009 宗教・神話

2012年3月22日 (木)

再掲「歯無しの話と竹内文書」

  チョット思い付きと手抜きで,2006年5f月16日の記事を再掲します。

 私は我ながらこの記事↓好きなんですがねえ。。

 ※以下,再掲記事です。

 日頃の不摂生のせいか,とうとう,まだ50代なのに上の前歯1本を残して永久歯が全てなくなってしまいました。 

 つまり,ほとんどまったく総入れ歯になりました。

 

 平均の総入れ歯年齢より10年程度も若いのではないかと思います。

 

 そういう状態になったのが今年の初めのころで,巣鴨の自宅の近くの恵愛歯科という所で義歯を作ってもらいましたが,このごろやっと慣れてきたところです。

 

 一番安い義歯を注文したのに何故か保険が利かないとのことで,なけなしの大枚をはたいてしまいましたが,代わりに今まで痛くて食べられなかった好物のアタリメ(スルメ)やピーナッツなど硬いものは食べられるようになったのは幸いです。

 

 しかし,肝心のパンやご飯など比較的軟らかいものは,やはりうまく噛めないようで困ったものです。

 

 そもそも私は長年の間テキトーな歯磨きしかしていなかったのですが,動物などは,もちろん恒常的な歯磨きなどしないはずだし,大昔の古代人もそうしたことはしなかったと思いますから,まあ,砂糖を含むものをたくさん食べるようになった現代人の宿命かもしれませんね。

 

 それはさておき,歯の平均寿命というのは,元々せいぜい50年か60年くらいなのかも知れないとも思いました。

  

 昔,織田信長は「人間五十年」と謡ったそうです。

 

 戦国武士であったからそうなのかもしれませんが,そうした冷暖房もない昔のきびしい自然環境の中にいて,しかも現代のような医学や薬学などのなかった時代には人の寿命というのは高々50年程度であった,と言われても不思議ではありません。

 

 現代人の肉体の寿命が元々の歯の寿命を追い越してしまったために,義歯が必要とされるようになったと勝手に解釈することにします。

 

 しかし,昔,私の在籍した大学院の1年先輩で宇宙線が専門であったN氏は修士論文として「人間の寿命と宇宙線の関係」なる冗談のような題目の論文を書いたらしいです。

 

 嘘か本当か私には定かかではないのですが,その論文の中で「もし人間が宇宙線という放射線を全く受けることが無いなら天災や不慮の事故などによる死亡を除けば150年から200年は生きられるはずだ。」というような結論を導いたと聞いています。

 

 宇宙線というのは,宇宙,といっても主に太陽から地球上に隕石のように飛来して降りかかる(素)粒子のことを言うわけです。もちろん光もその一種です。

 

 一部の安定な粒子(電子,陽子,光子など)を除けば,大抵の素粒子は不安定なので普通に考えると,それらの粒子は太陽から地球に届く前に崩壊し消滅してしまうはず,と思われる程の極く短い寿命しか持たないのですが,実際にはちゃんと地球上の我々まで届きます。

 

 これは,相対論的効果によって,素粒子から見ると共に高速で運動している太陽と地球の間の距離がローレンツ収縮してほとんどくっついたような短かさになるためですね。

 

 同じことですが,地球から見ると高速で運動している素粒子自身の時間が遅れるため,地球で十分な時間が経っても素粒子自身にとっては,まだほとんど時間が経っていないことになるためと言ってもいいです。

 

 宇宙線にはπ中間子などのパイ・シャワーもあれば,ニュートリノのように人体には全く無害で地球まで素通りしてしまうものもあります。

 

 素粒子論研究者は巨大な加速器による実験データを必要としますが,加速器がなくても自然に存在する高エネルギーの宇宙線を観測することで,さまざまな有用なデータを得てきました。

 

 神岡鉱山の地下に設置してある「カミオカンデ」などはそうした観測基地のいい例です。

 

 実際には,一見無害な宇宙線に見える紫外線でさえ殺菌,つまり虫を殺すわけですから,人間に害があっても決しておかしくはなく,最近はUVカット(UV=ultra-viole=紫外線)なども推奨されているようです。

 

 また,極地では一日のほとんどが夜であるために酸素分子を分解してオゾンを生成するのに十分な光が少なく,またオゾンから酸素分子という逆反応も起きるのに,フロン濃度が高いため,この正反応が起きにくい状況にあるらしいです。

 

 しかも,南半球は大陸が少ない故,攪拌する気流も小さいという理由で「オゾン層の破壊」が進み,それが集中して「オゾンホール」が拡大している南極の近くのオーストラリア南部などでは,紫外線のせいで"皮膚がん"になる人が急増していると聞いています。

 

 また,放射線の大量被曝による原爆病の症状は急速な老衰に似ているらしい,ということからも,宇宙線被爆による寿命の短縮というのは十分あり得る話だと思います。

 

 旧約聖書の中では,「メトセラ」という名の男性が960歳くらいまで生きたとか書かれています。

 

 そういえば,日本の神話時代の古代天皇にも中には数百歳まで生きたとかいう記述があったと記憶しています。(記憶違いかな?)

 

「武内宿禰(たけうちのすくね)」の子孫を標榜した「竹内巨麿(たけうちきよまろ)」のおこした天津教のバイブルである「神代史=竹内古文書」(一般には偽書とされている)によると,

 

 ノアの洪水というのは地球規模で起こった天変地異であり,それが原因で人間はそれ以前より寿命が十分の一くらいまで縮んで現代に至っているといいます。

  

 つまり,その天変地異によって,電離層だの,ヴァン・アレン帯だの,オゾン層だのがかなり破壊された結果,太陽からの宇宙線が直接降り注ぎ,その放射能のせいで老衰が促進されたというわけです。

 

 実際,メソポタミアの叙事詩である「ギルガメッシュ」にも,また,ホメロスの書いた「オデュッセイア」にも大洪水があったということが記してあるらしいので,

 

 恐らく古代のある時期にノアの洪水のようなものが,全地球規模であって,その記憶がそれらに記されているのかもしれません。

 

 そればかりではなく,古代インドの聖典「リグ・ヴェーダ」の中だったか?叙事詩の「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」の中だったか?

