音楽

2008年12月24日 (水)

メサイアを聞く夜

 元々クリスマス・イブとかいってもいつも一人で寂しい夜ですがいつの頃からか仕事がオフのときはクリスチャンでもないのにヘンデルの「メサイア(Messiah;救世主(メシア)あるいはクリストゥス(キリスト;香油をそそがれる者)」を聞くようになりました。

 全曲だと2時間以上もかかるらしいですが私の所持しているCDは1枚だけで縮刷版?のようです。

 しかも大抵は退屈になっていつの間にか居眠りしてしまいます。

 (そういえばワグナー(W.R.Wagner)の「ニーベルングの指環(Der Ring des Niebelungen)」http://jp.youtube.com/watch?v=-NrViNgyEkc (←これは特に「ワルキューレの騎行(Die Walkure)」です。) なんかも長すぎるから全部は持ってないし全部を聞いたことないです。

 最近では音楽というと,酒飲んでカラオケを唄うくらいで,インストゥルメンタルが主体の音楽をじっくり聴こうというような心の余裕はめったにないですね。

 でも,実は音楽を聴くこと自体に癒しとか心を落ち着かせるものなどもあるのでしょうね。。

 例えば落馬して植物人間状態になった天才競馬騎手の福永洋一氏の治療に「アルビノーニのアダージョ(Adagio in G minor by Albinoni )」http://jp.youtube.com/watch?v=mz4dpbk8YBs が使用されたという話を聞いたことがあります。)

 世間の行事といっても,正月や七夕など日本古来のものはともかく,クリスマスとかバレンタインとか毛唐ものはクリスチャン以外にとってはホテル,レストランとか,デパートや菓子業界などの商戦のためのイベントがメインであると心得ています。

 しかし,別に昔の私の亡父の口癖のように正月元旦でさえ「12月32日がナンボのモンじゃい。」と世を拗ねる必要もないので,私はそれなりにハイな気分で楽しめるものは楽しんでいます。

 でなぜか40歳くらいから,ここ20年くらいは音楽を聞く習慣ができて,クラシックである必要はないのですがクリスマス前後だとその関係の曲がメインですね。イブの夜に一人寂しく部屋にいるなら,「メサイア」ですし,もう少し明るい気持ちになるなら,チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聞くくらいでしょうか。

 年末が近づくとベートーヴェンの第九をいろいろな指揮者と歌手で何回か聞きます。

 世間を拗ねた天邪鬼の偏屈ジジィなのに,この趣味だけがなんで「右へ倣え」なんでしょうかねえ。。

 クラシック歌曲という意味ならクリスマスとか正月とか関係なく,ペールギュント(peer gynt)の中の「ソルヴェイグの歌(solveig's song)」 http://jp.youtube.com/watch?v=aU0WNE14RAY  (ルシア・ポップ(Lucia Popp)←知らない?) ,オペラ カルメン(Carmen)の中の「ミカエラのアリア(Micaela's Aria)」http://jp.youtube.com/watch?v=z7h2GGhuAZk&feature=related  (←これはキリ・テ・カナワ(Kiri Te Kanawa)です) http://www.youtube.com/watch?v=NVHxvDAi_Rs&feature=related (ミレッラ・フレーニ;Mirella Freni)とか,大好きなものなどをゆったりとした気分で,色々な(メゾ)ソプラノ歌手の唄で,生で思いっ切り聞けたらいいなと思いますね。。

 クラシックの歌曲というと,普通ならシューベルト(F.P.Schubert)などを思いつくのでしょうが,私はクラシック自体ちょっと齧ったくらいで大して知らないので結構オペラ系のポピュラーな悲しい歌が好きです。

 オペラ トゥーランドット(turandot)の「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」とかもいいですね。http://jp.youtube.com/watch?v=EwlE_qNSWLw&feature=related (←これはパヴァロティ(Lucciano Pavarotti)です) ,聴いてみて股間?が反応したものしか,また聴きたいとは思いません。

 (※参考までに http://jp.youtube.com/watch?v=EMQHf3Rh8Jw (これはどちらかというとトリノ五輪の荒川静香がメインです。))

 (あ,またインテリもどきのサロンぶった馬鹿な贅沢を言ってる。。貧乏人はクラシックじゃなくて悲しいカラード(colored)の歴史のこもったブルース(blues)だろう?)

PS:ところで敬愛する某キャバクラのマリア様はお元気だろうか?機会があったら元気なうちに子供集めてサンタもやりたい。。。← 愚か者よ。お前は今夜召される。。

 やはり寂しい夜だったので聞きました。CDはヘンデル(Handel)のオラトリオ(メサイア;Messiah)抜粋(highlights)でロンドン・フィル(London  phil.)演奏:指揮がカール・リヒター(Kahl.Richter)の1972年録音でした。ポピュラーなのはハーレルヤ,ハーレルヤ,ハレルヤ,ハレルヤ.. http://jp.youtube.com/watch?v=nnHksDFHTQI&feature=related と連呼するところぐらいでしょうか?

