文化・芸術

2008年12月 9日 (火)

「ソルジャー・ブルー」を再び観た。

 約1年前にシャイアン族大虐殺(1864年)と同じ日11月29日に書いた「ソルジャー・ブルー再び'(映画感想)」 http://maldoror-ducasse.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_3004.html の中での間違いに気づいた。。というのもこの映画を中古ビデオから探してきて封切り(私が20歳のとき?)から38年ぶり?に見たからです。

 よくできたフィクションだと思われるかもしれないけれど最後の光景は40年近くも前から頭に焼き付いていた程のものですね。。。まあ,感想はあまり変わらなくて観れば語る必要なしです。

 主人公の1人キャンディス・バーゲン演じる女クレスタはシャイアン族と白人の混血と書いたのですが,そうではなく,白人ですがシャイアン族の"まだら狼"の妻だったのを白人に救出された?ので別れたということらしいですね。

 今は違うけど,この頃の私の女性の好みは野性的な感じのキャンディス・バーゲンよりもむしろ「卒業」の可愛らしいキャサリン・ロスでしょうか?

 私は丁度多感な年頃で精神的には若いというだけで充実していたと思いますが,生活自体は学生とはいっても今よりも悲惨で,マヨネーズや塩をなめて水だけ飲んだりして空腹を我慢という日もよくあったし,もちろんテレビはなし。。寒くてもコタツもなし 暑くてもウチワだけでした。。

 一時期はお米屋の2階に宿直代わりに住んでいて家賃がタダで早朝に店員が来ると木戸を開けてあげるというのもありました。

 まあ,学生だから普通の労働者よりも優遇されていてアルバイトは学校の掲示板にたくさんあって人気のない仕事であればアブれることはないので怠け者でなければ普通並みに食べられたのですが。。

 別に学生アルバイトをするというのはいわゆる苦学生ばかりではなく,余裕で稼いで海外旅行をするとかが目的の人もいたのですが。。

 私は,今と同じくキリギリスで持ち金が全部なくなるまではゴロゴロしていてどうしてもやらないと飢え死にするかも,という状況になって初めて渋々仕事を探し,ほぼ無一文だったので友人にアルバイト先までの交通費と食事代を借りて仕事をして,もらった金から借りた金を返すということの繰り返しでした。

 今も同じことをやっていて反省しないから,40年近く経っても全く学習能力なしですね。

 当時は学生なので生活費のほかに本代なども必要でしたがそれはほとんどはパチンコで稼いで買いました。

 ときたまには生協の本のコーナーで万引きしたり図書館から盗みました(借りたまま着服,大学の印がついてたりします)。オイオイ。。

 パチンコは普通はいきつけの店で毎週何曜日か忘れたけどその日よく出ている台の番号を手帳に記録するだけでその日はパチンコはやらず。。後日,朝10時に並んで記録してあって開いている台でやると今と違ってギャンブル性は小さく小額ですが大体勝てました。

 パチンコ屋にはよく暴力団と学生お断りとかありましたがセミプロ級の友人もいました。。生活かかってたのでパチンコも下手では生きていけませんでしたからね。。

  いつの頃からかパチンコは全くしなくなりました。。勝ち負けの額が大きくコンピュータ制御だし,釘を見て天穴のどこかを狙うとかではなく全く別のノウハウが必要らしくて,ほとんど勝てないので,やめたのですね。

 そういえば麻雀も学生時代は簡単なイカサマもやったことあったけど社会人になってしばらくしてやめました。こちらは初心者以下で下手でした。。

 パチンコは初めてやったのは1年間予備校に通っていた浪人時代で,まだ初めてチューリップがついた頃で左手で握った玉を穴から転がして入れながら右手ではじくというローテクな時代でした。。うん,なつかしい。

 アルバイトについては,もっと要領のいい奴,とはいっても同じく仕送りなどない奴らですが当時はホストクラブのようなものは田舎にはなかったけど何かカラーのスーツに蝶ネクタイでバーテンダーのような給料のいい仕事してたらしいです。

  アルバイト関係の自分では面白いと思っている話も結構あるけど例えば今の普通の学生のようではなかったので親しいガールフレンドとかはいなかったけど,女性の話では以前アルバイトしてたガードマンの会社にいた年上OL女に街でバッタリあったのがきっかけでストーカーのようにつけまわされたとか,

 白蟻駆除の会社の支店長のまだ高校に入ったばかりの娘婿になることを画策されたとか。。。

 その白蟻の仕事では床下で仕事したのでときたま若奥様のパンツが見えたりとか。。。

 入学して初めの2年半くらいは家庭教師もやっていたけど子供の誕生日に呼ばれて嫌いなものを嫌いと言えずに吐き出しそうなのを無理にビールで流し込んだりとかとかキリがないのでやめよう。。