 

 そこには,古代にも既に核戦争があったとも取れる記述がある,と聞いています。そして,前記の天変地異は,その超古代の核戦争の結果かもしれない,とも言われています。

 

 まあ,核戦争,核爆発といえば,聖書の中の神による「ソドムとゴモラの破壊」にも,それらしいものがありますね。

 

 また,ノアの箱舟といえば,その残骸がトルコ北部のアララト山に残っているという話も聞きます。

 

 イヤ,完全な検証は不可能とはいえ,何でもアリですねえ。。。

 

 まあ,そもそも,旧約聖書も含めて,こうした神話というものは多かれ少なかれ荒唐無稽なものですから頭から信じるわけにはいかないのはもちろんですが。。

 

 もっとも,そうしたオゾン層なりが今よりはるかに厚かったとすれば,ノアの洪水以前の地球は今よりえらく暗くて寒かったことになり,逆の意味で生きていけるかどうかも疑問です。

 

 人間を含む生物が生きていくための全エネルギーは,地熱を除けば全て太陽から注がれる光(放射線)によって得られるものです。(石炭,石油の化石燃料も実は太陽が源です。)

 

 太陽からは良質の(ントロピーの低い)エネルギーを受け取って,それを消費してエントロピーを増大させる,というメカニズムで生物が生きていけるわけです。

 

 太陽無しでは,地球生物は一日たりとも生きてはいけません。

 

 そういう意味では太陽はいわゆる両刃の剣ですね。

 

 「竹内文書」というのも非常に荒唐無稽なもので,山根キクの「光は東方より」という書と同じく,イエス・キリストは,その幼年から少年時代を日本で暮らしたとされています。

 

 その書では,イエスは,少年時には天つ神を祀った皇祖皇大神宮に仕え,青年になってから命を受けてユダヤに渡り,「決して死んではならぬ」という命令を守って,弟のイスキリを身替わりにして日本に帰り,「八戸太郎天空」なる名前で天寿を全うしたとされているそうです。

 

 そして,青森県は戸来村(へらいむら)(=現在の新郷村)の十和利山(とわりさん)付近の十来塚(とらいづか)がキリストの墓であるとか,その弟の墓である(死体はエルサレムで耳だけ祀られている)とかが,書かれているそうです。

 

 さらには,モーゼ,マホメットや釈迦(ブッダ)など,昔の有名人はみんな日本で修行したと書かれているそうですから,ここまでくると,ちょっとアキれてしまいますね。

 

 まあ,ユダヤ教やイスラム教では,イエスは「キリスト=メシア=神の子」ではなく,

 

 マホメットなどと同じく単なる預言者(=神の言葉を預かる者という意味でノストラダムスや,ネブカドネザル王に仕えたダニエルなどの"予言者=超能力者"とは異なる)の一人に過ぎないとされています。

 

「イエスは神の子ではなく普通の人間である」とされた方が,私には現実的ではありますが。。

 

 ただ,川守田何某かの研究によると,青森のその近辺には「ナニャドラョ」などというヘブライ語らしい歌詞の民謡があるというし,赤ん坊の頭に赤い十字の印をつけるという風習もあるらしいともいうし何かしら不思議ですね。

 

 もっとも,日本と「ヘブライ=ユダヤ」との関係というと,伊勢神宮の紋章であるカゴメの印がユダヤの紋章:"ダビデの星"にそっくりなのは有名です。

 

 また,「小谷部全一郎」氏らのいわゆる「日本シュメール学派」によるものだったか?ちょっと忘れましたが,

 

 日本人はユダヤ十二支族のうちの失われた十支族のいわゆる"ミッシングリンク"(ハム族(ホモ族)に対するセム族)に属するものである,という説があり,これは国学者「津田左右吉氏」らによって痛烈に批判されたという歴史もあったと聞きます。(日本・ユダヤ同根説)

 

 皇祖皇大神宮という大層な名前もそうですが,日本は神の国であり,世界の中心であるという強烈な鼻持ちならないナショナリズムが芬芬なのは,大八州(おおやしま?)と小八州という考えです。

 

 これは日本という国は,"世界=地球=大八州"の縮図であり,小八州である,というものです。

 

 つまり,九州がアフリカ,四国がオセアニア,本州がアジアとヨーロッパのユーラシア,樺太と北海道がナ南北アメリカというように,日本の各地方は世界の大陸の縮図となるようにできていて,これこそが日本が"世界の中心"である証拠である,というわけです。

 

 言われてみれば,そうも見えてくるから不思議ですが,全く呆れてしまいますね。これは大東亜共栄圏の思想にも通じる話ですね。

 

 まあ,こうした選民思想は,戦前のナチスやワスプ,そしてユダヤにもあったわけで,

 

 今では"God bless America(神はアメリカを賛美する)"という歌の歌詞に象徴されるごとく"世界の警察"たらんとする傲慢な大国:アメリカ合衆国に受け継がれているようです。

 

 まだまだ「竹内文書」には,色々書かれているようで,古代地図には「ミヨイ」と「タミアラ」という大陸があって,これらが,それぞれ「ムー」と「アトランティス」に対応しているといいます。

 

 また,古代天皇は天鳥船(あめのとりふね)に乗って,世界を空から巡幸してまわったともいわれています。

 

 まあ,海外でも,ピラミッドやストーンヘンジの設計で,黄金分割やファイ螺旋が使われていて,いわゆる「フィボナッチ数列」が何らかの形で関与しているのも不思議なことです。