 そのあと浅川マキの「前科者のクリスマス」 http://jp.youtube.com/watch?v=LXe9oo-aalA など聞いたりして寂しい夜は続くのでした。。

 Attention!! [広告宣伝]です。

http://www.rakuten.co.jp/trs-kenko-land/  健康商品の店「TRS健康ランド」- SCS(食品洗浄剤),黒ウコン,酒の帝王,鵜鶏王などの専売店  ←この店は私TOSHIが店長をしています。(楽天ショップです。TRSのTはTOSHIのTです。)

 「TRS健康ランド」では2008年1月10日よりお徳用SCS500mlを新発売!!当店の専売です。

 そこのお酒のみの方,いろいろと飲食の機会の増えたあなた,悪酔いを防止すると言われているウコンがいいですよ!! そして特に今回提供する沖縄原産の純粋な黒ウコンは当店が専売の新製品ですが古くから沖縄地方ではいわゆる男性の力に効果があると言われています。

 おやおや,そこの静電気バチバチの人、いいものありますよ。。。

 それから農薬を落とした後の皮がピカピカに光っているリンゴなど商品として販売する際の見栄えをよくするなどのために化学処理をした食品を安全に洗浄する新商品の洗浄液SCSはいかがですか。。。農薬ジクロルポスも食品専用の洗浄液SCSで落ちて安全になります。(厚労省試験済み)

http://www.mediator.co.jp/category/pages.php?id=115「中古パソコン!メディエーター巣鴨店」

http://folomy.jp/heart/「folomy 物理フォーラム」サブマネージャーです。 

人気blogランキングへ ← クリックして投票してください。(1クリック=1投票です。1人1日1投票しかできません。クリックすると人気blogランキングに跳びます。)

にほんブログ村 科学ブログへ にほんブログ村 科学ブログ 物理学へクリックして投票してください。(ブログ村科学ブログランキング投票です。1クリック=1投票です。1人1日1投票しかできません。クリックするとブログ村の人気ランキング一覧のホ-ムページームに跳びます。)

iconDell-個人のお客様ページ

(Dellの100円パソコン(Mini9)↓私も注文しました。)

デル株式会社   Apple 

Store(Japan)

ブックオフオンライン 

お売りください。ブックオフオンラインのインターネット買取 展開へ! ▼コミック 尾田栄一郎 「ONE PIECE(52)」 icon ▼コミック 「ONE PIECE」をオトナ買い icon

三国志特集 ▼コミック 横山光輝 「三国志全巻セット」 icon 「三国志(文庫版)全巻セット」 icon  「三国志(ワイド版)全巻セット」 icon  ▼書籍 「三国志」/吉川英治 icon  「三国志」/北方謙三 icon  「三国志」/宮城谷昌光

iconオンライン書店 boople.com(ブープル)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月26日 (土)

ジャズライブに行ってきました。

 以前2006年8月6日(日)の「花火大会」という記事で,その前日の土曜日に板橋の花火大会に行ったことを書きました。

 今日,5月26日(土)には,そのときに一緒に花火を見に行った巣鴨のスナック「花曜日」のママに誘われて,前から約束していたのですが,午後1時過ぎから5時頃まで,上野の不忍池にある野外音楽堂でジャズのライブを楽しみました。

  ライブは「やねせんJAZZ FESTIVAL」という名称でした。

  "やねせん"というのは,谷中,根津,千駄木の頭文字を取ったもので,その近辺にある酒や飲食の店やクリニックとかに所属しているらしい,数組のジャズのセミプロのグループが13時から1時間ずつ出演するという内容でした。

 ジャズに限らず音楽を生で聴くのは,ずいぶん久しぶりです。

 音楽でなく観劇であれば,昔は島氏との関連で新宿ゴールデン街の「ゲットー(Getto)」のマスターであった「高橋征男氏」の作,演出によるものを良くみていました。

 つい数年前も「草薙良一氏」が主演の舞台を新橋で見ました。

 また,かなり昔には西武線の新桜台駅の近くだったかにあった,「麿赤児(まろあかじ)氏」が主催の裸に白塗りで踊る舞踏集団の「大駱駝鑑」の公演を何度も見に行きましたね。

 でも、音楽のライブについては私自身がメジャー志向ではないこともあるし,例えばオペラは好きなんですが,行きたいと思っても入場料が高額だし,規模の小さいライブ公演については積極的に行こうという気が起きなくて,なかなか見に行く機会がありませんでした。

 今回のライブは,私は別に耳は肥えていませんが,総じて素人が聴いても下手なプロはだしの,かなりレベルの高い内容だと思いました。

 大体のグループは,インストゥルメンタルのみで,スウィング系の演奏が中心であり,メロディ-のはっきりした素人受けしそうな演目が多かったようです。

 中に,1グループだけ女性ボーカルがいて,やはりわかり安いバラードが中心の内容でした。

 アランフェスのアレンジとか,ボサノバとかを含んだ,明るい内容ばかりでしたから,私の好みのブルース系とはちょっと違うかな?とは思いましたが,それなりに楽しめました。

 特にベースは前から生で聴きたかったので,良かったです。

 マッキントッシュのアンプなどを使っていたせいもあるでしょうが,オーディオでベースを聴くと,大体低音が出すぎてブーミーな感じがあり,これは演奏とは違うといつも不満を持っていましたが,生演奏を聴くと正に描いていたイメージ通りで音が澄んでおり,オーディオのブーミーな再生が忠実なものではない。ということを再確認しました。