 いいことばかりじゃないし,「忘れない病」は辛いのですよ。。。

 今からは信じられないかもしれないけど,当時私は全くシャイだったので家庭教師以外の接客業はできませんでした。

 後に奥の院に進んでからは予備校などで教壇に立ちますがそれはノイローゼの後ですね。。

 そういえば確か1050円の運賃で普通電車で夜中の2時40分に乗って2~3回乗り換えて丁度12時間後の昼の同じくらいの時刻に実家のある駅に着くように帰るのが長期休みのときの慣例でしたが。。。

 あるときパチンコでつい帰る金なくし,近くの長崎屋の棚卸のバイトみつけて次の日だったか1日働いた後に旅費ができて2日遅れかで帰省した記憶ありますね。イヤ新幹線はもう既に博多まであったはずですよ。

 しかし当時帰る前は大体浮浪者(きちがいと同様差別言葉でしょうが。。)に見える格好だったので毎回夜中に駅でおまわりの職質が来て学生だとわかると世間話のふりして学生運動の情報聞かれたりしたのは今思ってもウザイものでした。帰省から学校に戻った直後はコギレイでしたがね。。

 また東京にデモに行く際には普通電車で3時間くらいだったか電車賃が800円くらいでした。泊まらなくてもいいけど泊まるなら宿泊費はタダでどこかに誰か友達がいたし,ダメでも例えば東大の地震研とかが封鎖中で門が開いてなくてもどこかを乗り越えればよかったし。。

 そういうわけですから普通映画を観るのは最低クラスの7番館くらいの入場券130円と150円の名画座と小劇場だったかな?でもときどきは300円以上もした贅沢な封切りを観ましたが何故これを封切りで観たのか偶然ですかね。

 正解でした。封切りでなければこの時代に7番館で観れたとは思えません。

 自室にはテレビがなく映画館は冷暖房が効いていたので余裕があればよく映画を観ていましたね。

 この頃は北富士の米軍演習場や成田三里塚に出かけて行った頃ですね。

 その後同じ学生運動仲間や「親友」の"ムラハチ"に会ってノイローゼになってしまうのですが。。

 この映画見た頃はまだいくらか凶暴(軽い犯罪行為は平気でやっていた)でしたが頭はまともでしたね。。

 まあ。。ノイローゼか精神病かわからないけどここらへんの本当の事情だけはさすがに非公開日記でなければ書けません。

 たとえて言えば今は冬ですから無理ですが,夏でも素っ裸で堂々と歩くことはまだできません。ケイサツに捕まるのは別として。.

 これについては人間よりサルのほうが上だな。。

 本題に戻ると,白人が元々の原住民だったアメリカ・インディアン(当時)に21人殺された(戦いだから相手も同じくらい死んでいる)復讐で女・子供がほとんどの500人を700人の青い服の騎兵隊(soldier blue)が惨殺した当時は大勝利としたが後日アメリカの白人自身が自らの汚辱的犯罪とした事件です。。。

 白人(white)1人の命の重さが非白人(colored)数十人の命以上の重さだったわけでしょうか。。。WASPだな。。。

 ヒロシマ,ナガサキ,ベトナム,アフガン,イラク。。今の合衆国は必ずしもホワイトだけの国ではないですが面々と歴史は受け継がれています?。。。

 この映画はよくある西部劇の善人と悪人が逆転した記念碑的映画でした。。

 背景には当時のベトナム戦争においてアメリカが味わうことになる初めての事実上の敗戦の直前の断末魔が影響していたと思います。

 この映画でかつて見落としていて今回発見した重要な2つのうち

 1つは,かつての夫,”まだら狼”が新しい婚約者の首に自らが贈った首飾りを見つけて殺すのをためらっているうちに取り囲まれて殺された場面と,

 あまりの惨状に大ケガをして泣いているインディアンの女の子をホーナス軍曹が抱き上げて将軍に渡したらさすがに目の前の子供は殺せなかったというシーンです。。

 近代兵器の特徴は大量殺戮をしても当人が相手の傷ついた身体を見ることさえもないということ,他人を傷つけた殺したということの結末を生で実感できないということです。

 相手を殺しても自らが返り血もあびない。。

 素手であれば作用と反作用は明らかで。。思い切り相手を殴れば自分の拳も痛く,心も痛いはずなのに。。

 (官憲,権力とかあるいは皇室とかにしても,その組織としての存在は敵だと思って憎いと思っても個々の生身の人間には親兄弟,そして女房、あるいは夫や子供もいて決してその背景組織のせいで憎いとは感じないはずだ。。