 

 荒唐無稽というと,先に述べた「ギルガメッシュ」などの神話もそうですが,新約聖書の中でも謎に満ちたヨハネの「黙示録」があるし,ダンテの「神曲」とか,新しい方では,スウェーデンボルグの臨死体験やデニケンの「神=宇宙人説」などの様々な諸説など色々ありますね。

 

 その他,日本でも韓国のハングル(諺文)に似た,超古代の文字である「神代文字」が存在していた,という話があります。

 

 また,秦(はた)という姓の日本人は,秦の始皇帝の命を受けて東海にある蓬莱山へと,不老不死の妙薬を求めて旅立ち熊野に漂着した徐福(じょふく)の一族の末裔であるという話もあります。

 

 あるいは,京都の太秦(うずまさ)とはローマのことで,日本語では理解できない,"うずまさ"という読み方をするとか,山車を"ダシ"と読むのはインド付近のシルクロードの言葉だ,とかまだ色々あります。

 

 近代に近いほうでは,「義経はジンギスカンである。」という話もありますね。

 

 これも「小谷部全一郎」が始まりらしいですが,義経がジンギスカンと同一人物であるというのはともかく,義経が影武者を犠牲にして弁慶と共に蝦夷方面へ落ちのびた,というのは有りそうな話だと思います。

 

 鞍馬寺の義経祭は,歴史的な義経の誕生日や命日ではなく,ジンギスカンの命日である八月十五日に行われるらしいのも不思議です。

 

 高木彬光氏の小説「成吉思汗の秘密」によると,義経の死後,白拍子の静御前が「しずやしず・・中略・・・昔を今になすよしもがな」と歌ったことへの返歌として,

 

 実際はまだ生きていた義経が「成吉思汗(なすよしもがな)=ジンギスカン」という名前で返したのではないか?という落ちになっているのは,とても興味深いです。

 

 なお,記事本文での「竹内文書」など"超古代"に関するモノの出典は,昔,正会社員の時代に読みふけった佐治芳彦氏著の多くの啓蒙書による記憶に頼るところが,ほとんどです。

 

 もちろん,これらを丸呑みに信じているわけではありませんが,自然科学と違って,歴史,特に古代史では"トンデモ学説?"と呼ばれているものをも完全に否定することはできません。

 

 これらを実験で確かめる方法としては,それこそ,タイムマシンに乗ることくらいしかありませんから。。。

 

 まだまだ,例えば「ナスカの地上絵」などは気球から見ることなら古代でも可能ですが,古代にはるか上空からしか見てもわからないような絵を描いたのは何故か?ということを含め,色々と私には不思議でたまらないことは尽きません。

 

 しかし,私自身が思想的には正反対であるのにも関わらず,それを抜きにして好奇心を持つと夢中になってしまうのは今も昔も変わらない困った性分ですねえ。。

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2009年3月20日 (金)

カルトとスピリチュアル(地下鉄サリンから14年)

 14年前の1995年,1月の阪神大震災のショックが治まらないうちに,丁度3月20日に,オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きました。はからずも今日はその記念日?です。

 この事件,無差別殺人事件としては既に風化しかかっているようですが,その前の松本サリン被害者の河野夫妻を含め,私にはある意味で殺人よりも重罪ではないか?と思われる罪:人間存在の根源を犯す後遺症に今もなお苦しむ多くの被害者を生み出した事件であると捉えています。

 約2年前2007年3/11の本ブログ記事「 TV朝日「オーラの泉」の流す害毒」において,オウムのような危険なカルトを生み出す可能性があると思うスピリチュアルなものの流行と関連してマスコミ報道の姿勢について記述した記事があり,現在もこれについての私の心境には変化がないので,手抜きですがこれの全文を引用再掲して本日のブログ記事としてお茶を濁します。

※(再掲記事)

 TV朝日で"江原啓之"なる得体の知れない人物と"美輪明宏"らの司会により,芸能人をゲストに呼んで人生相談的なトークを展開する「オーラの泉」という番組が今評判で,今度の番組改変でゴールデンタイムに進出するそうです。

 深夜は何とはなくTVをつけっぱなしなので,こうした番組もつい見てしまうのですが,この種のオカルト番組がゴールデンタイムでお茶の間に垂れ流しになることは,いかがなものかと思います。

 まあ私には関係ないことなのですが,青少年に対する影響などを考えてみると,少し危険かなと思いますね。

 かつて,オカルトとしてユリ・ゲラーなどのブームがありました。

 そして,その延長としてカルト宗教が流行り,洗脳,催眠などを含む社会的に危険なカルトである"麻原=松本"らのオウム真理教などの出現を見たという経緯があります。

 こうしたことから考えてみても,私は非社会的な人間なので一般社会の人々にとっては大きなお世話かもしれませんが,何か危険な兆候を感じ,この番組を批判したいなという心境になりました。

 "スピリチュアル(スピリチァル)なもの=精神世界",あるいは超能力,心霊現象など超自然現象の存在については,私は少しでも科学を齧ったことがある人間の端くれとして,実験することもなしに頭から否定するという態度をとるような無粋な人間ではありません。

 むしろ,人間という限りある命しかない実体が宗教のような精神的支柱にすがりたい気持ちになるのは自然なことだと思います。私自身もこの歳になって,そろそろ何らかの宗教にすがりたいという気持ちになってきています。

 超能力,心霊現象なども旧ソ連,東欧のように科学として研究対象とする方が科学的態度としてはまともであり,人間の体から"赤外線を含む電磁波=オーラ?"が発せられているとか,現ロシアにいるとされる超能力少女の存在とか中国の気功とか,現実に有りそうだと信じるに足りるものはたくさんあります。

 UFOにしてもそれが"エイリアン・クラフト"であるというのは,ちょっと信じられないとしても,未確認飛行物体そのものの存在については否定できないのじゃないかと思っています。

 しかし,たかがスピリチュアルなものについて一連の勉強をしてきた一介の人物が"オーラ"という現象などにかこつけて,出演の芸能人が中世などにおける有名,無名の人物と重なるといったような,その人の前世が見える,などという神にも似たカリスマ的発言を行なうこと。。。

 これに対して一部の芸能人を中心にこの"江原啓之"氏の言動を有りがたく受け取って,いたづらにに無自覚に信奉しているという模様をTVで垂れ流しているTV朝日のスタッフに対しては,フジTVで問題になった「あるある大事典」という番組の例と同じく視聴率を稼ぐことのみに急奔して,彼のカルト的な言動が大勢の視聴者を洗脳するのではないか?,という危険な趣きを持つことを顧みることをしていない,と感じるのは私だけでしょうか?

