本当にやりたいことと資本主義
「本当にやりたいことであればお金を払ってでもやりたい。」=「それに費用がかかるならお金を払う。」というのと,「やりがいのある仕事をしてお金をもらう。」というのが矛盾することがあるのが資本主義社会の一面だと思います。
絵を描くのが好きだ。歌を唄うのが好きだ。野球,サッカー,相撲,ゴルフetcが好きだ。じゃあ,お金を払ってもやりたいですか?もちろん, アマチュアのままでいるのなら,別に,問題や矛盾はないでしょう。
しかし,本当に「好き=生きがい」で努力してプロになった方,またはプロを目指す方が存在します。プロスポーツであれば,「土俵,イヤ野球場にはお金が落ちている。」という人々についてはどうでしょう。
46歳にして現役選手を続けたいという「工藤投手」,彼の場合,「自由契約=クビ」でもプロとしてであるなら,「お金を払ってでもやりたい。」のではないか?と想像しますが,現実には選手としてそうした身分は許されないでしょうね。
プロというのはお金をもらうこと,あるいは金が取れることをも意味します。プロスポーツがある場合には,その選手であればプロであることがアマよりも技術,またはパフォーマンスとして上であることを意味するからです。そもそも下手であれば何でお金がもらえるの?とかです。。
スポーツには限りませんが,これが資本主義社会でしょうね。
(「俺の芸,俺の技術は売り物じゃねえや」という考え方もあるでしょうが。。)
命や心を救うであろう医師や医療技術者,または,まさに看護や介護に従事する人々,そして他人に教える仕事である教師とか,直接,他人を助ける支援する仕事をお金を払ってでもやりたいという方もいるでしょう。
実際,「ボランティア=無償奉仕?」で人助けをやっておられる人もいるでしょうが,資本主義社会では,逆に「お金をもらわないでやる=プロではない」ということは,彼,彼女には「責任がない(無責任)」=「お金もらってないのだから失敗しても責めるられるいわれがない。」という意味もあります。
例えば,臨床,医師の資格のない人が,相手を助けたい一心で無料で医療行為を行いたいと言っても良心,やさしい心であっても受け入れられるものではありませんね。好意であっても犯罪行為です。
それに,無料奉仕では別に生活の糧を得る手段を持っていなければなりません。生きていくのがギリギリの社会ではそもそも「本当に好きなこと」を趣味嗜好でやっている奴なんて「鼻持ちならない奴」ということもあるでしょうね。
(これは自分の存在自体が他の存在の排斥を意味する「原罪」のようなものでしょうか? 2009年5/24の記事「 カルネアデスの舟板」でも書いたように生産性が足りていれば「原罪」に縛られることはないのでしょうが。。
必ずしも生活の糧の話だけではなく「ナンバー・ワンにならなくてもいい,元々特別なオンリー・ワン」(←盗作)というのと逆の意味で,自分の存在が他の存在意義を排斥することがあるという意味もありますが。。。)
過去に教師であっても,引退した後はお金を払っても教える対象がいないこともあるでしょう。教えるという行為はそれ自身相手に対してある程度の優越感を感じたり,相手が知識,知恵を得ることで感謝されれば自分も嬉しいというようなお金ではない報酬が得られます。
上記の人助けに属する仕事は,もしも資格不要で給料も不要な金持ちの道楽であれば,感謝されて嬉しいという報酬=これもエゴが満足されるでしょう。
私自身が持っている実存と社会性という矛盾=二枚舌を正当化するために現在が理想社会ではないからという意味で社会背景や経済構造を持ってくるのは大げさで僭越だとは思いつつ。。。今日の雑感です。。
(↑ むずかしげに見えることを書いて気取ってみても,自分が単にエロが好きでスケベな変態ジジィであることを肯定してるだけじゃん。。。)
PS:そうそう,大事な例外?を忘れていました。お金を得ること,あるいは金持ちになること自体が「本当にやりたいこと」であるという場合もありましたね。
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