世に悪法はかつてもあったし今もあります。
大麻防止法という法律に訴えると,確かに日本では大麻対は所持して
いるだけでも違法なので,事実なら逮捕もやむを得ないでしょう。
かつて,高木沙耶(益戸郁絵)さんが。杉下右京(水谷豊)の別れた
女房役で出演していたテレビ朝日のドラマ「相棒」の主役の杉下右京
風に言えば「法の方がオカシくても違法は違法,罪は罪だから罰せられなければならない。」というわけです。
警察なんだからしょうがないとしても,このドラマ「相棒」はぽとんどの内容が私も好きで以前からよく見ていますが,主役のその部分だけが嫌いです。
初代,2代目,3代目と彼の相棒が交代してゆきますがそのことについては意見が合わず,,確かに推理力,や頭脳については主役より劣るかもしれないけど彼らには人間味があります。
キャラも含めてフィクションとはいえ警察である前に人間ですからね。。
かつていたという,ネズミ小僧とかは世直しの義賊とはいっても所詮盗賊は盗賊,だ。。。とかフィクションですが,必殺仕事人は弱者の理不尽な恨みを晴らすといっての人殺しは人殺し。。。麻薬密売人は裁判抜きで射殺してもいいという来日したフィリピンの大統領もその類です。
かつてのスラムの殺人者を私的に制裁していたチャールズ・ブロンソンが主演の狼シリーズでの映画とかも。。所詮は人殺し。。
でも,かつての政治革命は,大体,バスチ-ユ監獄の罪人の暴動から始まったり,革命とは持たざる者が持てる物から財産を略奪しつくす行為ですから義賊の最たるものです。
もっとも,できるなら無血,非暴力の方がベターですがね。。
さて大麻については,何故かマスコミは警察検察関係の有害である
という情報を検証もせずタレながしているようですがほとんど医学
的根拠はないと私は思っています。
(↑※営利目的のマスコミがスポンサー様の意に沿うよう大方の世論
に反するような情報を流さないのは常のことですが。。)
もともと薬物であれば,それは,多かれ少なかれ必ず副作用を伴なう
ということを承知で使用していることはわかっています。ですから
薬に限らずとも適量ではなく限界以上に使用すれば,何らかの体へ
の悪影響が出ますが,それをもって有害物であるとは言いません。
たとえば,「酒は百薬の長である」とも言われますが,これを多量
に飲めば人によっては極端に酔っぱらって常用すると中毒にもなる
だろうし,また急性アルコール中道で死ぬこともありますが,だから
といって今の日本では酒を禁止はしないでしょう。
タバコも然りです。こちらは百害あって一利なしと言いますが
精神を落ち着かせるにはいいです。
悪法といえば,かつての徳川幕府のキリシタン禁止令。。今では
入国管理法などは個人的に悪法と思っています。
海外では,次第になくなっている死刑制度や、売春禁止法も,死刑
は権力に代行してもらう仇討ちではないと思うし冤罪がある限り
は私は反対です。
(※個人的には身内や愛するものを殺されたら仇討ちはしたいので
失敗成功はともかく自分でやるでしょう。)
売春禁止法はこのために暴力団.マフィア等の資金源と成り得て
当事者が不幸になることもあり悪法だと思います。
入管法もそうです。ジョン・レノンのイマジンじゃないけど。。
「国境はない。ただ地球があるだけ」。です。
アメリカでは,かつて酒を禁止しため,密造酒が高騰してアル・
カポネなどシカゴギャングの資金源になってしまった。という
禁酒法もありましたね。
有害かどうかは,いざ知らず,日本でのかつてのヘアヌードや,ポルノ
などの禁止も解禁されている西欧などでは安価なAVなどが日本
だけは,まだまだ相場より高く売れる市場となっています。
キリスト教などの宗教の信仰が江戸幕府の封建支配体制に支障が
あったとしても,今となっては罪人として討伐された天草四郎の
方に非があるとは,誰しも思わないでしょう。
「宗教は人民のアヘンである。」とか。。麻薬や過度の趣味嗜好。
性風俗の解放。これらは贋金作りなどと同様,時の権力にとっては
その屋台骨を揺るがしかねない大事ですから禁止しますが,
実は人民にとっては,有害ではなくても,あたかも有害であるとかの
根拠をプロパガンダして共通の敵としてイデオロギーをあおり,禁止
を正当化しようとするのが常です。
覚せい剤については,その禁止に異議はありません。
大麻も同じ系列として法律的に禁止していますが,酒と同じく過度
に摂取すればラリルとかの理由で,ありもしない害を述べて大々的
に有害であるというウソを流して正当化しているだけです。
モルヒネは麻薬のアヘンが原料であっても,たとえば私の母型の叔父
ががんで亡くなる直前のころには、もう痛みを止めるにはそれしか
なかったので使用されていました。
大麻についても末期がんで余命宣告をされていた山本さんが無断使用
して,延命効果があったにも関わらず,大麻防止法で検挙され裁判の
係争中に亡くなられたという「山本大麻裁判」は有名です。
末期がん治療での丸山ワクチンなど疫学的な医療への効果について
は正直言って素人なのでわかりませんが,どうせ放っておけば死ぬの
であれば違法であろうと,他人に迷惑をかけるわけじゃなく権力者に
とっての脅威であるだけなんですがねえ。。。。
まあ,高木沙耶氏については,彼女は世論に迎合んしない聡明な女性
なのでしょうが,マスコミの報道を鵜呑みにすれば,付き合っている
その時々の男性の影響を過度に受け入れて,自分で考えた主張の
ように述べているだけという感もありますが。。。
まあ,経緯がどうあれ,世論がどうあれ正しいものは正しいし
間違っているものは間違ってると判断するのみです。
私もヨボヨボですが死ぬまでは生きています。
参考資料 → 山本裁判 衣料を考える会
2008年11/11の過去記事:「大麻は身体にとって危険か?」
2008年12/31の過去記事:「朝っぱらから大麻論争?
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