 やはり,生のベースはいいですねえ,中の一人がチェロかヴァイオリンのように弓で弾くのを見ましたが,これははじめて見ました。

 意外といい音が出ますね,驚きました。

 ピアノとか管楽器とかは生でなくても,それなりの音は聴けますが、ベースとかパーカッションとかは生が格別です。ドラムも迫力があって音が澄んでいました。

 ところでジャズでピアノフォルテを聴くとピアノが弦楽器であることを改めて思い知らされますね。

 とても天気が良く風もあったので,夕方西日が当たって暑く感じるまではとても快適で,ジャズは「子守唄」としては最適なようで,ワインを飲みながらということもあったのでしょうが,何度か居眠りを繰り返していたようです。

 真ん中の方の席は招待席で座れなかったので,私達はカブリツキで左側のスピーカーのすぐそばの席にいました。

 こんなに近くてもさほどうるさく感じなかったのは,室内と違って野外であったせいか,それとも演者が上手で耳に心地よかったせいなのでしょうか。

 野外音楽堂といえば,昔,学生時代に70年安保関連のデモに参加するため私の通うS大学のあるS駅から800円の運賃で国鉄の各駅停車に乗って東京まで行き,日比谷の野外音楽堂での集会によく参加していたのを思い出します。

 当時の日比谷野外音楽堂は,あまりキレイではありませんでしたが今もそうなのでしょうか?それに比べると,不忍池野外音楽堂は屋根もあるし雲泥の差を感じました。

 また,やねせんの1つ千駄木もなつかしいです。

 S大学から東大の大学院に数名が入学したのですが (私ではありません ),そのうちの3名は当時の私の親友でした。

 そして,そのうちの2名はこの千駄木周辺に住んでいました。

 その1人はH君で,彼は確か地球物理学の竹内均氏の研究室にいました。

 彼は大学生時代には数少ない同じクラスの私の同志の1人で,S大:P共闘(物理学科共闘会議)の一員でした。(35人くらいいた物理学科の同学年で当時いわゆる「暴力学生と呼ばれていた反日共系の異端者」は私も含めてほんの4~5名くらいでしたね。)

 P共闘は当時,デモ隊の最前列を任された最強の武闘派だったのですが,物理など勉強の話をしていることも多かったので,「宿題共闘か?」と揶揄されたこともありました。

 物理学科の学生が物理の話をしていると白い眼で見られる時代だったのですから,今の学生から見るとかなり違和感を感じるでしょうが,当時はそれが普通でしたし,そもそも共闘会議の前にP=Physics=物理学などという名称を入れていたのも白眼視される原因の1つでした。

 そういえば,やはり同じクラスにいた同志の1人で,群馬の前橋だったかの出身のS君は顔は無邪気でかわいい感じだったのに,どこか頭のタガがはずれていたようで,やることは全く無茶苦茶でしたから,当時はかなり無茶な方だった私もついていけませんでした。

 学内集会の最中に,校舎の屋上からテープ代わりにトイレットペーパーを数本垂らしたり,市内での普通のデモ行進の最中に一人だけ竹竿を持って県警に突撃して捕まったりという予定外の行動をしていました。

 彼とマージャンを囲むと,積み木のように暗刻や順子は縦に3枚重ね,対子は縦に2枚重ねという感じで並べるので,だいたい手がわかってしまうというおバカなゲーム内容でした。

 彼は精神病院に入退院を繰り返していましたが,噂によると大学に8年いて結局卒業できなかったらしいです。彼のお父さんは彼を心配してよくS市に来て,いろいろと話をしたものでした。

 話を戻しますが,千駄木に住んでいた,もう1人の友達K君はかなり変人で政治思想的には当時はむしろ珍しいノンポリでした。専門に関しては物理学から,かなり畠の違う分子生物学に転向し,「ホヤ」を解剖したりしていたようです。

 忘れられないのは,政治思想的には日共系で私とは相反していたのですが,それでも私とは親友関係で,私が東京に就職してからも,まだ東大大学院の博士課程にいて,三鷹だったかの寮に住んでおり,ときどき新宿などで落ち合って映画を見たり食事をしたりしていたT君です。

 彼は愛媛県の大洲高校の出身で専門はプラズマ物理でしたが,結局は夭折してしまいました。

 晩年は夜中に寮の壁をよじ登って落ちて骨折したり,「四谷駅の近くですれ違う反対向きの電車の一方から他方へ瞬間移動した。」などということなどを全く普通の口調で述べたりして,いろいろと奇行が目立っていました。

 いろんなストレスが原因で精神病か神経症にかかり,それがひどくなっていたようです。

 ついには,寮を出て埼玉の方に下宿して風の噂で非常勤の高校教師をしていたとも聞きましたが,部屋の入り口に未読の新聞がたまりすぎていたので,不審に思った大家さんか誰かが部屋を開けてみたら,変死していたそうです。

 自殺かも知れませんが,事件ではなかったということなので,あまり詮索はされず死因は不明です。

 彼が以前から自分の博士論文に関わる研究テーマと同じテーマで研究をしていた他人(外国の論文らしい)との確執で悩んでいるのは少しは知っていましたが,私はそんな問題では神経症などにはかからない性格なので共感することはできず,理解はできませんでした。