 これは多くの電気メーカーが"マイナスイオン"とかいういかがわしい"謳い文句=キャッチフレーズ"を出して,明らかに売らんかなの思いのみで消費者を惑わす行動と同様,商業的利益に結びつく視聴率の上昇のみに主眼をおいたTV業界の思惑がからんでいるのでは?と思います。

 (2006年4/19の記事「マイナスイオン」 2006年8/26の記事「ホワイトノイズ,1/f ゆらぎ」参照)

 "江原啓之"氏は占い師の"細木数子"氏と同じく,カウンセラーとしての資質に限って見ていると,非常に優れた人物であると感じています。

 したがって,それだけに専念しているのであれば,私のような部外者が何らクレームをつける筋合いはなく,特に彼に対してのみ個人攻撃を加えるのも潔しとはしません。

 しかし,ゴールデンタイムに公共に電波で流されることの影響に鑑みて,スピリチュアル流行の典型例として槍玉に挙げたまです。

 要するに,前世云々という飛躍的な言動については,私はこれはちょっと行き過ぎではないか?と思い,TVでの垂れ流しについて柄にも無く世間に警鐘を鳴らす必要があるのではないかと思ったわけです。(再掲記事終わり)

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2008年12月24日 (水)

メサイアを聞く夜

 元々クリスマス・イブとかいってもいつも一人で寂しい夜ですがいつの頃からか仕事がオフのときはクリスチャンでもないのにヘンデルの「メサイア(Messiah;救世主(メシア)あるいはクリストゥス(キリスト;香油をそそがれる者)」を聞くようになりました。

 全曲だと2時間以上もかかるらしいですが私の所持しているCDは1枚だけで縮刷版?のようです。

 しかも大抵は退屈になっていつの間にか居眠りしてしまいます。

 (そういえばワグナー(W.R.Wagner)の「ニーベルングの指環(Der Ring des Niebelungen)」(例えば「ワルキューレの騎行(Die Walkure)」) なんかも長すぎるから全部は持ってないし全部を聞いたことないです。

 最近では音楽というと,酒飲んでカラオケを唄うくらいで,インストゥルメンタルが主体の音楽をじっくり聴こうというような心の余裕はめったにないですね。

 でも,実は音楽を聴くこと自体に癒しとか心を落ち着かせるものなどもあるのでしょうね。。

 例えば落馬して植物人間状態になった天才競馬騎手の福永洋一氏の治療に「アルビノーニのアダージョ(Adagio in G minor by Albinoni ) 」が使用されたという話を聞いたことがあります。)

 世間の行事といっても,正月や七夕など日本古来のものはともかく,クリスマスとかバレンタインとか毛唐ものはクリスチャン以外にとってはホテル,レストランとか,デパートや菓子業界などの商戦のためのイベントがメインであると心得ています。

 しかし,別に昔の私の亡父の口癖のように正月元旦でさえ「12月32日がナンボのモンじゃい。」と世を拗ねる必要もないので,私はそれなりにハイな気分で楽しめるものは楽しんでいます。

 でなぜか40歳くらいから,ここ20年くらいは音楽を聞く習慣ができて,クラシックである必要はないのですがクリスマス前後だとその関係の曲がメインですね。イブの夜に一人寂しく部屋にいるなら,「メサイア」ですし,もう少し明るい気持ちになるなら,チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聞くくらいでしょうか。

 年末が近づくとベートーヴェンの第九をいろいろな指揮者と歌手で何回か聞きます。

 世間を拗ねた天邪鬼の偏屈ジジィなのに,この趣味だけがなんで「右へ倣え」なんでしょうかねえ。。

 クラシック歌曲という意味ならクリスマスとか正月とか関係なく,ペールギュント(peer gynt)の中の「ソルヴェイグの歌」(ルシア・ポップ(Lucia Popp)←知らない?) ,

 あるいは,オペラ カルメン(Carmen)の中の「ミカエラのアリア(Micaela's Aria)」(キリテ・カナワ(Kiri Te Kanawa) , (ミレッラ・フレーニ(Mirella Freni)とか,大好きなものなどをゆったりとした気分で,色々な(メゾ)ソプラノ歌手の唄で,生で思いっ切り聞けたらいいなと思いますね。。

 クラシックの歌曲というと,普通ならシューベルト(F.P.Schubert)などを思いつくのでしょうが,私はクラシック自体ちょっと齧ったくらいで大して知らないので結構オペラ系のポピュラーな悲しい歌が好きです。

 オペラ トゥーランドット(turandot)の「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」とかもいいですね。パヴァロティ(Lucciano Pavarotti)など ,聴いてみて股間?が反応したものしか,また聴きたいとは思いません。

 (※参考までに,どちらかというとトリノ五輪の荒川静香がメインの映像。。)

 (あ,またインテリもどきのサロンぶった馬鹿な贅沢を言ってる。。貧乏人はクラシックじゃなくて悲しいカラード(colored)の歴史のこもったブルース(blues)だろう?)