 極端な話例えば愛子さまが可愛いなあと思う感情は皇室が好きではないという思想的なものとは関係ないだろうと思う。。

 彼女がそこに生まれたのは本人の責任ではない。。

 昨日ブン殴ってやったのはナニワブシ人間なのに,そこがワカラナイ奴で右翼か?と抜かしやがったからだ。。

 そこを曲げたら逆差別になると思ったからだ。。

 罪を憎んで人を憎まず。なかなか言うは安くできないこととは思うけれど。) 

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2008年11月14日 (金)

久しぶりに芝居を観に行きます。

 他人の悪口を言うくらいの趣味しかない無教養な頭(これは昔同じカマの飯を食べていた奥野先輩によく言われていたセリフですが。。)で,いろいろと考えすぎて知恵熱が出たらしく,偏頭痛がします。。。イタタタ。。。

 ところで明日は,久しぶりに,私の先輩の友人で新宿ゴールデン街の「ゲットー」の元マスターで演出家の高橋征雄氏の作・演出の「夜の滝」というのを神楽坂に見に行く予定です。http://guccibocci.web.fc2.com/ 映画「カッコーの巣の上で」のパロディか何からしいですね。。。

 最近はいろいろな意味で余裕がなくて,そうしたものには行けませんでしたが,もう先も長くないし受動的な楽しみで経験できるものなら何でもやっておこうと思います。

 彼(高橋氏)の作品を最後に観たのは確か数年前,新橋ででしたね。。。

 それは亡くなる前の草薙幸二郎氏と草薙良一氏が共演した珍しいものだったと記憶しています。。 

 もっと前なら「螺旋階段」とか「水の中のナイフ」とかいろいろ見ましたが,若かったので出演者や大道具小道具などのスタッフなんかと観劇後の打ち上げなんかで飲んだという記憶もあります。

 こういう比較的マイナーな演劇を観るという趣味は30年以上も前の学生時代に主催は寺山氏だったか唐十郎氏だったか忘れたけど黒テントなど前衛劇団がドサまわりでやってきたときに観たことから始まったものです。

 当時,こうしたものは学生にとってファッションだったし,誘われて見栄もあって観ただけだったのですが,意外に面白かったので,まだ続いている趣味の1つですね。

 まあ,東京に出てきて10年前後の当時は勤務していた会社の先ほど述べた先輩の弟さんが,それらに出演していたということもありますが,若い頃はその他にも新桜台で麿赤兒氏主催の前衛舞踊「大駱駝鑑」にも誘われて何度か通ったことがあります。。

 別口ですが当時ちょっとだけ付き合いのあった女性が準主役で出演していたとかで渋谷ジャンジャンなどで劇団「銅鑼」の公演なども見ましたね。

 (彼女はボーカルもやっていてビリー・ジョエルの唄「オネスティ-」は彼女の関係で覚えたという記憶があります。

 さっきホームページで見たらまだいるらしい。。

 ヤバイからあまりバラすのはやめとこう。

 もっとも私のブログなど関係者は誰も見てないとは思うけどね。

 そうそう渋谷で観たのは難破して無人島へ行くとかいうストーリ-の「あっぱれクライトン」だったかなあ。。

 あとで「水戸黄門」みたいだったとか感想言うと真剣に怒っていたのはこれだったかな。。。

 うん,写真は歳は食ってるけど,自分の道を歩んでいて幸せそうな顔だ。。)

 まあ,全体に舞踊も含め観たものは喜劇であったことが多いですが。。。

 実は古いマイミクの独身時代は,関西にいた女性友達の中に観劇が趣味という方もいましたが何故かその種の話はしたことがありませんでしたね。

 今回も昔も観に行くのは常にひとりですが,寂しいから,誰かを誘ってみようかなあ。。。 

PS:さっそく「忙しいから」と第一候補に断られました。。。

 結局,前売り券でも3500円だしお金が乏しいので誘うのは第一候補だけでやめました。。。。

 高橋征男さんには珍しく?シリアスでもう少しで涙が出るところでした。。。

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2007年11月29日 (木)

ソルジャー・ブルー再び'(映画感想)

 私が,これまで見た映画のうちで一番好きというか印象に残ったもので1970年前後に珍しく封切りで見たアメリカ映画「ソルジャー・ブルー(Soldier  Blue)」があります。

