいのですが、白紙でも何でも、返信いただけないでしょうか。

標題か、名前をToshiとしていただければ、見落としはありません。

投稿: 素 | 2011年9月22日 (木) 14時49分

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