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2011年10月11日 (火)

小沢一郎関連の過去発言

 今日は,要するに単なる手抜き記事なのですが,

 小沢一郎氏の裁判や記者会見での検察批判が余りにも,私が前から本ブログで述べてきたことに一致してると感じたので,

 ここ2年くらいの,このブログ内での一連の小沢関連記事を検索して列挙してみることにしました。

 まあ,特捜が動く政治家や官僚の事件に限らず,痴漢や芸能界まで含む多くの刑事事件で,詳細をマスコミ報道くらいでしか知ることができない世論次第でその裁判の判決が決まるようじゃ,

 このクニは正に"暗黒裁判"というよりも,かなりオカシイです。

 有罪の声が大きくても白は白,無罪の声が大きくても黒は黒です。(灰色は白の利益に。。。かな?) 

 有罪か無罪まで国民の多数決で決められちゃたまりませんよ。

 さて,まずは,まだ選挙で民主党が勝つ前の2009年3/26の記事「心室細動(松村邦弘)に思う。」のPSからです。

(※:再掲記事1) PS:民主党の原口くんは結構エライな。。

 「日本の土壌では,痴漢でもなんでも,一旦疑惑を持たれ,ましてや起訴されたりすると判決も出てない被告の段階なのに,本当の真実は無実潔白の冤罪で痴漢など全くやってなくて真白な人間でも,一旦犯罪者と思われると終わりだということ。

 万が一後で無罪判決が出たとしても,元通りの信頼を回復することなど不可能で,その裁判に精力も財産も費やし尽くしたため,既に時宜を失して人生を棒に振るような社会なんだということ。」

 がよくわかってらっしゃいますね。

 小沢一郎君が"マヌーバ"として党首を降りることで,政権交代がかなったとしても,私なら節を曲げて司法に屈してまで政権に固執するよりは選挙に負けても我を通す政党の方が信頼できます。

 どうせ政権交代しようがどうしようが,政党の質として民主党と自民党とそんなに差があるとは思わないし,被告になったとか疑いがあるというだけで,掌返して政権交代できないというのなら,所詮この国の国民のレベルはその程度なんでしょう。 

(人気がなくなろうが選挙で負けようが,たとえ逆恨みで殺されようが,「やってないもんはやってないんじゃい.!! 。。有罪か無罪かは多数決じゃ決まらんのじゃい。。」 自分以外の世界全体が有罪の大合唱しようが,拷問やイジメを受けようがたった1人でも無実を主張するくらいの気概はないのかい!!!。。。)

 日本じゃ選択肢が2つしかないのも問題です。

 同じような2つの党でもトキドキは交代する米国のシステムの方が互いを牽制して独善な暴走を防ぐ意味ではマシなのですが。。。

 もっとも小沢一郎君は,真白ではなくて真っ黒かもしれないですが,人間イケメンかどうかで判断してはいけません。

 昔から権力,特に警察,検察,それに自衛隊という,「きちがいに刃物」の集団が大嫌いな人間としては,「民主党だ。自民党だ。」と騒ぐ以前に,

 "「司法」が好ましくないと思う人間を片っ端から疑わしいとして引っ張るだけで有罪ではなくても半分社会的に抹殺することができて,世の中を思い通りに牛耳ることができるような社会"になる可能性の方が,はるかに危険で切実な問題だと思っています。

 以前の鈴木宗男君の疑惑のときだって,そうでした。

 実刑判決くらって,現在も最高裁に控訴中らしいですが,逮捕当時はさんざん叩かれ,多くの国民も当然のように尻馬に乗ったのですが,今となっては必ずしも検察の思惑通りか疑わしいですね。。

 当時,社民党で彼を「疑惑の総合商社」と追及した辻本氏も後に罪に問われて失職して,また返り咲きましたね。

 どうも政党は違っても立法という意味では味方なのに,今と同じように足を引っ張りあって,結局は両方とも司法にやられましたね。(再掲1終※)

 鳩山政権時代の2009年12/10の記事「震源の探知(大森公式等)」のPS3から

(※再掲記事2):PS3:「陳情政治」からいきなり「非陳情政治」へと革命的に移行するのではなく,途中で1人(小沢さん)に権力が集中するシステムを経る。。

 共産革命でも過渡期ではプロレタリア独裁(現実には中国では毛沢東,ロシアではレーニンの1人独裁)です。

 それはそれでマヌーバとしてありなのでしょうが独裁者がプラトン的(プラトニック)に正しい哲人でいるうちはいいけど,うまく移行できないと"元の木阿弥"か,もっと悪くなります。