 彼の場合は,他の世界を知らないこともあり,少し真面目過ぎたんでしょうね。

 (残酷映画が好きで,新宿で「徳川牛裂きの刑」という映画に付き合った直後に,海老天丼を食べに誘われたのにはちょっと閉口しました。)

 私も,今は長年共生してはいるけれど,もうほとんど症状は出ないうつ病の,かなりひどかった初期のトラウマのせいで親友どころか友達もいないし,未だに友達を作ることには抵抗があってできませんが,20代のころはまだ親友がいたんだなあとジャズを聴きながら,なつかしく思い出していました。

 かなり,脱線してしまいました。今日はこれで終わります。

http://folomy.jp/heart/「folomy 物理フォーラム」サブマネージャーです。

人気blogランキングへ ← クリックして投票してください。(1クリック=1投票です。1人1日1投票しかできません。)

http://homepage2.nifty.com/toshis-kaiga-auction/「健康商品の店 タクザイ」

にほんブログ村 科学ブログへクリックして投票してください。(ブログ村科学ブログランキング)

にほんブログ村 トラコミュ 物理学へ
    物理学

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年11月11日 (土)

折り返しノイズ

前記事の続きです。前記事ではf(t)のフーリエ(Fourier)変換:F(ω)≡(f)において,|ω|>ω1のときはF(ω)=0 であるという理想的なケースを考えました。

 

この場合には,T<(π/ω1)の間隔でサンプリングすれば完全に元の信号:f(t)を復元できると書きました。

 

その式では,f(nT)のnは-∞から∞の範囲となっていますが,実際には有限個しかサンプリングできないので,シャノンの公式はあくまで近似式であり,その分の誤差も生じることを書き忘れていました。。

そして,また実際にサンプリングするソースデータも理想的ではないケース,つまりT<(π/ω1)の間隔Tでサンプリングしているのにもかかわらず,元の音のソースは|ω|>ω1の領域にもゼロではないF(ω)の成分をも含むのが普通ですね。

理想的なケースなら,(fT)=(2π/T){-∞(ω-2nπ/T)}の1つ1つのF(ω)の信号(ω-2nπ/T)でのゼロでない帯域,-ω1<ω-2nπ/T<ω1は決して重なることはないです。

 

しかし,今の場合は|ω|>ω1の領域にゼロでF(ω)の成分があるので,ω1<ω-2nπ/T<ω1の部分に重なりができる結果,復元した信号の中で|ω|>ω1の高周波成分が,あたかもω1<ω-2nπ/T<ω1の成分であるかのように,ノイズとして入ってきます。

これをエイリアシングとか,折り返しノイズと呼びます。

 

そして,こうしたノイズの発生を回避するためには,1つには理想的ケースとするために,サンプリングの際に低周波のみをパス(スルー)し高周波をカットするフィルターであるローパスフィルターを通すという方法があります。

 

しかし,一般に完全なローパスフィルターというものはなくて,これを実現するのは結構むずかしいことです。

 

そこで,別の方法として,サンプリング間隔Tをより小さくするという"オーバーサンプリング"という手法を併用することが多いようです。

 

それでも,折り返しノイズを完全に除去するのは技術的に困難なようです。

 

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                  TOSHI

人気blogランキングへ ← クリックして投票してください。(1クリック=1投票です。1人1日1投票しかできません。)

にほんブログ村 科学ブログへクリックして投票してください。(ブログ村科学ブログランキング)

にほんブログ村 トラコミュ 物理学へ
    物理学

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年11月10日 (金)

シャノンのサンプリング定理

 昨今はアナログ機器のデジタル化が進んでいますが,いくら細かくデジタル化しても結局はアナログを完全に再現することはできないのではないかと思います。

 

 集合の濃度という意味では,いくら稠密な集合であっても高々可算個のデータで連続無限を表現することは不可能ではないかと感じることはよくあります。 

 この感覚とは別に"周波数の大きさに上限があるなら,時間的に連続な信号も上限の2倍以上の個数のサンプルがあれば再現(復元)可能である。"というシャノン(Shannon)のサンプリング定理があります。

 

 以下では,それを説明してみようと思います。

 まず,準備として一般に関数f(x)のフーリエ(Fourier)変換:(f)を(f)≡F(ω)≡∫-∞f(x)exp(-iωx)dxで定義します。

 

 このとき,逆変換はf(x)=[1/(2π)]-∞(ω) exp(iωx)dωで与えられます。 

また,周期がTの周期的デルタ関数:δT(x)をδT(x)≡∑-∞δ(x-nT)で定義します。

このとき,δT(x)のフーリエ変換:(δT)がやはり周期的デルタ関数になることがわかります。

 

すなわち,δT(x)は周期Tの周期関数なので,これをフーリエ級数に展開すると,δT(x)=(1/T)∑-∞exp[i(2nπx/T)]となります。

 

