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2011年12月12日 (月)

ブログ初期の科学記事(2006年12月)

 さて,手抜きの目次記事も2006年12月まできました。(最近は土日は出勤して月曜に休みをとっています。)

 この2006年(平成18年)の12月24日のクリスマスイブの日と,翌年の1月16日の2日間で,巣鴨の分譲マンションといってもワンル-ムですが,1994年(平成6年)5月から2006年12月まで住んでいたマンション「巣鴨陽光はハイツ」の,

 巣鴨駅から徒歩1~2分でエレベータもある便利な7階の部屋から,自室売却のためもあって,北区に引っ越しをました。

(※2006年12/25の記事「引越し(巣鴨から滝野川jへ)」,2007年1/16の記事「入院のため一週間お休みします。」参照

 引越し先は,最寄の西巣鴨駅,王子駅板橋駅,新板橋駅のどこの駅に行くにも,徒歩なら15分の,北区滝野川4丁目の4階建てでエレベータがない3階の部屋です。

 ところが,この2006年12月に借金返済のため部屋を売却して滝野川への引越しを決めた直後に,心臓病を発病したのです。

 そのため,引越し作業もままならず,しかし今さら引越しをやめるわけにもいかないので,友人に手伝ってもらって2回に分けて引越ししたわけです。

 何とか,,2回目の1月16日で引越しを完了させ,荷物をひも解く間もなく,僅かな隙間しかないベッドで一晩寝て翌日に最初の入院をしたのでした。

 一週間の入院で肺に溜まっていた6リットルの水を排出して,咳も止まったので退院後,2月初めからは元の夜勤の仕事に復帰しました。

 でも,この心臓病のため,普通の速さで歩くことも自転車に乗って普通に走ることも結構辛く,坂や階段をうまく上れないのは相変わらずで,エレベータのない3階に引越したことを後悔しました。

 そして,やっと引越し荷物を半分くらい片付け終わった3月の終わりには,身体の変調を感じて病院に診察に行って,入院が決まり,最終的には2007年4月10日に心臓バイパス手術を受けて,4月末には退院しました。

 しかし,心不全では派遣先での軽作業労働も無理だろうと,派遣元から4月末に解雇され,結局,借金を返すどころでなく,巣鴨の部屋も売れないまま,家賃払うのもやっとでした。

 しかも駅から遠くてエレベータのない3階暮らしは辛いこともあって,

 先の引越しから,約1年経った2008年3月中旬には,一応まだ持ち家の元の巣鴨の便利なマンションに舞い戻ってきました。

(※2008年3/14の記事「引越し,孟母三遷,神の意思」参照)

 その後,紆余曲折があって,マンションの一室は売れましたが,完全失業でかつ身体も以前のようには動かないため,

 身障者手帳は貰いましたが容易には職に就けず,家の売却代金は借金返済ではなく生活費と化してしまいました。

 ,2010年8月には,今の巣鴨駅から徒歩8分のアパートへと引っ越して現在に至りますが,2006年の暮れから,2010年8月の間に近くばかりとはいえ,3回も引っ越したのにはちょっと疲れましたね。

(※2010年8/9の記事「引っ越しました。(ネット未開通)」を参照)

 科学記事以外の過去記事をも振り返って読んでいるうちに,つい回顧にふけってしまい,余談ばかり書きましたが,本題に入ります。

 この2006年12月は,病気や引越しがあって,ブログどころではないところもあったので,科学記事もやや少なめです。

 宇宙や星関連の最初の12/1と12/2の記事は,前月の(2006年11月+α)の記事紹介の方に含めましたから,

 まず,最初は数学の演習問題のような代数の軽いトピックで,2006年12/4の記事「群の単位元と逆元」からです。

 次からも,数学で解析学,特に関数解析の初歩です。

 大学2,3年当時にややはまっていた存在定理の関連で,

 12/5の記事バナッハ空間における逆写像定理」,および「バナッハ空間における陰関数定理」です。

 この頃(=1970年前後)は,学生運動以外で学問として理科系で興味を持っていたのは数学だけでした。

 ,この程度の高校生に毛の生えた程度の数学のレベルでは,本格的に物理学をやるのはまだ早いという感覚でした。

 結局,大学を5年間で卒業するまでは,物理学についての知見は,一夜漬け程度の試験対策だけという感じでした。

(※曲がりなりにも物理をやり始めたのは24歳:奥の院に入ってからです。※)

 そして,常微分方程式の解の存在定理関連は,12/6の記事「常微分方程式の解の存在定理①(アスコリの定理)」,12/7の記事「常微分方程式の解の存在定理②(一般解の存在)」,

 および,12/9の記事「常微分方程式の解の存在定理③(一意性,一般解の存在(1))」,12/11の記事「常微分方程式の解の存在定理④(連立方程式,高階の方程式)」です。

 そして,ドサクサで種本の過去ノートを紛失してしまったたため,内容は言い訳だけですが,12/13の「常微分方程式の解の存在定理⑤(一般解の存在(2))」で中断です。

(※ 後に引越し荷物の整理中にこのノートを見付けて続編を書き,このシリーズは無事完了しています。)

 さて,物理に戻って,12/14の「演算子のスペクトル展開の例(空洞光子の量子場)」,12/17の記事「電流によって発生する光子の個数分布」,12/17の「高密度下のφメソンの質量減少を確認(KEK)」を書いています。

 さらには,12/19の記事「赤外発散の問題(エネルギーゼロの光子)」,12/20の記事「算数の問題(再掲)」,12/21の記事「電子の自己エネルギーとDiracの海」があります。

 最後は,引越し後で病気にも罹って後の,ほんのつなぎで,得意の基礎物理ではないですが,前から曖昧な理解しかしてないと感じて気になっていた電気回路の定理について述べた,

 12/29の記事「鳳・テブナンの定理(電気回路)」です。(以上)

 PS:昨晩のサッカーのクラブワールドカップ準々決勝の柏レイソル vsモンテレイ(メキシコ)戦は久しぶりに手に汗握りました。

 12/14には,前代未聞の欧州と南米の一角を崩し,新しい歴史を作ることを期待しています。

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