PS:ところで敬愛する某キャバクラのマリア様はお元気だろうか?機会があったら元気なうちに子供集めてサンタもやりたい。。。← 愚か者よ。お前は今夜召される。。

 やはり寂しい夜だったので聞きました。CDはヘンデル(Handel)のオラトリオ(メサイア;Messiah)抜粋(highlights)でロンドン・フィル(London  phil.)演奏:指揮がカール・リヒター(Kahl.Richter)の1972年録音でした。ポピュラーなのはハーレルヤ,ハレルヤ,ハレルヤ,.. と連呼するところぐらいでしょうか?

 そのあと浅川マキの「前科者のクリスマス」 など聞いたりして寂しい夜は続くのでした。。

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2006年7月 1日 (土)

ユダの福音書(つづき)

  6/25の記事「ユダの福音書」で紹介した「ユダの福音書」を神学者の解説も含めて読み返してみました。

 どうも正統派から異端派とされているグノーシス派の福音書のようです。

 ユダ以外の12使徒はイエスをこの世を創造した創造神の神の子と誤解していて,ユダだけが違うと思っているというわけです。

 創造神は劣悪な神で,この地上世界はいわゆる失敗作だから,イエスやユダにとっては,こんな世の中はいらないということらしいですね。

 一神教どころか,天使を含めて神は無数にいるが,その中でも唯一の聖なる神にイエスが属しており,アダムとイブの第3の子であるセツの一族だけが,この世の肉の身を捨てたのちに魂として神の国に帰れる。

 そしてセツ以前の邪悪な神と関わる人間達もセツの家系であるイスカリオテのユダの仲介で救われる,というもので,イエスは肉の身で復活などしないし,誰も肉の身で復活するとも述べていません。

 この世を全知全能の神が創ったなら,なぜ邪悪な世界となったり,悪魔が存在するのか?というグノーシス派の主張なら私も知っていました。

 彼らグノーシス派とか,この「ユダの福音書」とかの主張は,「この世という邪悪な世界を完全に否定していて,肉の身で復活することなど必要はなくて神の国で魂として復活することのみが重要である」というわけです。

 したがって,勝ち組であるところのいわゆる正統派のカトリックの見解とは,ほぼ正反対の主張であるようです。

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2006年6月25日 (日)

ユダの福音書

 「ユダの福音書」の翻訳,解説のついた本を読み終えました。

 原本のパピルスからは,かなりの部分が欠け落ちて読みにくく,しかもそれ自体は短いものです。ですが,次のような内容は見て取れます。

 ユダは本当の意味での裏切り者ではなくて,むしろ十二使徒の中で彼だけがイエスの「真の理解者」であり,イエスを「神の国バルベーローの住人である。」と見抜いていたのも,彼だけでした。

 ユダはイエスが唯一対等に語りかけることのできる友人であり,特別な存在だったとさえ言えます。十三番目の精霊とも呼ばれているらしいです。

 イスカリオテのユダはイエスの命令によってイエスを裏切ったのです。

 ユダにとって,イエスはこの世界の王ではなくて,天上の王なのですから,この世界での裏切りなど,なんのことはなかったのです。

 原本には,ある「聖なる世代」を重要視しているように見えます。解説によると,それはアベルとカインの後のセツを起源とする世代ということです。

 つまり,アベルやカインの過ちを正された,次の正しい世代を指しているらしいのですが私にはちょっと何のことを述べているのか,よくわかりませんでした。

 かつて,ミュージカル映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」をビデオで見たことがありましたが,その中でもイスカリオテのユダが主人公であり,ヒーローでした。

 もっとも,その中での彼はイエスの行動をいくら考えても理解できず,とことんまで悩みぬいて問いかけ続ける,という役どころであったのですが。。。

 もっとも,正統派クリスチャンの間では,マルコ(十二使徒ではないが,最後の晩餐を行った家の持ち主の息子らしいとされ,四福音書の作者の一人)の創作ではないかと言う者もいるらしいですが私はそれは少し矛盾するのではないか,と感じています。

(過去の関連ブログ記事4/26の「インテリ=裏切り者」のルーツ」 5/9日の「ユダはインテリより上だった。」も参照してください。) 

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2006年5月 9日 (火)

ユダはインテリより上だった。

 以前,「『インテり=裏切り者』のルーツ」という題目で,"インテリ=ユダ(イスカリオテ)"がイエスを裏切ったのがそのルーツで,彼はイエスの死を見届けることなく首をつって死に,その死体の下に落ちていたイエスの血で購われ呪われた30枚の銀貨は誰も拾わなかった云々,ということを書きました。

(4/26の記事 「インテリ=裏切り者」のルーツ 参照) 

 しかし,最近になって,どうやらイスカリオテのユダがそういうことをしたという事実はなく,実は間違いだったのかもしれないようだという話が出ています。

 まあ,クリスチャンでなければどうでもいいことかもしれませんが。。。。

 というのも,昨日,友人が「ユダの福音書」という本を読んでいて,彼によるとそれには,"イスカリオテのユダは,自分が裏切り者であるという物語を作って自分が悪者を演じることが「イエス=キリスト」のため(布教のため?)になると考えた。",というようなことが書かれているらしいのです。

 そもそも,福音書というのはイエスが十字架にかかったあとに書かれた,あるいは編纂された,ものですから,福音書があるということは,ユダは首吊り自殺などせずに生きていたことになります。

 それに,別にユダが裏切らなくてもイエスが十字架にかかることは既に預言により予定になっていたのですから,もし福音書が本物で本当のことを書いているなら,そういうことがあってもおかしくはないな,と思いました。

 友人が読み終わったらこの「ユダの福音書」を借りて読むつもりですが,小説の「ダヴィンチ・コード」にしても,実はイエスには子供がいてその子孫が今もいる,という話です。