そこで,(δT)=(1/T)-∞-∞[exp{-ix(ω-2nπ/T)}]dx(2π/T)-∞δ(ω-2nπ/T)と書けるからですね。

(t)を帯域を制限された信号であるとします。すなわち,(ω)≡(f)において|ω|>ω1のときはF(ω)=0 であるとします。

 

例えば,音楽などでは人間の耳には,"周波数f=ω/(2π)が20kHz前後より大きい音=非常に高い音(超音波と呼ばれ犬など他の動物には聞こえる音もあります)"は聞こえませ。

 

そこで,実質的にそれより大きい周波数部分は必要ないと見なされ,CDでは22.05kHzより大きい周波数の信号はカットされています。

ここで,ある時間的周期Tごとにこの信号(t)をサンプリングしたと考えると,サンプリングした信号をf(nT)として,全てのサンプル信号はfT(t)≡-∞(nT)δ(t-nT)=f(t)δT(t)と表現できます。

これをフーリエ変換すると(fT(t))=[fδT]=[f(t)]*[δT(t)]となります。

 

最右辺の'*'は"たたみこみ"を示しています。そこで,(fT)=(2π/T)F(ω)*{-∞δ(ω-2nπ/T)}=(2π/T){-∞(ω-2nπ/T)}となります。

もしも,T(t)のフーリエ変換(fT)の周期(2π/T)が周波数の幅である,2ω1よりも大きい:(2π/T)>2ω1なら,つまりT<(π/ω1)であるなら,1つ1つの帯域幅を持つ信号(ω-2nπ/T)のゼロでない帯域である-ω1<(ω-2nπ/T)<ω1は決して重なることがないわけです。

  

そこで,元の信号の全体であるF(ω)が周期的に現われます。f(t)は1周期分のフーリエ変換から逆変換によって完全に決定できます。

具体的には(fT)は周期(2π/T)の周期関数なので,フーリエ級数に展開できて,(fT)=(2π/T){-∞(ω-2nπ/T)}=-∞n exp(inTω);cn =∫-π/Tπ/TF(ω)exp(-inTω)dω=Tf(-nT)です。

 

なぜなら,F(ω)は積分区間の外ではゼロなので積分区間を(-∞,∞)に拡張しても同じだからです。

そこで,(fT)=-∞(nT)exp(-inTω)であり,左辺は -π/T≦ω≦π/TではF(ω)に等しいので,結局のところ帯域内ではF(ω)=∑-∞(nT)exp(-inTω)と展開されます。

 

これの逆変換により,元の連続信号f(t)が具体的にf(t)=∑-∞[f(nT)sin{π(t/T-n)}/{π(t/T-n)}]という形で完全に得られます。

 

かくして,全信号は原理的にはサンプル信号(nT)だけで復元できることになります。これをシャノンのサンプリング定理と言います。

 

したがって,たとえばCDの帯域が22.05 kHzだとすると,サンプリングには44.1kHzのデータがあれば十分ということになりますね。

つまり,帯域制限があるときには何らかの補間法に頼ることなく各時刻の各周波数ごとの振幅(大きさ)が計算によって復元できます。

 

つまり,どんな楽器のどんな音色やそれらの合奏であろうと,音の帯域周波数の2倍のデータをある場所でサンプルしておけば,その場所での全楽器からの音を原理的には完全に再現できるというわけです。

ただし,これらを本当に忠実に行なうには結構むずかしい問題があると思われます。

 

これらの精度は実際に復元演算を行なうデジタルコンピュータのチップを含むであろうDAコンバータや,録音機器,再生機器の性能にかかっており,そうしたことを行なうプロセスは必然的にノイズやエラーを伴なうからです。

 

また,実はカットした帯域外の人間の耳には聞こえないはずの音が弾性振動の波として違った作用を人体に及ぼす結果として,人間の快,不快の感覚に関与しているかも知れません。

 

参考文献;松下泰雄 著「フーリエ解析」(培風館)

 

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                  TOSHI

人気blogランキングへ ← クリックして投票してください。(1クリック=1投票です。1人1日1投票しかできません。)

にほんブログ村 科学ブログへクリックして投票してください。(ブログ村科学ブログランキング)

にほんブログ村 トラコミュ 物理学へ
    物理学

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月24日 (木)

浅川マキ,山崎ハコ(暗い唄)

 私が昔から好きな女性歌手は,なぜか一般大衆から暗い唄を唄うといわれています。

 大学1年の頃(1969年),初めて聴いた浅川マキの唄の印象は強烈でした。

 それ以来,私は例によって若気の至りを引きずって,昔のままの初期の浅川マキの唄に今でも惚れていて,今ではCD化されたものをよく聞きます。

 近藤等則らとのセッションによる前衛的な方向へ移った後の曲も全集という形で出たセットの中にあるので所持はしていますが,どうも好きになれず,それはほとんど聴いていません。

 私は,やはり,初期の唄が好きです。

 最も好きなのは「ちっちゃなときから」で,その次は「ブルー・スピリット・ブルース」http://www.youtube.com/watch?v=Qkzb5wBj3RUですが,その他,有名な「かもめ」や「少年」,「ガソリン・アレイ」,「前科者のクリスマス」,「雪の海」,「花いちもんめ」,「めくら花」,「セントジェームス医院」など好きな曲は枚挙にいとまがありません。