 残念ながら,アニメ「地球(テラ)へ」のソルジャー・ブルーではありません。

  この映画は1864年11月29日のコロラド州で実際にあったアメリカインディアン(当時)の大量虐殺事件を題材にしたものです。

 当時騎兵隊だか民兵だかの青い制服を着た白人兵士達700名によるシャイアン族の女子供達を中心とした600人の人々の大量虐殺の光景をキャンディス・バーゲン演じる白人とシャイアン族の混血の主人公が目撃し,自らに白人の血があることを恥じる,という内容であった,と記憶しています。

 当時は私も若くて,今ほど涙もろい方ではなかったのですが,感情移入して泣けて泣けてしょうがありませんでした。

 それにしてもシャイアン族を急襲し若い女性を強姦する真っ白な尻の兵隊達のリアルな映像,それさえも修正する映倫の所業には少なからず腹が立ちました。いくらなんでもそんな局面で欲情するわけないじゃないか。。。

 丁度1970年当時はベトナム戦争が激化し,結局,その戦争で恐らくアメリカははじめての敗北を味わうわけです。

 それはベトナムに負けたというより戦場で疲弊しきった自国の兵士達の現状などを知った国内の世論に敗れたと云えます。

 そして,それまでの「大七騎兵隊」など主要な西部劇に代表される白人が善でアメリカ・インディアンが悪という構図について,自国が敗戦したおかげで,知識階層を中心にはじめて猛列な反省がなされました。

 (西部劇の善と悪が逆転した?記念碑的映画でもあります。)

 アメリカ・インディアンは差別用語とされ,現在ではネイティブ・アメリカンと呼ばれるようになったというような経緯も聞いています。

 そして,同時に黒人差別など被圧迫階層の歴史も見直され,ニューヨークのハーレムの解放なども進んで,表面的には白人至上主義思想も薄まったようにみえます。

 しかし,ブッシュのアフガンやイラクなどの無辜の民の虐殺など,未だに「ソルジャー・ブルー」の世界は連綿と続いています。名誉白人などと呼ばれて喜んでいる日本人も「テロ特措法」などをつっくてアメリカの尻馬に乗るようじゃ同じ穴のムジナです。むしろ,「テロ」の側に味方してもよいくらいなのに。。。

 いずれにしろ,戦争を喜ぶのは「死の商人」とその係累だけです。

 アラブ資本やブッシュもそれに属する輩でしょう。我々がそれに協力するなど愚の骨頂です。

 日本がアメリカの属州であることを自負するのであるならば一蓮托生なので一緒にテロられるのも当然ですから,それを甘んじて受けるべき,切腹すべきなのに,テロを恐れてアメリカという母親のスカートの中に隠れるのは,とても恥ずべきことです。

 だからといって私自身が自爆しようとかと思っているわけではなく,口だけなのが実は歯がゆいところですね。。。

 You-tubeでなつかしい映画を見つけたのでつい感想を書きました。。。http://jp.youtube.com/watch?v=Nblw9TlkSWU&feature=relatedv=HnVL0PIycVc    (ドイツ語吹き替え版なのが玉に瑕です。) 

http://jp.youtube.com/watch?v=b1Syfu_6FSM (こちらは英語です。)

                                        (終わり)

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2006年8月27日 (日)

ガウス賞,フィールズ賞

 ポアンカレ予想="単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相である。"は2002年に発表されたロシアのグレゴリー・ペレルマン(Grigory Yakovlevich Perelman)氏による証明が正しいと認められて今年のフィールズ賞に推薦されていますが,本人に受け取る気がないそうです。

 第1回ガウス賞はブラック-ショールズ(Black-Scholes)などの確率微分方程式の基礎付けとなる伊藤積分の考案者の京大名誉教授伊藤清氏に決まりましたが,いまどき賞金がたった1万ユーロとはなさけないですね。。

 とにかく,連続体仮説,フェルマー予想,ポアンカレ予想が解決されたので,あと大きいのはリーマン予想ですかね。

 リーマン予想は"ゼータ関数ζ(z)=(∑(1/z)を全複素 z 平面に解析接続したもの)の自明でない零点(自明な零点は z=-2, -4, -6, ...)は全てガウス z 平面の Re(z)=1/2 の軸上にしか存在しない。"というものであります。

 もともとリーマン(Riemann)自身は,素数定理,すなわち," x までの素数の個数は π(x) ~ x / log x である。"を証明するためにこれを予想したものですが,素数定理のほうはリーマン予想の証明なしで,既に証明されています。

 リーマン予想も,私が生きているうちに証明されるのでしょうか?

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                       TOSHI

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