 キリスト教(当時はカトリックしかなかった)には,実は多くの福音書があったけれど,マタイ,マルコ,ヨハネ,ルカなど都合のいいものだけを聖書として残し,「イエスとマグダラのマリアの間に子供がいた。」などというようなことを書いているものなどは,キリストの神性(イエス=キリスト)が失われるというので捨てた,というのがダン・ブラウンの小説の内容です。

 これが,その通りの真実であるなら,ユダに関する作り話をしたこともまた有り得るかなと思いました。

 そうだとすると,イスカリオテのユダが12使徒の中で一番頭がよかったというのは事実だったということなので,「彼はインテリよりも上だった。インテリよりももっと賢かった。」というのが真実だということになりますね。

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2006年5月 2日 (火)

歯無しの話と竹内古文書

 日頃の不摂生のせいか,とうとう,まだ50代なのに上の前歯1本を残して永久歯が全てなくなってしまいました。

 

 つまり,ほとんどまったく総入れ歯になりました。

 

 平均の総入れ歯年齢より10年程度も若いのではないかと思います。

 

 そういう状態になったのが今年の初めのころで,巣鴨の自宅の近くの恵愛歯科という所で義歯を作ってもらいましたが,このごろやっと慣れてきたところです。

 

 一番安い義歯を注文したのに何故か保険が利かないとのことで,なけなしの大枚をはたいてしまいましたが,代わりに今まで痛くて食べられなかった好物のアタリメ(スルメ)やピーナッツなど硬いものは食べられるようになったのは幸いです。

 

 しかし,肝心のパンやご飯など比較的軟らかいものは,やはりうまく噛めないようで困ったものです。

 

 そもそも私は長年の間テキトーな歯磨きしかしていなかったのですが,動物などは,もちろん恒常的な歯磨きなどしないはずだし,大昔の古代人もそうしたことはしなかったと思いますから,まあ,砂糖を含むものをたくさん食べるようになった現代人の宿命かもしれませんね。

 

 それはさておき,歯の平均寿命というのは,元々せいぜい50年か60年くらいなのかも知れないとも思いました。

  

 昔,織田信長は「人間五十年」と謡ったそうです。

 

 戦国武士であったからそうなのかもしれませんが,そうした冷暖房もない昔のきびしい自然環境の中にいて,しかも現代のような医学や薬学などのなかった時代には人の寿命というのは高々50年程度であった,と言われても不思議ではありません。

 

 現代人の肉体の寿命が元々の歯の寿命を追い越してしまったために,義歯が必要とされるようになったと勝手に解釈することにします。

 

 しかし,昔,私の在籍した大学院の1年先輩で宇宙線が専門であったN氏は修士論文として「人間の寿命と宇宙線の関係」なる冗談のような題目の論文を書いたらしいです。

 

 嘘か本当か私には定かかではないのですが,その論文の中で「もし人間が宇宙線という放射線を全く受けることが無いなら天災や不慮の事故などによる死亡を除けば150年から200年は生きられるはずだ。」というような結論を導いたと聞いています。

 

 宇宙線というのは,宇宙,といっても主に太陽から地球上に隕石のように飛来して降りかかる(素)粒子のことを言うわけです。もちろん光もその一種です。

 

 一部の安定な粒子(電子,陽子,光子など)を除けば,大抵の素粒子は不安定なので普通に考えると,それらの粒子は太陽から地球に届く前に崩壊し消滅してしまうはず,と思われる程の極く短い寿命しか持たないのですが,実際にはちゃんと地球上の我々まで届きます。

 

 これは,相対論的効果によって,素粒子から見ると共に高速で運動している太陽と地球の間の距離がローレンツ収縮してほとんどくっついたような短かさになるためですね。

 

 同じことですが,地球から見ると高速で運動している素粒子自身の時間が遅れるため,地球で十分な時間が経っても素粒子自身にとっては,まだほとんど時間が経っていないことになるためと言ってもいいです。

 

 宇宙線にはπ中間子などのパイ・シャワーもあれば,ニュートリノのように人体には全く無害で地球まで素通りしてしまうものもあります。

 

 素粒子論研究者は巨大な加速器による実験データを必要としますが,加速器がなくても自然に存在する高エネルギーの宇宙線を観測することで,さまざまな有用なデータを得てきました。

 

 神岡鉱山の地下に設置してある「カミオカンデ」などはそうした観測基地のいい例です。

 

 実際には,一見無害な宇宙線に見える紫外線でさえ殺菌,つまり虫を殺すわけですから,人間に害があっても決しておかしくはなく,最近はUVカット(UV=ultra-viole=紫外線)なども推奨されているようです。

 

 また,極地では一日のほとんどが夜であるために酸素分子を分解してオゾンを生成するのに十分な光が少なく,またオゾンから酸素分子という逆反応も起きるのに,フロン濃度が高いため,この正反応が起きにくい状況にあるらしいです。

 

 しかも,南半球は大陸が少ない故,攪拌する気流も小さいという理由で「オゾン層の破壊」が進み,それが集中して「オゾンホール」が拡大している南極の近くのオーストラリア南部などでは,紫外線のせいで"皮膚がん"になる人が急増していると聞いています。

 

 また,放射線の大量被曝による原爆病の症状は急速な老衰に似ているらしい,ということからも,宇宙線被爆による寿命の短縮というのは十分あり得る話だと思います。

 

 旧約聖書の中では,「メトセラ」という名の男性が960歳くらいまで生きたとか書かれています。

 

 そういえば,日本の神話時代の古代天皇にも中には数百歳まで生きたとかいう記述があったと記憶しています。(記憶違いかな?)