 彼女の魅力は,その声の独特な響きとツヤもそうですが,マキ自身や寺山修司氏らによる歌詞のモラルを無視したような部分に共感を感じるところにもあると思います。

 たとえば,「私が娼婦になったならいつでもドアは開けておく,海からツバメが来るように(私が娼婦になったなら)」とか,「私が着いたのはニューオリンズの朝日楼という名の女郎屋だった。(朝日のあたる家)」とか,「おいらが恋した女は港町のあばずれ,いつもドアの前で着替えして男達の気をひく浮気女(かもめ)」とか,それぞれの曲にかならずそうしたフレーズがあります。

 1960~70年代の「イージー・ライダー」の時代のアメリカで「ビッチ(牝犬)」と蔑まれていた「アウトサイダーのあばずれ女たち」に助けられて生き延びてゆく,陵辱され殺された恋人の復讐のためにアメリカ本土に渡ったお尋ね者の元オリンピック代表アマチュアボクサ-:暮海猛夫(くれみたけお)(漫画「I・飢男(アイウエオ)(小池一夫・池上遼一)」に通ずるものを感じたりもします。

 小池一夫といえばそのヒット作「子連れ狼」もお尋ね者が主人公であり,反権力的=反モラル的な傾向が強いものが多いと思います。

 また浅川マキは,山下洋輔のアレンジで,ジャズ・ピアノのインストゥルメンタルがメインですけれど,ビリー・ホリディ(Billie Holiday)の「奇妙な果実(strange fruits)」をもカバーしています。

 これも衝撃的な歌詞です。

 「南部の木に奇妙な(黒い)果実がなるという。」で始まり「black body is swinging in southern breeze」(黒い実(体)が南部のそよ風になびいている(スウィングしている))と続いていきます。

 コラボレーションでは,つのだひろ とのデュエットで「それはスポットライトではない」というのもあったと思います。

 もう1回挙げますが,LPにしかないと思う「ブルースピリット・ブルース」,は珠玉の名曲ですね。

 ライブでは泉谷しげるの飛び入りのギターもありました。しかし,聴いた曲でいちばん暗いと思ったのは「さかみち」という唄だと思いますね。

 学生運動が盛んだったその暗い時代に,男性シンガーで一見明るく彼女とは対照的に見える岡林信康も好きでしたが,彼も実は暗いものをわざと明るく唄っていたに過ぎません。

 有名な「山谷ブルース」の最後の部分,「働く俺達の世の中がきっと,きっと来るさそのうちに」というフレーズは陳腐だと思って昔は嫌いでしたが,やがてそれは反歌であり,彼自身の唄うものを聴くと「そんな世の中など決して来ない」という哀しい響きを感じるようになりました。

 彼の意に反して日本共産党民青の愛唱曲になってしまった「友よ」という唄もあります。「夜明けは近い」というところが気に入られたのでしょうが,これも実は反歌ですね。

 ここは大勢で合唱するようなものではなくて,実は「夜明けは遠い,来ない,決して来ない。」という本当は哀しいフレーズなのですがね。。。。

 彼の曲の中で最も暗いと思うのは被差別部落の靴職人の女の子を想定したと思われる,「チューリップのアップリケ」です。

 カラオケではなかなかない曲なのですが,数年前,江戸川橋の「サンドール」(現在は「神楽坂」にあります)というスナックで唄ったときに,見知らぬ若い女性の客にほめられ,代わりに「ワールド・アパート(World apart)」という曲を唄っていただきました。

 これは,私がLDで見たことがある南アフリカのアパルトヘイト(Apartheid)の時代を描いた映画「ワールド・アパート」の主題歌だったらしいのですが,私の記憶にはなかった曲です。

 「チューリップのアップリケ」は唄うと,ときどき泣いてしまう唄ですが,その他に泣ける唄はジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)の「ミー・アンド・ボビー・マギー(Me And Bobby MacGee)」くらいですかね。

 そうそう岡林の部落差別に関係した歌詞の唄としては「チューリップのアップリケ」以外に「手紙」というのがありました。これもほろりと来る唄ですね。。

 話は脱線してしまいましたが,それから何年も経って,東京に就職したとき(1977年)に同期の友達に聴かせてもらったLPレコード「山崎ハコ・ファースト・ライブ」で,またまた強烈な衝撃を受けました。

 それは「ハーモニカ吹きの男」から始まるLPですが特に最後の「向かい風」が絶品で「走れ,走れ,走れ,走れ,生きてる証拠にー」というのを聴くと本当に走りたくなってしまいます。

 このLPは後になって中古で入手して永久保存のためDATに記録してときどき自身が「暗くなるために」聴いています。

 山崎ハコは自身の頭の中のイメージを,彼女のソプラノで独特のスキャットに乗せて叫ぶように,そのまま表現する才能があるようで感心します。

 また歌詞でも,例えばララバイというのは子守唄という意味ですが,日本人ならグッバイとかバイバイとか別れ言葉のイメージを浮かべる響きを持っていると感じるのではないでしょうか。

 彼女はそうした韻(いん)を,その雰囲気のままに盛り込んでゆくように歌詞を作っていく,と感じました。

 また大分の日田の生まれで九州弁はピッタリときます。

 その後,テープやCDも集めましたが最も「暗い」と感じたのは「ダージリン」という唄ですね。

 「雨上がりの朝,いつもの道をスニーカーの爪先を見つめながら歩くのさ」とダージリンを飲みに喫茶店へ向かうのですが,こんなフレーズは普通では浮かんできませんね。なんて「暗い」のでしょうか? 