(※PS;余談ですが,その昔日本共産党は"プロレタリア独裁"の「独裁」という言葉がイヤというか,選挙等では誤解を招く不利なフレーズと見たためか,"プロレタリアのディクタツーラ"という呼び名に変えたことがありました。

 内容は同じなの,に国民や党員をもゴマかす言葉ですかね。。。?※)

 また,小沢氏と取り巻きが中国に大挙して出かけていって米国にブラフかけて「ポッポ政権」を裏で後押ししてるのかも知れないけど,

 うまくいくのかねえ。基地問題。。(再掲2終※)

 それから一週間後の2009年12/17の日記「もういくつ寝ると?」のPSから.

(※再掲記事3)PS2:経済危機のような有事?の際にも政策論議より党利を優先させていると,かつての"社会党(村山)→ 社民党"のように自民党も事実上消えてしまうのではないか?と危惧しています。

 

 それが運命?(いや小沢氏の意図=民主党の党利党略?)(再掲3終※)

 

 さらに,2010年1/14の記事「疲れた~。」のPSからは。。

(※再掲記事4)PS:今朝(1/15)のTV朝日の朝ニュースでのO谷君は小沢事件についての見解で,珍しくも正に私の思いを代弁してくれていました。

 今までは,ほとんどのコメントについて私は彼をけなしていましたが,かなり見直ました。O谷君,エライ。。。

 田中角栄のロッキード事件のときといい,今回の事件といい有閑階級で直接生活には心配の無い司法エリートたちが目先のつまらないメンツのためか,

 結果的に立法と行政を常に自らの意のままに操ろうとしているのを私が前から苦々しく思っていたことは,このブログを通読していただけるとわかるでしょう。

 緊急時には,小異を捨てて大同に付くべきだろう。大異なら話は別だが。。

 小異にこだわるのは人民の生活よりも権力争いやメンツ,あるいは金儲けの方が大事な連中たちかな? (再掲4終※)

 次は,2010年5/16の記事「好き嫌い趣味嗜好」です。

(※再掲記事5)PS:良きにつけ悪しきにつけ,これほど米軍基地や沖縄の問題について注目し真剣?に考えていると見える政府,政治は久しぶり(初めて?)という感想です。

 私は,かつてまだウブでしたが,1972年頃には"沖縄返還"ではなくて,"沖縄独立"(イヤ,"沖縄奪還"だったかな?)とか,沖縄解放"などというスローガンに載って,これらを唱えていたような記憶があります。。

 小沢問題といっても,争点は汚職がらみの政治資金があった?とかではなく単なる不実記載(つまり多額の入金を前年に記載したか本年に記載したか程度?)なので,これは検察のメンツのためか,あるいは選挙前の支持率操作の政治介入としか感じないのは私だけ?

 (別に民主党や鳩ポッポさんを応援してるわけじゃないし,既存の支持政党などはないので単なるアマノジャク感想です。)(再掲5終※)

 そして,現在の末期的症状に入る直前の頃の2010年6/6の記事「普通の日記。。」のPSから。。

(※再掲記事6):PS:菅直人氏,私が33年前に東京で会社に就職した頃,最初に配属された部署で,彼と同じ大学出身で私より7歳上の直属上司:Y課長(通称ヤッさん)が"虫唾が走るほど嫌い"と述べていた印象が強いです。

 

 また,私と同郷(岡山県人は腹が黒い!)ということもあり,よくは知らないうちに嫌いになっています。(橋本龍太郎も岡山県出身です。姫井由美子ちゃんだけは見かけがカワイイので好きですが。。)

 

(菅直人氏は出身は山口県宇部市ですが菅家の本籍は岡山県です。)

 

 彼の奥さん(菅伸子さん)の方は,私の出身高校(金光学園)の先輩らしいですね。(実は,電話で聞くとクラスが違ってて親交はなかったらしいけど,現西宮在住の私の5歳上の姉の高校時代の同級生らしいです。)

 

 悪人顔に見えるだけで他の多くの政治家と比べてそれほど悪いことをしてるとは私には思えないのに,検察のメンツ?or 陰謀?で悪役にされた小沢氏を"スケープ・ゴート"にして,民主党は選挙前の支持率を回復しようとしていると見えます。

 

 マスコミは小沢グループとの決別,主流派と小沢氏との不仲?を集中的に報道しています。

  

 実は退任演説も小沢氏,鳩山氏の側近がつくったシナリオ通りで,その後の動きも全て選挙上手の小沢,大きな金ヅルの鳩山の両者が承知の上のデキレースなんじゃないか?と思っています。