 

「武内宿禰(たけうちのすくね)」の子孫を標榜した「竹内巨麿(たけうちきよまろ)」のおこした天津教のバイブルである「神代史=竹内古文書」(一般には偽書とされている)によると,

 

 ノアの洪水というのは地球規模で起こった天変地異であり,それが原因で人間はそれ以前より寿命が十分の一くらいまで縮んで現代に至っているといいます。

  

 つまり,その天変地異によって,電離層だの,ヴァン・アレン帯だの,オゾン層だのがかなり破壊された結果,太陽からの宇宙線が直接降り注ぎ,その放射能のせいで老衰が促進されたというわけです。

 

 実際,メソポタミアの叙事詩である「ギルガメッシュ」にも,また,ホメロスの書いた「オデュッセイア」にも大洪水があったということが記してあるらしいので,

 

 恐らく古代のある時期にノアの洪水のようなものが,全地球規模であって,その記憶がそれらに記されているのかもしれません。

 

 そればかりではなく,古代インドの聖典「リグ・ヴェーダ」の中だったか?叙事詩の「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」の中だったか?

 

 そこには,古代にも既に核戦争があったとも取れる記述がある,と聞いています。そして,前記の天変地異は,その超古代の核戦争の結果かもしれない,とも言われています。

 

 まあ,核戦争,核爆発といえば,聖書の中の神による「ソドムとゴモラの破壊」にも,それらしいものがありますね。

 

 また,ノアの箱舟といえば,その残骸がトルコ北部のアララト山に残っているという話も聞きます。

 

 イヤ,完全な検証は不可能とはいえ,何でもアリですねえ。。。

 

 まあ,そもそも,旧約聖書も含めて,こうした神話というものは多かれ少なかれ荒唐無稽なものですから頭から信じるわけにはいかないのはもちろんですが。。

 

 もっとも,そうしたオゾン層なりが今よりはるかに厚かったとすれば,ノアの洪水以前の地球は今よりえらく暗くて寒かったことになり,逆の意味で生きていけるかどうかも疑問です。

 

 人間を含む生物が生きていくための全エネルギーは,地熱を除けば全て太陽から注がれる光(放射線)によって得られるものです。(石炭,石油の化石燃料も実は太陽が源です。)

 

 太陽からは良質の(ントロピーの低い)エネルギーを受け取って,それを消費してエントロピーを増大させる,というメカニズムで生物が生きていけるわけです。

 

 太陽無しでは,地球生物は一日たりとも生きてはいけません。

 

 そういう意味では太陽はいわゆる両刃の剣ですね。

 

 「竹内文書」というのも非常に荒唐無稽なもので,山根キクの「光は東方より」という書と同じく,イエス・キリストは,その幼年から少年時代を日本で暮らしたとされています。

 

 その書では,イエスは,少年時には天つ神を祀った皇祖皇大神宮に仕え,青年になってから命を受けてユダヤに渡り,「決して死んではならぬ」という命令を守って,弟のイスキリを身替わりにして日本に帰り,「八戸太郎天空」なる名前で天寿を全うしたとされているそうです。

 

 そして,青森県は戸来村(へらいむら)(=現在の新郷村)の十和利山(とわりさん)付近の十来塚(とらいづか)がキリストの墓であるとか,その弟の墓である(死体はエルサレムで耳だけ祀られている)とかが,書かれているそうです。

 

 さらには,モーゼ,マホメットや釈迦(ブッダ)など,昔の有名人はみんな日本で修行したと書かれているそうですから,ここまでくると,ちょっとアキれてしまいますね。

 

 まあ,ユダヤ教やイスラム教では,イエスは「キリスト=メシア=神の子」ではなく,

 

 マホメットなどと同じく単なる預言者(=神の言葉を預かる者という意味でノストラダムスや,ネブカドネザル王に仕えたダニエルなどの"予言者=超能力者"とは異なる)の一人に過ぎないとされています。

 

「イエスは神の子ではなく普通の人間である」とされた方が,私には現実的ではありますが。。

 

 ただ,川守田何某かの研究によると,青森のその近辺には「ナニャドラョ」などというヘブライ語らしい歌詞の民謡があるというし,赤ん坊の頭に赤い十字の印をつけるという風習もあるらしいともいうし何かしら不思議ですね。

 

 もっとも,日本と「ヘブライ=ユダヤ」との関係というと,伊勢神宮の紋章であるカゴメの印がユダヤの紋章:"ダビデの星"にそっくりなのは有名です。

 

 また,「小谷部全一郎」氏らのいわゆる「日本シュメール学派」によるものだったか?ちょっと忘れましたが,

 

 日本人はユダヤ十二支族のうちの失われた十支族のいわゆる"ミッシングリンク"(ハム族(ホモ族)に対するセム族)に属するものである,という説があり,これは国学者「津田左右吉氏」らによって痛烈に批判されたという歴史もあったと聞きます。(日本・ユダヤ同根説)

 

 皇祖皇大神宮という大層な名前もそうですが,日本は神の国であり,世界の中心であるという強烈な鼻持ちならないナショナリズムが芬芬なのは,大八州(おおやしま?)と小八州という考えです。

 

 これは日本という国は,"世界=地球=大八州"の縮図であり,小八州である,というものです。

 

 つまり,九州がアフリカ,四国がオセアニア,本州がアジアとヨーロッパのユーラシア,樺太と北海道がナ南北アメリカというように,日本の各地方は世界の大陸の縮図となるようにできていて,これこそが日本が"世界の中心"である証拠である,というわけです。

 

 言われてみれば,そうも見えてくるから不思議ですが,全く呆れてしまいますね。これは大東亜共栄圏の思想にも通じる話ですね。

 

 まあ,こうした選民思想は,戦前のナチスやワスプ,そしてユダヤにもあったわけで,

 

 今では"God bless America(神はアメリカを賛美する)"という歌の歌詞に象徴されるごとく"世界の警察"たらんとする傲慢な大国:アメリカ合衆国に受け継がれているようです。

 