 内容が暗くてモラルに反するものとしては「兄妹(きょうだい)心中」という哀しい曲もあります。

 一般にヒットした曲は五木廣之作詞の「織江の唄」http://www.youtube.com/watch?v=vl1j-DOBfqcだけで,これは映画「青春の門」の主題歌です。カラオケではこれと「望郷」,「気分を変えて」(←香坂みゆきもカバーしています。)くらいしか見たことがありません。

 ほかに「地獄(心だけ愛して)」というのも映画の主題歌だったと思います。

 古い映画で確か若いときの野川由美子が主人公で中国の前線での日本人の従軍慰安婦の前途に何の希望もない地獄のような生活を描いたものを昔深夜に見たような気がします。(※これは私の誤りらしいです。)

 とりとめがないのでこれで終わります。暗い気分になりたくなったら,こうした曲を聴くのがいちばんですね。

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                       TOSHI

http://blog.with2.net/link.php?269343(ブログ・ランキングの投票)↑ここをクリックすると投票したことになります。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年5月14日 (日)

アメイジング・グレース

 今は亡き本田美奈子も歌った「アメージング・グレース(Amazing grace)」,賛美歌でありゴスペル(黒人霊歌)でありアメリカ第2の国歌とも言われるこの曲の訳詞を作ってみてくれと,行き付けの和風スナック「けやき」のママに頼まれたので,つたない訳詞をつけてみました。

 現代口語ではむずかしかったので文語調で詞をつけてみました。

1.      Amazing grace, how sweet the sound

      素晴らしきー主のめぐみー甘きーしらべー

      That saved a wreck like me

      落ちぶれしー我をー救いー

       I once was lost but I'm found

      迷いしときにー我をー導きー

      Was blind but now I see

       盲(めし)いし我にー光明(ひかり)を与えぬー

 2.   'Twas grace that taught my heart to fear

       主はー我が心にー恐れを教えー

      And grace my fears relieved

       恐れしーこの身をー救いぬー

      How precious did that grace appear

      なんとー尊きー主のめぐみー

      The hour I first believed

      我はー主をー識(し)りぬー

3.    Through many dangers,toils and snares

      艱難(かんなん),辛苦,誘惑ーあまたー

      I have already come

       我はー乗り越えー識(し)りぬー

      'Tis grace have brought me safe thus far

      安らけきー道をー示しし主はー

      And grace will lead me home

      永遠(とわ)にー我をー導かんー 

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                                  TOSHI

http://blog.with2.net/link.php?269343(ブログ・ランキングの投票)

| | コメント (0)

2006年4月30日 (日)

ヨイトマケとオーラ

 今日も巣鴨界隈で3軒はしごをして今帰ってきたところです。自分ながらよく続くものです。

 3軒目でふと唄いたくなって,カラオケで美輪明宏(当時は丸山明宏)のヨイトマケの唄を唄ったのですが,「母ちゃんの働くとこを見た」というところで感情移入のあまり涙が出てきて唄えなくなってしまいました。

 「俺にもまだ人間の心が残っていたのだなあ」と感じたものです。それにしても,この唄を淡々と最後まで唄う美輪明宏って,ある意味で大したものだと思います。

 美輪明宏といえば,最近国分太一や江原何某という人といっしょにTV朝日で「オーラの泉」という番組をやっていますね。

 1軒目の巣鴨1丁目の「チャンティー」という店で,「俺も1度でいいからオーラというのを見たいもんだ。」と言ったら,そこのママがオーラの見方を教えてくれました。

 ママが言うには,「背景が黒一色のところで指をそろえて片手の手首をかざし,その指先の付近をじっと見つめていればいい」とのことです。

 実際にやってみたら,最初は何も見えなかったのですが,そのうち気のせいかほんのりと赤い色が見えてきました。

 「そりゃそうだ,人間の体は手も含めて発熱しているのだから,少なくとも赤外線は出ているはずだ。赤外線は人間の目には見えないけれど,その付近の波長の可視光である赤い光も一緒に出ているはずだから,それが見えてもおかしくないわけだ。」と納得しました。

 青系統の色も見えないかと聞かれましたが,残念ながらその場では見えませんでした。

  少なくとも,人間の体は温度を持つ生物体ですから,黒体と相似な発熱体の輻射現象により,赤外線も含めたあらゆる波長の「電磁波=光」を輻射しているはずですから,青い光が見えても決しておかしくはないと思います。

 こういうことを「非科学的だ」の一言で否定する人もいますが,オーラで人の運命を占えるかどうかはともかく,オーラのようなものが見えても決しておかしくはないと思います。

 こうした種類のことを頭から否定する人というのは,むしろ自然科学に疎い人が多く,現代の科学を金科玉条のごとく完全に「信仰」している人々ではないでしょうか?