 

 イツモ通りのアマのジャク的邪推ですが。。(再掲6終※) 

 

 次は2010年8/27の記事「散乱の伝播関数の理論(19)(応用5)」のPSから

  

(※再掲記事7)PS:ともかく,"賽は投げられた。"

  

 こうなったら,とにかく,現実的政策を何も断行できない奴らに代わって,小沢さん。がんばってくれよ。(再掲7終※)

 

 次は2010年9/14の「現在過去科学記事を編集中」のPSからです。

  

(再掲記事8※):PS:小沢氏敗北で円も高騰。。

 

 党の議員票とこれだけ差のある民主党の党員・サポーターっていったい何者なんでしょうか?

 

 沖縄でもヒロシマでも菅氏は支持されてないはずです。現状維持では主に弱者の閉塞状況は打破できません。

 

 確かに菅直人氏のインタビューで靴でも投げたい気持ち。。

  

 押尾裁判でもそうですが,証言が虚偽かどうかは天のみぞ知ることです。

  

 鈴木宗雄氏の話でも情報をリークする検察のみの味方をしたときと同じく,公平であるべき結果が出る前に,一方のみの味方をするマスコミの,

  

 結果を左右するだろう極端に不公平な報道にはイツモながらあきれます。

 

 (再掲8終※)

 

 続いて,2010年9月にPCがクラッシュして,ブログ中止,再開後の最初の2010年10/24の記事「ブログ休止中の出来事」の本文からです。

 

(再掲記事9※)⑧10/6(水) 検察察審査会の再度の議決で小沢一郎氏の強制起訴が決まる。(その後小沢氏側提訴も棄却で確定)

 

 → 野党と与党一部が小沢氏の責任を追求

 

 こうした司法領域の決定が無作為抽出の11人の投票多数決によってなされるなんてね。。。これは事実上立法・行政の手続きである国民投票による司法の決定ですね。。

 

 まあ,起訴不起訴の決定の話ですが,日本では起訴される,いや逮捕されると既に犯人扱いになってしまいます。

 

 政治的要件とはいえ,擬似国民投票で個人の有罪・無罪判定の過程が決まるようでは,そもそも司法・裁判とは何なのか?と私は疑問に思います。

 

 具体的にこの件での真偽は不明ですが,どんな刑事事件であろうと,たとえ全世界が有罪を叫ぼうとも真実は曲げられないし無実なものは無実であって世論の投票では決まりませんね。。。

 

 まるで,西部劇でリンチを叫んで留置場へ押しかける群集のようです。

 

 平気で証拠が捏造され冤罪が課せられ,そして起訴前の取調べ中でも平気で一方的な情報がリークされるようなこの国で,一体警察・検察,いや司法の何が信じられるというのだろう。

 

 (再掲9終※)

 

 ここまでは"東北大地震+福島原発事故"の前に書いた記事です。

 

 そして,最近の2011年9/27の記事「不可解な判決。。政治裁判か?」までは,小沢さん関連のことは忘れていて書く気もありませんでしたが。。

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006. 社会・経済・政治」カテゴリの記事

コメント

片方の情報しか見なかったときでも、明らかになってる事実と比べて不自然に悪者扱いしてたり、本人が当然のことを言っててもムリヤリ悪く解釈したりしてるのを見れば、変だと思うのが当然だと思うのですが、何も感じずにマスコミを信じる国民て何ですかねー?
まあ、ソレを信じてるという世論自体も「マスコミが世論と称してるモノ」だと思ってますが、国民が世論だと信じれば同じですかね?

投稿: hirota | 2011年10月13日 (木) 09時42分

 どもhirotaさん。TOSHIです。

 さっそくの同調的コメントありがとうございます。

 まあ,推理小説の題材となるような事件では警察の捜査の結果として逮捕される犯人が正当な犯人なのでしょうが。。。

 情況証拠,事情聴取の調書しかないケースでも事件なら犯人逮捕後に起訴前でも,マスコミは警察の捜査本部の記者発表をそのまま一方的に流してるだけです。

 情報が片方だけ流れてるだけなら世論はそれを信じるでしょう。

            TOSHI

投稿: TOSHI | 2011年10月11日 (火) 18時20分

原発事故以来、マスコミに対する私の信用はゼロになったので、そんなもの信じてる国民はアホとしか思いません。
それ以前から、小沢さんに対するマスコミの扱いはアヤしいと思ってましたから、私も小沢さんガンバレ派です。

投稿: hirota | 2011年10月11日 (火) 13時52分

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