 まだまだ「竹内文書」には,色々書かれているようで,古代地図には「ミヨイ」と「タミアラ」という大陸があって,これらが,それぞれ「ムー」と「アトランティス」に対応しているといいます。

 

 また,古代天皇は天鳥船(あめのとりふね)に乗って,世界を空から巡幸してまわったともいわれています。

 

 まあ,海外でも,ピラミッドやストーンヘンジの設計で,黄金分割やファイ螺旋が使われていて,いわゆる「フィボナッチ数列」が何らかの形で関与しているのも不思議なことです。

 

 荒唐無稽というと,先に述べた「ギルガメッシュ」などの神話もそうですが,新約聖書の中でも謎に満ちたヨハネの「黙示録」があるし,ダンテの「神曲」とか,新しい方では,スウェーデンボルグの臨死体験やデニケンの「神=宇宙人説」などの様々な諸説など色々ありますね。

 

 その他,日本でも韓国のハングル(諺文)に似た,超古代の文字である「神代文字」が存在していた,という話があります。

 

 また,秦(はた)という姓の日本人は,秦の始皇帝の命を受けて東海にある蓬莱山へと,不老不死の妙薬を求めて旅立ち熊野に漂着した徐福(じょふく)の一族の末裔であるという話もあります。

 

 あるいは,京都の太秦(うずまさ)とはローマのことで,日本語では理解できない,"うずまさ"という読み方をするとか,山車を"ダシ"と読むのはインド付近のシルクロードの言葉だ,とかまだ色々あります。

 

 近代に近いほうでは,「義経はジンギスカンである。」という話もありますね。

 

 これも「小谷部全一郎」が始まりらしいですが,義経がジンギスカンと同一人物であるというのはともかく,義経が影武者を犠牲にして弁慶と共に蝦夷方面へ落ちのびた,というのは有りそうな話だと思います。

 

 鞍馬寺の義経祭は,歴史的な義経の誕生日や命日ではなく,ジンギスカンの命日である八月十五日に行われるらしいのも不思議です。

 

 高木彬光氏の小説「成吉思汗の秘密」によると,義経の死後,白拍子の静御前が「しずやしず・・中略・・・昔を今になすよしもがな」と歌ったことへの返歌として,

 

 実際はまだ生きていた義経が「成吉思汗(なすよしもがな)=ジンギスカン」という名前で返したのではないか?という落ちになっているのは,とても興味深いです。

 

 なお,記事本文での「竹内文書」など"超古代"に関するモノの出典は,昔,正会社員の時代に読みふけった佐治芳彦氏著の多くの啓蒙書による記憶に頼るところが,ほとんどです。

 

 もちろん,これらを丸呑みに信じているわけではありませんが,自然科学と違って,歴史,特に古代史では"トンデモ学説?"と呼ばれているものをも完全に否定することはできません。

 

 これらを実験で確かめる方法としては,それこそ,タイムマシンに乗ることくらいしかありませんから。。。

 

 まだまだ,例えば「ナスカの地上絵」などは気球から見ることなら古代でも可能ですが,古代にはるか上空からしか見てもわからないような絵を描いたのは何故か?ということを含め,色々と私には不思議でたまらないことは尽きません。

 

 しかし,私自身が思想的には正反対であるのにも関わらず,それを抜きにして好奇心を持つと夢中になってしまうのは今も昔も変わらない困った性分ですねえ。。

 

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2006年4月26日 (水)

「インテリ=裏切り者」のルーツ

 インテリという言葉は非常に嫌な響きを持っていると感じる。

 特に,インテリとは裏切り者の代名詞である,と思っている人は多いと思うが,そのルーツ(起源)はどこにあるのだろうか。

 このことについて,いつかどこかで聞いたか読んだかしたことを思い出すと,本当かどうか知らないがその答えは新約聖書の中にあるということであった。

 つまり,聖書によると,イエスの12使徒の中には,そのころのヘブライ人にはありふれていたと思われるユダという名前の人物が二人いた。ベッサイダのユダとイスカリオテのユダである。

 後者は12使徒の中で最もインテリであり,イエスや使徒といえども生活のために貨幣を使っていてその財布を任されていた人物であったのだが,その才覚のため,結局は「イエスが十字架で処刑されることに加担した=イエスを売った」とされており,それが「インテリ=裏切り者」のルーツらしいというのである。

 その話の真偽はともかく,私もインテリというのは嫌いだ。最初,ニフティサーブの「FSCI=サイエンスフォーラム」その後に「FPHYS=物理フォーラム」に入ったのであるが,その中にはいわゆるインテリがうじゃうじゃいるのではないかという危惧を感じ,つきあっていけるのかどうか不安であった。

  こうしたフォーラムの会議室(今でいう「掲示板」)で発言をするのは,何か博識であるとか頭がいいとかを一生懸命自慢しているようであり,そのフォーラムというのはそういう人たちのサロンではないか,というイメージがずっと抜けなかった。

 実際,自分達の科学的知識をパロディー化したような話題もときどき現われて,そこにコンプレックスのようなものを感じたものである。

 しかし,よく考えるとインテリに限らず,プロやセミプロといわれる人々は実際に自分の特技,得意な分野を生かし,さらに努力して伸ばしてきたわけだから別に自慢してもいいではないかと思うようになってきた。

 たとえ学と名がつく分野でも,得意とするものについて自己主張することで,自己の実存を得たり,生活の糧を得たりしているのだから,「自慢=自己主張」であると考えて肯定的に捉えてもいいのではないかという考え方に次第に変わってきたものである。

 とはいえ,インテリという言葉は使いたくないという気持ちに変わりはない。何かいやらしい響きを感じてしまう。やはり聖書の中のユダのせいだろうか?

 インテリジェンスのある人と言えば少しはやわらかくなるが,博識とかいっても「たかだか知ってるか知らないかの違いではないか」と思ってしまうのは私だけかなあ。。

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