 むしろ科学の専門家に近い人は,あるがままを謙虚に受け入れる柔軟な精神を持っていると感じます。

 気功というものもあれば,病気を治してくれるロシアの少女もいるらしいです。

 現代の科学水準というのは全体を100として,せいぜい,その5か10を解明したに過ぎず,正に氷山の一角しか解明されてないのでないかと思うことがあります。

 現代科学で説明がつかないからといって,いちがいに迷信であるとかオカルトであるとか決め付けて,直ちに何でもインチキだと思ってはならない,と深く肝に銘じた次第です。

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)                                                  TOSHI

http://blog.with2.net/link.php?269343(ブログ・ランキングの投票)

  

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年4月22日 (土)

音楽遍歴

 私が大学に入学した1969年から70年の頃には,下宿にステレオを持っている同級生が結構いて,音楽をオーディオで再生して聴くという趣味の学生がかなりいましたが,私などは貧乏でしたので聞かせてもらって喜んでいたという思い出があります。

 私がオーディオ再生による音楽鑑賞に目覚めたのは恐らくその頃です。

 隣の下宿にいた2年先輩の奥野さんの部屋で,オープンリールのテープデッキにアンプとスピーカーのついている一体型のテープレコーダーで,アイザック・スターン演奏のベートーベン作曲の「ヴァイオリンコンチェルト(ヴァイオリン協奏曲)」を聞かせてもらって感激したのが最初ではなかったかと思います。

 それから,友人や先輩のところで当時学生の間で流行っていた浅川マキや岡林信康などを聞いたり,少しマイナーですがカルメンマキの好きだった曲「あなたがほしい」などを聞いて,いいなあと思ったりしました。(ずっと後だけど,山崎ハコの唄も珠玉です。)

 それからずっと経って就職して後レコードプレイヤーも持ってないのに,大学生時代に友人が持っていてその迫力に圧倒された記憶のある,エマーソン・レイク&パーマーの「タルカス」のLPを買ってきて,会社の後輩にカセットテープに録音してもらい,当時私が唯一持っていたオーディオであるラジカセで聞いて楽しんだりしていました。

 1985年35歳のときにローンで江東区に3DKの分譲マンションの1室を買って住んだのがきっかけでリビングルームにステレオセットを置きたいと思ったのが,AV(オーディオ・ヴィジュアル)に目覚めた最初でしょう。

 まずは,29インチの大型テレビとサンスイのミニコンポセットを買ったのが間違いのもとでした。

 それからは,縮小再生産を繰り返してバラコンポの世界に迷い込み,分は弁えていましたが,そこそこの高級CDプレイヤー,高級セパレートアンプ,大型や中型の高級スピーカーを揃えました。

 そして,ドルビーサラウンドのプロセッサ-にセンターやリアスピーカー,果ては高級ケーブルやアース,振動防止器具にまで凝るようになってしまった時代もありました。

 しかし,自分は別に純粋に「いい音,生の音」を追求するサウンドマニアではなく,「いい音楽」が耳に心地よく聴けさえすればそれでいい,というのがオーディオ趣味の主眼でした。

 それとオーディオを極めるというのはもしかしたら同じことなのかもしれませんが,私は程ほどのオーディオで満足して,むしろいい音楽ソフトを聴くことの方が大切なタイプであると思うようになりました。合理化かな?

 特に,一時は何故かチャイコフスキーに入れ上げていて,彼の有名な「ピアノコンチェルト(ピアノ協奏曲)1番」と「ヴァイオリンコンチェルト(ヴァイオリン協奏曲)」については,それぞれ十枚程度もCDを買ってきて聞き比べたりしていたものでした。

 (何にしろ,私は興味を持つとややマニアックなところはあるようです。)

 もっと若い頃は,ビリーホリディやチャーリー・パーカーなどに心酔したりして,むしろジャズ系の音楽が主体でしたが歳をとるにつれてクラシックにのめるようになっていきました。といっても大したことはなく浅いものですが。。

 特に歌曲で好きなのは,オペラ「カルメン」の中で恋人のドン・ホセを慕って歌う「ミカエラのアリア」とペールギュントでやはり恋人を想う「ソルヴェイグの歌」です。

 それに最近,フィギュアスケートの影響で見たDVDのオペラ「トゥーランドット」の中のテノールで「誰も寝てはならぬ」というのも素晴らしかったですね。

 あとロック系ですが,ジャニス・ジョプリンの「サマータイム」は絶品で「ミー・アンド・ボビーマギー」も「ナッシング・トゥ・ルース(失うものは何もない)」というフレーズを淡々と歌っているところでは,よく涙が出てきます。

 ジャズのバラードではローズマリ・ークルーニーの「シングズ・バラード(特に『いそしぎ』と『酒とバラの日々』」やリンダ・ロンシュタットの「フォー・センチメンタル・リーズンズ(For Sentimental  Reasons)」,「星に願いを(When You Wish Upon a Star」のカバーなどは今も気に入っています。

 まだいろいろありますが,今日は週末でお酒を飲みに出かけたくなったので終わります。

http://fphys.nifty.com/(ニフティ「物理フォーラム」サブマネージャー)

                                                  TOSHI

http://blog.with2.net/link.php?269343(ブログ・ランキングの投票)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)